北野武監督「Dolls」、ついに完成!

2002年7月9日 12:00


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10作目にして、初めて本格的なラブ・ストーリーに挑んだ北野武監督最新作「Dolls」がついに完成した。「日本の四季全部を撮りたい」との思いから、撮影に半年もの時間を費やした本作のモチーフは、近松門左衛門作「冥途の飛脚」の文楽人形。恋人に捨てられたショックで記憶を失った娘と、その娘への思いを断ち切れず、娘の体と自分の体をヒモでつないだ男の旅の道程を主軸に、3つの愛が展開する。出演するのは菅野美穂西島秀俊深田恭子といった北野組初参加の面々で、北野監督は、「キッズ・リターン」以来6年ぶりに監督業のみに専念した。

すでに、イタリア、カナダ、スイスなど世界12カ国での公開が決定。北野ファンの多いフランスや、アメリカなどでも、配給権の争奪が繰り広げられているという。2000年のベネチア映画祭でお披露目された「BROTHER」に続き、大々的な世界プレミアが検討されていることも明らかになった。日本公開は10月、丸の内ピカデリー2ほか全国松竹系にてロードショーされる。

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