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「選挙」の想田和弘監督第2作「精神」がベルリン映画祭正式出品

2008年12月15日 12:00

異色ドキュメンタリー作家がタブーに挑む「精神」

異色ドキュメンタリー作家がタブーに挑む
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[映画.com ニュース] “落下傘候補”や“どぶ板選挙”といった日本の選挙戦の内幕を暴いたドキュメンタリー映画「選挙」が国内外で高い評価を受けて話題となった、想田和弘監督の最新ドキュメンタリー「精神」が、来年2月5日より開催される第59回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されることが決定した。

格差、引きこもり、ネットカフェ難民、ワーキングプアなど閉塞感が漂い、10年連続で自殺者が年間3万人を数える現代の日本社会。自殺者のうちの18%がうつ病によるものだとされており、そんな危機的状況にある現代日本人の“精神”のありようを克明に描き出す本作は、これまでタブーとされてきた精神科にカメラを入れている。

舞台となる精神科診療所「こらーる岡山」には、さまざまな神経症を患う人々が通い、その顔ぶれは老若男女幅広い。発病の理由も、病気とのつき合い方もさまざまで、自殺してしまったり自殺未遂を繰り返す人もいれば、何10年も病気とつき合い、自らの哲学や信仰、芸術を深めていく人もいる。本作は、そんな“病気を患う人の精神世界”を通して、“患わない人の精神世界”をも描き出していく。

また、監督は「被写体の顔にモザイクをかける手法は、当事者に対する偏見やタブー視をかえって助長する」と考え、素顔で映画に出てくれる当事者のみにカメラを向け、被写体をあくまでひとりの人間として描くことに留意したという。

すでに今年10月に韓国で開催された第13回釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞受賞しており、「選挙」に続いて高い評価を得られるか注目したい。日本では09年初夏公開。

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