奥田瑛二監督、松坂慶子にゾッコン
2004年10月26日 12:00
第17回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出された奥田瑛二の監督第2作「るにん」の記者会見が10月24日、六本木アカデミーヒルズ(東京・六本木)にて開かれ、監督の奥田瑛二、主演の松坂慶子らが出席した。
「るにん」は江戸時代末期、流刑に処された吉原の遊女と流刑地である八丈島の人間達が織り成す人間模様を描いた監督奥田瑛二入魂の時代劇。本作で監督2作目となる奥田は、2作目で時代劇に挑戦したことについて「本当は40歳で監督デビューするつもりだったが、どういうわけか10年遅れてしまった。もう監督としては多作にはなれないということですから、2作目では2ステップくらいレベルアップをしなくてはいけないと思い、あえて枷(かせ)の大きい時代劇というジャンルに挑んだ」と熱く語った。そして、主演の松坂についても「今、日本で映画女優というと数えるほどしかいないが、その中の1人が松坂さん。真の映画女優が出演する映画を作るのも映画人の務め」とコメント。出演依頼の際も日本酒で口説いたそうで、今は松坂慶子にゾッコンのようである。