「マトリックス」続編から降ろされた「タンク」が提訴
2003年5月27日 12:00
「マトリックス」にタンク役で出演していたマーカス・チョンが、「マトリックス」の製作スタジオとプロデューサーを訴えた。「リローデッド」と「レボリューションズ」にはタンクは登場せず、「リンク」という新キャラクター(写真)に取って代わられている。変更の背景にはチョンが法外な出演料を要求したことがあるようだが、チョンは契約違反だとして損害賠償を求めている。
大ヒット映画の続編が作られることになると、出演者のギャラを巡ってトラブルが起きることは珍しくない。有名な例では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で父親役を演じたクリスピン・グローバー。出演交渉でもめた結果、ロバート・ゼメキス監督はグローバーのそっくりさんを起用。さらに、第1作で未使用のグローバーの映像を続編に使用したことから、訴訟問題に発展したが、その後、和解している。
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