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加瀬亮主演「海炭市叙景」、シネマニラ映画祭でグランプリ含む2冠

2010年12月6日 16:06

公開に向けて幸先の良いスタート「海炭市叙景」

公開に向けて幸先の良いスタート
(C)2010佐藤泰志/「海炭市叙景」製作委員会
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[映画.com ニュース] 加瀬亮の主演最新作「海炭市叙景」が12月5日(現地時間)、フィリピンの第12回シネマニラ国際映画祭のコンペティション部門で、グランプリと最優秀俳優賞の2冠に輝いた。最優秀俳優賞は、オムニバス作である同作に主演した加瀬、谷村美月南果歩小林薫三浦誠己ら俳優陣と、熊切和嘉監督がオーディションで選んだ北海道・函館在住の市民によるキャスト陣の全員に対しておくられた。

同作は、1990年に自殺した函館出身の作家、故佐藤泰志さんの遺作を映画化。多くの地元市民が映画化を熱望し、大規模な募金活動が奏功し4000万円の予算のうち1500万円が集まった。18編で構成された短編小説から5つの物語を抽出し、バブル崩壊後の不況に苦しむ市井の人々が必死に生きる姿を丹念に描く。

熊切監督は、2部門戴冠に「とてもうれしいです。グランプリはもちろんですが、プロと素人のアンサンブルキャストを評価していただけたことは、今後自分が映画を撮っていくうえで非常に励みになります」と喜んだ。製作実行委員長の菅原和博氏も、「函館市民全員で、この喜びを分かち合いたいと思います」とコメントを寄せた。

同映画祭は、99年の開催スタートから一貫し、フィリピンと東南アジアの映画に焦点を当てている。50作品が上映された今回、「海炭市叙景」が出品されたコンペティション部門には、イタリア映画「And Peace On Earth」、韓国映画「The Housemaid」など計9作品で栄冠を争っていた。

海炭市叙景」は、12月18日から全国で順次公開。

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