北朝鮮で、金正日総書記の生涯を描く記録映画第1部が完成

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［映画.com ニュース］　北朝鮮の独裁者、キム・ジョンイル（金正日）総書記の全業績を記録したドキュメンタリー映画の製作がシリーズとして進められ、すでに第1部「朝鮮を照らす」が完成したという。韓国の朝鮮中央通信が7月17日に伝えた。

出生した際に2つの虹と新たな星によって祝福されたとされるなど数々の伝説がある68歳の同総書記の生涯が映画化されるのは北朝鮮でも初めてのこと。キム総書記の予知能力や政治的手腕の「偉大さ」を改めて国内外に宣伝することで、26歳の三男キム・ジョンウン（金正雲）氏への後継者の世襲がスムーズに行われることを願って作られるらしい。

朝鮮中央通信によると、第1部に描かれるのは、伝説に満ちた1942年の誕生からキム・イルソン（金日成）総合大学在学時までの若き日の総書記の姿を描くという。

一部メディアはキム総書記の健康不安説を流しているが、韓国の北朝鮮ウォッチャーによると、今回の記録映画の製作で同総書記の健康をアピールする狙いもあるらしい。