プロデューサー・新庄剛志が「僕たちのプレイボール」で劇場満員を口約

2009年10月29日 18:00


その黒さは何焼け?
その黒さは何焼け?

[映画.com ニュース] 吉田栄作が元メジャーリーガーを演じる少年野球を題材にした映画「僕たちのプレイボール」の製作発表が10月29日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で行われ、エグゼクティブプロデューサーを務める新庄剛志三村順一監督、主演の新人・小原裕貴を含む総勢12人のリトルリーグメンバーが会見を行った。

アメリカで元メジャーリーガーの父に育てられた少年・球児は、日本に帰国しリトルリーグ・東陽リトルに入団するが、文化や考え方の違いからなかなかチームになじめずにいた。しかし、アメリカにいる父親との再会と世界大会出場を目指し、次第にチームメイトと結束していく姿を描く。

映画製作への参入は初めてとなる新庄は、「ナントカプロデューサーをやってる新庄です(笑)。正直映画はどうでもよかったんですが、子どもたちの一生懸命な目を見ていたら、僕も心の底からプロレベルの野球指導をしようと思いました。僕の方が子どもたちから学ぶことが多かったです」と振り返り、製作よりも演技指導に注力したという。今後の映画出演や監督業については、「監督はちょっと大変そう。僕がストーリーを考えたら無茶苦茶すぎて映画にならないと思います」と笑わせ、野球業界への復帰も「ないですね!」と一蹴した。

1000人の中から主役に抜擢された小原は、日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手に似ていると言われるそうで、新庄プロデューサーは「投げ方も真似させようと思ったけれど、僕にはできなかった」とおどけてみせた。一方の小原は、「似ていると言われてすごくうれしいです。僕は野球が大好きなので、新庄さんに指導してもらえたことはとても光栄なことでした」と改めて喜びをかみしめていた。

漫画家・水島新司が新庄を「たった1人で球場を満員にできる唯一の選手」と評した話を振られると、「もちろん映画館も満員になるでしょう!」と、ここでも“新庄節”は健在だった。

僕たちのプレイボール」は現在編集中で、2010年初夏に公開予定。

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