ラドラム原作「マタレーズ暗殺集団」の監督にデビッド・クローネンバーグ?
2008年10月8日 12:00
[映画.com ニュース] 米MGMが争奪戦の末に映画化権を獲得したベストセラー作家ロバート・ラドラムの政治スリラー「マタレーズ暗殺集団」の監督として、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」のデビッド・クローネンバーグが交渉に入っているようだ。
「マタレーズ暗殺集団」は、もとは宿敵同士の米ソ2人のシークレット・エージェントが、謎の暗殺集団マタレーズと戦うために手を組むというストーリー。アメリカ側のCIAエージェント、ブラッドリー・スコフィールド役でデンゼル・ワシントンの出演が決定している。
「ウォンテッド」の脚本家コンビ、マイケル・ブラントとデレク・ハースが脚色を担当、「コンスタンティン」「トランスフォーマー」のロレンツォ・ディ・ボナベンチュラと「25時」のニック・ウェクスラーらがプロデュースする。
実は、「マタレーズ暗殺集団」には「マタレーズ最終戦争」という続編がある。MGMはまだ続編の権利は取得していないようだが、同じラドラム原作のユニバーサルの“ジェイソン・ボーン”シリーズが、マット・デイモン主演で全世界で9億4500万ドル(約950億円)を稼ぎだしているとあって、当然シリーズ化も念頭においているはずだ。
この話が決まれば、奇才クローネンバーグ監督にとっては初めてのビッグバジェットのアクション映画への挑戦ということになる。