野口聡一氏&B・オルドリン氏、日米宇宙飛行士が「宇宙兄弟」出演
2012年3月23日 15:30
[映画.com ニュース] 宇宙飛行士の野口聡一氏とバズ・オルドリン氏が、小栗旬と岡田将生が共演する「宇宙兄弟」に本人役で出演していることがわかった。米フロリダのNASAケネディ宇宙センターでの撮影に加え、本物の宇宙飛行士が出演することでリアリティを追求した。
今作は、モーニング(講談社刊)で連載中の小山宙哉の人気漫画を、森義隆監督のメガホンで実写映画化。幼いころから宇宙飛行士を夢見ていたムッタ、ヒビト兄弟が、ふたりで交わした約束を胸に日本人初の兄弟宇宙飛行士を目指す姿を描く。麻生久美子、濱田岳、新井浩文、井上芳雄、塩見三省、堤真一らが共演している。
野口氏は、日本人で初めてISS(国際宇宙ステーション)で船外活動を行った実績を持つ。ムッタ、ヒビトのあこがれの宇宙飛行士として回想シーンに登場し、ブルースーツ姿を披露する。一方のオルドリン氏は、アポロ11号の乗組員としてニール・アームストロング氏とともに月面を踏んだことで知られる。劇中では、弟ヒビトの打ち上げを見守る兄ムッタに、「あのでかいロケットを打ち上げる動力は“人間の魂”だ」と宇宙にかける夢と思いを語り、「俳優には出せないリアリティと言葉の説得力がある」と森監督お墨付きの演技を見せた。
「宇宙兄弟」は、5月5日から全国で公開。