“カラテガール” 武田梨奈「海外進出が夢から目標に変わった」
2011年2月5日 17:15
[映画.com ニュース] 次世代アクション女優として注目される武田梨奈主演の「KG カラテガール」の初日舞台挨拶が2月5日、東京・新宿バルト9で行われ、武田をはじめ、飛松陽菜、中達也、リチャード・ウィリアム・ヘセルトン、木村好克監督、西冬彦プロデューサーが登壇した。
伝説の空手家・紅宗次郎の子孫である紅彩夏(武田)が、家族のかたきを討つため、“伝説の黒帯”を狙うナゾの集団へ復しゅうを誓う。見どころはCG、ワイヤー、スタントを一切使わない“実戦”アクション。武田は空手の全日本チャンピオンで、16歳のときにプロデューサー兼アクション監督の西に見出され、「ハイキック・ガール!」の天才空手少女役でスクリーンデビューした。
武田は、「前回を超えなければというプレッシャーもあるなか、左腕を骨折してしまい、責任を感じたことも。皆さんに支えられて、今日ここに立たせてもらった」と感無量。西は、武田をスカウトした様子を「横浜の道場で出会い、『17歳の青春をオレにくれ』とお願いしたら、澄んだ瞳で『ハイ』って言ってくれた」と述懐。今回の成長ぶりに「すごいでしょ! 日本にもここまでアクションができる女優がいるんですよ」と称えた。
一方、同じく西にスカウトされ、今回デビューを飾る飛松は「最初は演技に興味なかったが、実力を発揮できたので良かった。スクリーンに映るのは恥ずかしいですけど」。こちらも撮影中、血だらけになり病院に搬送されたといい、体当たりの熱演だった。
現在はネット上にアップされた予告編だけで、各国から問い合わせがあるといい、近々開幕するベルリン国際映画祭のマーケットで本編上映されることも決定。武田は「海外進出が夢から目標に変わった」と大喜び。今後の夢は「あこがれのジャッキー・チェンさんから『共演しろ』と指名されること」だとさらなる飛躍を誓った。