英国航空、007映画からR・ブランソン氏出演シーンをカット!
2007年4月24日 12:00
英国航空(BA)が、機内で上映されるジェームズ・ボンド映画「007/カジノ・ロワイヤル」から、英国内のライバル航空会社であるヴァージンアトランティック航空(VA)のリチャード・ブランソン会長が出演している場面をカットした。4月21日、英国航空広報が発表したもので、それはマイアミ空港でブランソン氏が荷物を金属探知機にくぐらせているわずか数秒の場面のこと。また、 VAのシンボルマークがある尾翼が映し出される場面も同様にカットする模様。
「007/カジノ・ロワイヤル」はVAよりロケ地移動用のジェット機を用意してもらったことから、ブランソン氏のカメオ出演が決まった経緯がある。世界を飛び回り、スーパーカーに乗り、高級なスーツを着て、高級なシャンパンを飲むジェームズ・ボンド映画は、こうしたタイアップが映画の生命線なのだ。
英国航空広報はカットした理由を「会社の方針」だと説明しているが、ヴァージン航空広報は、カットしたことについて「BAがフィーチャーされた『007/ダイ・アナザー・デイ』の時、われわれは映画に一切の変更を加えていない」と声明。両者の確執がどこまで続くか分からないが、このニュースによって両社の知名度がアップしたことは間違いない。