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「映画というより漫才に近いスタイルなので要注意です。」Moonlight Club THE MOVIE yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5映画というより漫才に近いスタイルなので要注意です。

2024年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年18本目(合計1,110本目/今月(2024年1月度)18本目)。

 この映画はトークショーでも言及があった通り、コロナ事情の初期のころの作品であり、いわゆる漫才ができる環境でとてもなかったので(まだクリアパーテーションという概念も薄かった)、「漫才をとって多少ストーリーをつけたもの」ということは公式サイト等でも触れられています。よってこの意味で「映画というと微妙か?」というところはあります。

 同じ理由で、ネタは多少は変わってもストーリーというストーリーを見出すことは難しいし、一方で京都ネタ(関西圏ネタ)をかなり出してくるので、会場は漫才のように大爆笑ですが、それはもう見る側も承知の上であり「静かに見る」という一般的な映画のマナーが「あまり通用しない」タイプの映画です(常識的な範囲で笑う分には何も言われない)。

 どうも2023年に3作品公開したところ結構な反響があったようで2024年に3作品まとめてリバイバルということですが、個人的には「こういう作品も良いな」と思ったのでまたPart2,3も見に行きたいと思います。

 ただ少なくとも、「映画か?」というと微妙なところはありますし、「映画は静かに鑑賞するもの」という常識も「この作品に限っては」通用しないので、その点は注意です(常識的な範囲で笑うことについては何も言われないし、その意味で「うるさい」映画です。よって一般的な映画のマナーと違ってマスクを着用しない方が多いので、このインフルエンザの流行する時期には「微妙かも」と思う方がいるかもしれません。席を壁側に取るなど工夫したほうが良いかなと思います)。

 こうした事情から漫才のネタがどうこうという話をすると…これって法律的にはどうなんでしょうか…。一般的な映画と違って、漫才のネタの連発というフシがあるのであまりどうこう書くと著作権法的にまずい(法律にふれなくても趣旨を没却する可能性もある)し、採点が難しいところです。

 とはいっても採点しないわけにはいきませんから、以下さっそく採点いきましょう。

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 (減点0.2/心裡留保の第三者への対抗)

 ・ 心裡留保(93)は、善意の第三者には対抗できません(全体にわたって。特にパンフレットか何かでショッピングをしている部分について一般)

 (減点0.3/いや、ツイッターに誹謗中傷が~)

 ・ 当然、不法行為をなすことは言うまでもないので、こういった「道徳的なこと」を超えること(明確にやると民法上も刑法上もアウト)はできるだけケア(こういうことはしないようにしましょう、という映画内での誘導)はしてほしかったです。

 (減点なし?(0.2?)/「ケチだなぁ。1500円のワッフルを購入して持っていったら税込みで1650円で…」)

 ・ ワッフルだったか何のお菓子だったか、こういう話が出てきますが、「お菓子(和菓子にせよ洋菓子にせよ)のいわゆるテイクアウト」は軽減税率になります(10%計算になるのではない)。

 ここはうまく聞き取れていないので(ただ、展開的にお菓子ではあったはず)、一応指摘はしますが減点なし(参考)の扱いです。
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yukispica