「映画泥棒」でおなじみカメラ男がパトランプ男によって逮捕!
2013年4月27日 08:00

[映画.com ニュース] 「世界知的所有権の日」にあたる4月26日、米国大使館のジョン・V・ルース大使、日本国際映画著作権協会(JIMCA)代表取締役の味村隆司氏、映画盗撮防止を呼びかけるマナー啓蒙CM「NO MORE 映画泥棒」でおなじみのカメラ男とパトランプ男が、都内の劇場で映画の著作権保護の重要性を訴えた。
「世界知的所有権の日」とは、発明家や芸術家による社会貢献や知的財産についての理解を深めるため、世界知的所有権機関 (WIPO) が2000年に制定した記念日。この日の記念上映に選ばれたのは、スティーブン・スピルバーグ監督がダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの人生を描いた伝記ドラマ「リンカーン」。ルース大使は、「私も2回見ているけれど素晴らしい映画。言うまでもなく、映画は世界で最も革新的な産業のひとつ。違法な海賊版は、考案者や投資家の努力を損なう行為。世界中の映画製作者が法的保護を享受できるという確信が必要」と力説。また、「リンカーンは米国大統領の中で唯一の特許権者だった。映画産業とは無関係だけど、知的財産権の大切さを改めて気づかされる」と語った。
著作権の普及活動を行っている味村氏も、「我々のゴールはエンタテインメントの市場を拡大すること。アメリカの映画やテレビ番組は日本でも大変人気。日米両国の経済発展に貢献し、新しい作品を提供する機会を作るには、著作権の保護が不可欠」と訴えた。すると、盗撮を試みようと劇場内に潜んでいたカメラ男がルース大使の摘発により発見され、パトランプ男によって逮捕されるというひと幕も。会場の観客に、改めて劇場内での不審な行為への通報の協力を呼びかけた。
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