真野恵里菜「怪談新耳袋 怪奇」で銀幕デビュー 北米プレミアも決定
2010年4月30日 05:00
[映画.com ニュース] 「ハロー!プロジェクト」所属で、歌手のほかTVドラマ、舞台、CMなど幅広く活躍する人気アイドルの真野恵里菜が、キングレコード配給で9月に公開される「怪談新耳袋 怪奇」で、映画初出演にして初主演を飾ることが分かった。
同作は、本当にあった怪談話を集めた「新耳袋」を映像化し、BS-TBSで100話以上におよぶオムニバスドラマとして放送されて人気を博した「怪談新耳袋」シリーズの4年ぶりとなる劇場版。「ツキモノ」「ノゾミ」の2編で構成され、「ツキモノ」はナゾの不気味な女に襲われる女子大生の恐怖を、「ノゾミ」は妹が死んだことを自分の責任と思い悩む女子高生が恐ろしい幻覚に悩まされる姿を描く。真野は両作に主演しているほか、英語歌詞の主題歌も担当。「東京島」の篠崎誠監督がメガホンをとった。
真野は、「これまでは明るい役が多かったのですが、今回はセリフが少なかったので表情で見せる演技を研究しました」と同作にかけた思いを告白。さらに、「ホラーを見るのがとても苦手で、撮影現場も恐ろしかったらどうしよう! と思っていたけど、現場は明るくて楽しくできました。撮影中、誰も触っていないのに電気が点滅したときは皆でシーンとなったのですが、監督の『点滅するのが良い!』の言葉で、結局そのまま撮影したんです!」と撮影秘話を明かしている。篠崎監督は、そんな真野を「とても勘の良い人です。こちらの狙いを即座に理解するだけでなく、周りの動きをとてもよく見ている」と絶賛だ。
7月1~4日に開催されるアメリカ最大のアニメ見本市「アニメ・エキスポ」でプレミア上映されることも決定。それに合わせて渡米する予定の真野は、「日本のホラーは海外でも注目されていると聞いたので、女優として呼んでもらえるなんてうれしいです! 真野恵里菜をもっと知ってもらって、現地の方と交流ができればいいなと思います」と喜んでいる。