上祐史浩氏、オウム逃亡犯題材の映画の感想を「言語化難しい」 : 映画ニュース

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上祐史浩氏、オウム逃亡犯題材の映画の感想を「言語化難しい」

2012年12月27日 11:45

「ひかりの輪」代表上祐史浩氏「愛のゆくえ(仮)」

「ひかりの輪」代表上祐史浩氏
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[映画.com ニュース]オウム真理教事件に関与し、全国指名手配された平田信と、その17年間に及ぶ逃亡生活を支え続けた女性をモチーフにした「愛のゆくえ(仮)」が現在、東京・ポレポレ東中野で上映されている。12月26日の上映後、かつてオウム真理教の信者として活動し、現在は宗教団体「ひかりの輪」の代表を務める上祐史浩氏がトークショーに出席。冒頭「重大な事件を起こした責任を有する者として、逃亡犯が長らくご迷惑をかけたことを深くお詫びしたいと思います」と謝罪し、「信仰から脱するには時間がかかるもの。平田が出頭するまで17年という歳月がかかったのも必然的だったと思う。映画の感想を言語化するのは難しい」と複雑な胸中を明かした。

映画は人目を避けて生きる男・浩司と、本名を隠して社会生活を送りながら男を生かし続けている女・陽子のふたりが、いつか訪れる“終わり”を予感しながら愛し合う姿を描く。青森県・六ヶ所村核燃料再処理工場の問題を背景にした「へばの」を手がけた木村文洋監督がメガホンをとり、主演女優の前川麻子とともに脚本を執筆。この日、木村監督はトークショーの聞き手として、上祐氏と対談した。

上祐氏は「逃亡中の平田は、仮名で虚構の自分を演じていた。映画と違って、観客もいないなか演技をするのはつらいだろうと思った」と気持ちを代弁。東日本大震災を機に、出頭を決意したとされる平田被告の言動に「オウムの中心には、ハルマゲドンから地球を救うという教義があった。しかし実際に起こったのは、人を傷つける結果になる自作のハルマゲドンだった。東北震災を通して、現実の苦しみとはこうなんだと、今までの間違いに対して覚めていったのかなと思う」。平田被告の逮捕を皮切りに、指名手配されていた元信者の菊池直子、高橋克也が相次いで逮捕された2012年を「ひとつの区切りであり、私を含めた元関係者の取り巻く環境にも、大きな影響を与えた」と神妙な面持ちで振り返った。

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