ディカプリオの「アレキサンダー大王」製作延期
2003年5月13日 12:00
バズ・ラーマン監督が、「アレキサンダー大王」の製作延期を発表した。ハリウッドでは、バズ・ラーマン監督版とオリバー・ストーン監督版の2つの「アレキサンダー大王」企画が進行中で、どちらが先に撮影を開始するかが注目されていた。コリン・ファレル主演のオリバー・ストーン版「アレキサンダー」は、7月に撮影開始が決定しており、バズ・ラーマン監督がクランクイン競争で白旗をあげたことになる。
バズ・ラーマン監督が延期を決定した主な理由は3つ。まず、製作費1億5000万ドル(180億円)という超大作には、長期のプリプロダクション(=準備)期間が必要なこと。また、主演俳優のレオナルド・ディカプリオが、マーティン・スコセッシ監督作「アビエーター」の撮影で10月までスケジュールが空かないこと。そして、ロケ地として考えていたヨルダンが、イラク戦争の影響で治安に問題があることなどだ。結局、ロケ地をモロッコに移し、04年4月から撮影開始することになった。