綾野剛“思い出の地”ユーロスペースで「成長した姿を見てほしい」
2011年12月18日 02:00

[映画.com ニュース] 俳優の綾野剛が12月17日、東京・渋谷のユーロスペースで公開された出演作「孤独な惑星」の舞台挨拶に登壇。共演する竹厚綾、三村恭代、水橋研二、筒井武文監督とともに初日を迎えた。孤独を生きる現代の若者たちを描いたラブストーリー。綾野にとって、同館は初の主演作「Life ライフ」(2007/佐々木紳監督)が封切られた“思い出の地”で「本当に感謝している。ぜひ、ここで成長した姿を見てほしい」と感慨深い表情を浮かべていた。
隣人カップルの痴話げんかに悩まされる真里(竹厚)の部屋に、その隣人・哲男(綾野)が“避難”してきたことから、ふたりの奇妙な共同生活が始まる。一方、突然の哲男の失踪に恋人の亜理紗(三村)は途方に暮れる……。筒井監督が、映画美学校の“フィクション高等科コラボレーション企画”に参加し、学生と共同で2008年に撮影した。3年半越しの公開に、綾野も「時間が過ぎてもいいものはいいし、時代の変化に感化されない作品だと思う」と胸を張る。
モデルとして数多くのファッション誌で活躍する竹厚は、本作が女優デビュー作で「私にとっては思い出深い作品」。演じたヒロイン・真里とは共通点も多いといい「性格や他人との距離の取り方も含めて、自分の地で演じることができた」と振り返った。一方、“恋敵”の亜理紗を演じる三村は「かなり激しい役です」。真里と亜理紗が対じするシーンでは「あえて本番まで顔を合わさせず、『お互い、相手を負かしてください』とけしかけた」(筒井監督)という。
男性陣は「どうしようもなく、タチが悪い男で、持ち前の素直さで他人を傷つける」(綾野)、「僕も負けずとダメ人間」(水橋)と後向きのアピール。筒井監督は「僕自身はほとんど演出していないし、現場でも一番楽しんでいた。4日間の物語のなかで、それぞれがどのように感情を変化させるか。ぜひ、4人のアンサンブルに注目してほしい」と語った。
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