「ウォッチメン」映画化、パラマウントからワーナーへ
2005年12月20日 12:00
「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス監督のもと、パラマントで製作準備が行われていた人気コミック「ウォッチメン」の映画化企画が、今後はライバルスタジオのワーナー・ブラザースで行われることになった。米業界誌のエンターテインメント・ウィークリーが報じたもの。プロデューサーは、ラリー・ゴードンとロイド・レビンが引き続き務めるが、グリーングラス監督と脚本家のデビッド・ヘイターは降板になる。
「ウォッチメン」はイギリスの鬼才アラン・ムーアの代表作で、87年にDCコミックから発表された作品。ヒーロー活動が禁止された近未来を舞台に、かつてヒーローだった男が殺された事件をきっかけに大きな陰謀が明らかになるという物語。SFとしての評価も高く、アメコミとしては唯一、SFファンたちの一般投票で選ばれるヒューゴー賞を受賞している。ちなみにワーナーは、アラン・ムーア原作の「V・フォー・ヴェンデッタ」の製作も手がけている。