尾野真千子主演「トロッコ」がモントリオール世界映画祭へ!

2010年6月4日 16:30


さあ、いざ北米進出だ!
さあ、いざ北米進出だ!

[映画.com ニュース] 尾野真千子の主演最新作「トロッコ」が、8月26日にカナダで開幕する第34回モントリオール世界映画祭の新人コンペティション部門への正式出品が決定した。

川口浩史監督がメガホンをとった同作は、芥川龍之介の短編小説が原作で、映画化に当たって舞台を大胆にも台湾に置き換えた。また、少年の成長を描いた原作から、母と息子2人の再生の物語へ。尾野にとっては初めての母親役、それも夫に先立たれて2人の息子をどう育てていくか途方に暮れるという難役を熱演した。

1977年から開催されている同映画祭は、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ北米最大級の映画祭。過去には奥田瑛二監督作「長い散歩」がグランプリを獲得したほか、昨年は根岸吉太郎監督が「ヴィヨンの妻/桜桃とタンポポ」で最優秀監督賞を受賞するなど、日本映画との相性が良いことでも知られている。

尾野は、「日本の心の映画を台湾の人たちと理解し合いながら撮り、その映画が世界の人たちに見ていただける。素晴らしい機会に恵まれて、本当にうれしいです」とコメントを寄せた。川口監督にとっても、助監督時代に師事した奥田監督がグランプリを獲得した縁起の良いモントリオールだけに、その動向に注目が集まる。

トロッコ」はビターズ・エンド配給で、現在公開中。

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