ジョニー・デップが9度目の来日、初の吸血鬼役「夢かなった」

2012年5月12日 20:46


熱烈なファンサービスを展開したジョニー・デップ
熱烈なファンサービスを展開したジョニー・デップ

[映画.com ニュース] 来日中の米俳優ジョニー・デップが5月12日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた主演最新作「ダーク・シャドウ」のジャパンプレミアに、8度目のタッグを組んだ盟友のティム・バートン監督とともに出席。キャリア初となる吸血鬼役に挑み、「バンパイア役は子どもの頃からのあこがれ。夢がかなって感激だよ。何より大好きなティムと一緒に実現できて最高だよ」と日本のファンにアピールした。

デップの来日は2011年3月の「ツーリスト」来日PR以来1年2カ月ぶり9度目。現在、新作「ローン・レンジャー(原題)」の撮影中で当初は来日困難と目されていたが、親日家であるデップが滞在2日間という強行スケジュールで日本入りした。関係者によるとデップが本作のキャンペーンに姿を見せるのは、アメリカ、イギリス、日本の3カ国のみ。本作はデップ演じるバンパイアが、没落した子孫の繁栄を取り戻そうと悪戦苦闘するブラック・ファンタジーだ。

会場には、舞台となる怪しげな豪邸をモチーフにしたセットが設営され、映画の世界観を再現。幸運にもレッドカーペットに招待された一般観覧者1000人は、目の部分を切り抜いた赤い布を被ってデップらを迎え入れた。デップは「いつも温かく迎えてくれてありがとう」と挨拶し、100メートルのレッドカーペットを約1時間かけて歩き、マスコミ各社の取材やファンサービスに丁寧に応じていた。

バートン監督は2010年3月に行われた「アリス・イン・ワンダーランド」の来日キャンペーン以来、2年2カ月ぶりの来日で、「家族や人生は奇妙なもの。この映画を通して、だからこそ、愛すべき存在なのだと伝えられれば」と本作のテーマを語る。デップとは8度目のタッグだが、「常に変幻自在だから、毎回まったく違う人物と仕事しているみたいだよ」と“カメレオン俳優”の異名をもつデップに最敬礼だった。

魔女の呪いによって、バンパイア状態で墓に生き埋められた裕福なプレイボーイのバーバナス(デップ)は、ひょんなことから200年間ぶりに“生還”。彼の目に飛び込んだのは、変わり果てた1972年の世界と、すっかり落ちぶれた末裔たちの姿だった。エバ・グリーンミシェル・ファイファーヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツら豪華女優陣が“吸血鬼”デップの脇を固める。

ダーク・シャドウ」は5月19日から全国で公開。

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