「REC」脚本家のサイコスリラー、予告で描かれる痛みを感じない子どもたちの恐怖
2013年8月15日 18:00
[映画.com ニュース] 大ヒットホラー「REC レック」のルイソ・ベルデホが脚本を手がけたサイコスリラー「ペインレス」が、日西交流400年を記念し、スパニッシュホラー4作品を上映する特別企画「スクリーム・フェスト スペイン2013」のオープニング作品として、9月7日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で劇場公開されることが決定。あわせて公開された予告編では、現代と過去のスペインで起こった出来事が交錯し、痛覚を持たない子どもたちと人体実験に隠された驚がくの真相が明らかになっていく。
1931年、内戦時代のスペインで、原因不明の病によって痛覚を持たない子どもたちが生まれ、人里離れた保護施設に隔離されていた。時は現代のスペインに移り、神経外科医デビッドは交通事故から奇跡的に生還するが、リンパ腫に冒されていることが発覚。骨髄移植を受けるため、実の両親について調べ始めたデビッドは、これまで封印されてきた過去に直面する。
本作に登場する子どもたちは、痛みを感じず過剰な自傷行為を繰り返す。予告編では、無表情の子どもが自らに火をつけるなど残酷な暴力性をのぞかせ、恐ろしい存在としてリハビリの名のもとに隔離される様子が映し出される。現代と過去をつなぐ恐ろしい事実の一端が垣間見える。
「ペインレス」は、9月7~20日にヒューマントラストシネマ渋谷で公開。「スクリーム・フェスト スペイン2013」は、9月7日~10月4日に同館で開催。