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北野武、「監督・ばんざい!」は「最高傑作」か「金返せ!」

2007年5月25日 12:00

(左から)岸本加世子、北野武、江守徹、松坂慶子「監督・ばんざい!」

(左から)岸本加世子、北野武、江守徹、松坂慶子
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カンヌ国際映画祭の第60回記念企画「To Each His Own Cinema」の上映に参加し、先日帰国したばかりの北野武監督の長編第13作となる最新作「監督・ばんざい!」が、間もなく全国公開される。同作の完成披露試写会が東京・お台場のシネマメディアージュで行われ、北野監督以下、出演者の江守徹松坂慶子内田有紀吉行和子鈴木杏岸本加世子らが出席した。

同作は、いくつもの映画企画を頓挫させてしまう北野監督の創作に苦しむ様子がコメディタッチで描かれる自虐的な作品。監督自身は同作について「今までの試写の様子を見ると賛否両論がハッキリ分かれていて、片方では“最高傑作”、もう一方では“金返せ”と言われています(笑)。基本は“お笑い”ですが、そこから“くだらない”方向へ行って、その後は“しょうがないか”となって、最後には呆れて笑うしかないという感じになるんですが、皆さんの人生のようなものだと思って諦めて下さい(笑)。ただ、ハマってしまうと非常に危なくて、昔のヒロポンみたいな映画になってます。この映画で今までのキャリアを全部吹っ飛ばして、また巨匠に戻ろうと思う」とアピールした。

また、司会者から「『監督・ばんざい!』には、映画への愛がたくさん詰まっていたように感じた」と言われると、監督は「映画への愛? 映画なんて愛さなくていいんだよ。実際に映画を撮るのは愛するどころの問題じゃないよ」と冷静なコメント。そして最後は「前作『TAKESHI'S』がガクッと落ち込んだ映画で、今回の『監督・ばんざい!』が狂った映画、そして次回作が元に戻った映画ということでまとめて3部作にして、ジャパネットたかたで3本セットのDVDを売り出します」と笑いをとって舞台挨拶を締めくくった。

監督・ばんざい!」は、6月2日全国ロードショー。カンヌ国際映画祭60回記念企画「To Each His Own Cinema」の短編「素晴らしき休日」も同時上映となる。

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