スコセッシ×デ・ニーロで描く異色のマフィア映画「マラヴィータ」11月公開
2013年8月13日 18:30
[映画.com ニュース] マーティン・スコセッシ製作総指揮×ロバート・デ・ニーロ主演で、元マフィアとその家族が本物のマフィアに立ち向かう姿を描く「マラヴィータ」が、11月に公開されることが決定した。
「真夜中のピアニスト」の脚本家トニーノ・ブナキスタの小説「隣のマフィア」をもとに、脚本も兼ねたリュック・ベッソン監督が米仏のカルチャーギャップを巧みに織り交ぜながら、主人公たちの波乱にみちた異国での生活を描きだし、スコセッシが本格的なマフィア映画の要素をもたらした。
スコセッシ&デ・ニーロの傑作「グッドフェローズ」の引用など、遊び心のあるシーンの数々も見どこ ろだという。怒れる元マフィアと哀愁漂う父親の顔をデ・ニーロが演じ分けたほか、妻のマギーをミシェル・ファイファー、一家を監視するFBI捜査官スタンスフィールドをトミー・リー・ジョーンズが演じ、人気テレビシリーズ「Glee」のダイアナ・アグロンがフレッドの娘ベル役で共演した。
FBIの証人保護プログラムを適用され、家族とともに偽名を使って世界各地の隠れ家を転々としている元マフィアのフレッド・ブレイクが、仏ノルマンディー地方の田舎町に引っ越してくる。地元の人々に溶け込もうとする一家だが、かんしゃく持ちのフレッドは事あるごとに昔の血が騒ぎ、妻マギーとふたりの子どもも行く先々でトラブルを起こしてしまう。そんな中、積年の恨みを抱くマフィアのドンがフレッドの居場所を突き止め、殺し屋軍団を送り込んでくる。
「マラヴィータ」は、11月からTOHOシネマズ有楽座ほか全国で公開。