劇場公開日 2023年9月15日

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キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

4.0Painful Realtime Drama

2023年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

The Phone Booth of the post-George Floyd era, this is a play-by-play reenactment of police brutality on a black eldery veteran. It's pretty sad to watch, especially since this kind of thing occurs quite regularly in American cities. The film is well-executed with great acting—including the film's editor and producer starring as a cop—though the music goes overboard in creating tension at times.

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Dan Knighton

3.5あんなに対処法なんてあるのか?

2024年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ほぼリアルタイムで黒人男性を白人警官が殺害してしまう実際に起きた事件を映画化。

見ている側としては警官の行動が意味がわからない。あんなことが罷り通ってしまうなんて。また思い出して行き場のない感情が溢れてくる。

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mikyo

5.0人種差別

2024年4月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

大戦時代の理不尽な日本の憲兵か。現代の白人警察官らの今も消えない黒人差別の日常か。見た目が90%か。白が美しく黒は醜いのか。心は逆かも。実物、旅行者で見る黒人さん、美しくて浮いてますけど。しかし黒人さん、今も生きづらいですね。

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Cinemaオタク女

5.0不愉快すぎる

2024年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ラストの実際の音声の再生で警察の呼びかけの
「ミスタ〜チェンバレ〜ン」が本当に耳障りだった

職質とか入管もおんなじメンタルでやってるんだろうか

どちらかと言えば社会の底辺寄りで生きてるので
聞き分けのない頑固ジジィとか早朝5時の呼び出しとか
リベラル気取りの元中学教師の新人とかくっさいアパートとか
気持ちはかなり分かる

だけど自分は殺したくないし殺されたくない

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安田大作

5.0あまりにもやるせ無い悲劇。

2024年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

しかし、観なければならない映画。

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ガッキー

4.0ケネス氏が精神疾患を患ってなかったなら、貧困層でなかったなら、そして黒人でなかったなら殺されることはなかったであろう。

2024年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

「フルートベール駅で」では被害者オスカー・グラント氏の最後の一日が描かれたが、本作はケネス氏の人生の最後の90分が描かれる。

今回の事件については全く知らなかった。それもそのはず、アメリカどころか事件があったニューヨークでさえまともにこの事件は報道されなかった。
BLM運動以前の事件。報道されなかった理由のひとつとしてケネス氏がガラケーを使ってることからもわかる通り、スマホによる動画撮影がされておらず、SNSへの投稿もされなかったからだ。つまりインパクトある映像により人々へ訴えかけることがされなかった。当時の事件を記録した音声だけでは足りなかったのだろう。

そもそもBLM運動の発端となったのは白人警官によるジョージ・フロイド氏殺人事件を写したスマホ映像が瞬く間にSNSを通じて広がったことに起因する。いままで極地的に行なわれていた黒人への差別の実態がSNSを通して全米にタイムリーに共有されたのだ。
いままでならアメリカのどこそこで黒人が被害を受けたらしいという程度だったのが離れたアメリカの国内にSNSによってダイレクトに伝わり自分の身の回りで起きたように感じられたのだ。これは過去のロス暴動のきっかけとなったロドニー・キング氏への暴行シーンが全米にテレビ中継されたことと類似する。

そしてフロイド氏の事件では加害者である白人警官は罪を裁かれることとなる。さすがにあれだけの証拠映像があれば言い逃れは不可能だった。今でも不敵な表情でフロイド氏の首を膝で抑え込んでいた彼の表情は忘れない。
本作はそれ以前の事件であり不幸にも加害者たちは裁かれることはなかった。

本作で印象的なのはドアをたたく音だ。これはたたく人間によっては相手を思いやり優しくたたく音から相手を威嚇するような不快な音まで多種多様な音を聞くことができる。
本作では四種類のドアをたたく音がある。まず一つ目は職務で安否確認に来た者がたたく音、二つ目は犯罪を疑い問い詰めるかのような音、三つめは黒人を奴隷と見下し自分が主だと知らしめようと居丈高にドアをたたく音、そして四つ目は憎悪と殺意をもってドアをたたき壊そうとする音。
一つ目は知性にあふれた者、二つ目は自分の職務に忠実ではあるが偏見あるいは職務によるストレスを感じてる者、三つ目は明らかに前近代的な奴隷制度からの思考をそのまま引きずってる者、四つ目は三つ目の思考が憎悪にまで変容している者。これら四種類の人間がまさに今のアメリカ白人を象徴してるのではないだろうか。
二つ目の音までだったならこのような悲劇が起きることはなかったかもしれない。しかしやはり三つ目と四つ目の音がアメリカでは特に深刻なんだろう。いまだに黒人をさげすみ、それどころか同じ人間として扱うことも出来ない。

白人による黒人への差別の根深さはアメリカの歴史に起因する。アメリカは奴隷制度とともに発展してきた。白人は黒人をいまだに家畜と同じように見ている。だから21世紀になってもいまだに黒人に対してここまでひどいことができるんだろう。同じ人間だという意識があるならできるはずがない。実際、いまだにアメリカの南部では奴隷制度の時代から意識が変わってない人間も多いという。

ただ本作は黒人差別だけでなく貧困層への差別、そして精神病者への偏見と多重的な問題もはらんでいる。

この事件は公にはされなかったが遺族は何年も裁判を戦い続け、この作品の公開が寄与したかはわからないが、公開年に市警側と和解が成立した。
そしてなによりもケネス氏の死が無駄ではなかったこととして精神疾患を患っている人間を警官が訪問する際にはセラピストの同行が義務付けられることとなったことだ。

いまだに黒人の人々がいわれなき差別により命を奪われるアメリカ。奴隷解放宣言から160年超、急激な変化は望めないかもしれないがたとえ牛の歩みであっても改善されることを望みたい。

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レント

4.0警察=正義?

2024年1月23日
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鑑賞方法:映画館

結果はタイトルに表れてはいれど、衝撃的な結末でした。
任務を全うしようとするがイライラがつのり過剰になる警察官。そんな中で元教師の警官、最初印象悪かったが、段々被害者寄りになっていくが、自分の力ではどうにも出来ない様子がとても切なかった。

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ももじろう

4.5映画では説明されていない事実

2023年12月28日
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鑑賞方法:映画館
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雨雲模様

5.0見る

Mさん
2023年10月21日
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M

4.0私は大丈夫だ、帰ってくれ

2023年10月20日
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カズユキ

5.0実話の重み

2023年10月9日
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「息ができない」ジョージフロイド氏殺害事件を上げるまでもなく、警官の暴力というのは無数にあるのだろう。
で、「フルートベール駅で」とかもあるけど、そうした事件を関係者が生きてる間に映画化する、ってのは日本では絶対にない。
本作の良さはもちろんだが、
日本映画界のダメさも再認識させられた。
本作も「フルート…」も超低予算映画なので、批判覚悟で作る気概さえあれば、日本でも実話モノの社会派映画が作れるハズ。

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みっく

4.5サスペンスやスリラーを通り越してホラーな実話

2023年10月8日
PCから投稿

怖かった。
実話まんまで脚色なしらしいが、これはもはやサスペンスやスリラーを通り越して、ホラーでした。

黒人の老人の使っていた医療用通報装置が誤動作し、契約の保安会社が、救急隊ではなく警官に安否確認を依頼したことで、差別主義者の白人警官に犯罪を疑われ、無実の身でその老人が撃ち殺された事件を、通話記録をもとにそのまま再現したドラマ。
警官が玄関に着いてから銃を撃つまでの90分が地獄のようで。

この事件で黒人男性を死なせた(いや殺した)警官たちが、誰一人として起訴されていないことに驚愕しました。

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コージィ日本犬

4.0差別と恐れ

2023年10月6日
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sankou

5.0Unstoppable

2023年10月4日
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ブレミン

4.5今現在も起こっているという悲劇

2023年10月3日
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鑑賞方法:映画館

モーガン・フリーマンが製作に名を連ねているとはいえ、メジャーな会社の作品でもないこういった作品を日本で公開してくれる配給会社と上映してくれたイオンに感謝したい。
緊迫感が半端ない。
ソフトアンドクワイエットに続いてすごいものを観せられた。今作はこれが実際にあった事件というのが衝撃的だが、今も同じような事件が起こっているのが悲しい。

福田村事件もこの映画みたいに「事件」のみを淡々と描いた方が怖さが伝わったのかな、とも思ったけどあれは100年前の出来事だからやっぱり時代背景とかいろいろ描かなければならなかったんだろうな。

警官の姿を見ると、安心する人と恐怖を感じる人とがいる。日本では悪いことをしていなければほとんどが前者。幸せな国の幸せな時代に暮らしている私たちは、こういった作品を観て世界の現実を学ばなければならない。

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大吉

4.0アメリカ

2023年10月3日
スマートフォンから投稿

怖い

 まず、私が思うアメリカの良い所を書きたい。

 世界最先端のカルチャー、エンタメ、音楽、ファッションを発信し続けている国ということ。

 医療、教育、様々な分野でも世界トップレベルです。

 社交的でフレンドリーな人が多く、自由や平等に対する意識が高い。
 たくさんの価値観がある事も素敵です。

 私が特にリスペクトするのは養子制度。
 養育出来ない場合は「養子に出す」という選択肢がしっかり認められており、アメリカでは80%近くの子供が里親の元に行けるそうです。
 不幸な子にも幸せになる権利が確立されている事は素晴らしいです。

 問題が起きた時はいつもそれを批判したり、反対する人々が存在する事。デモなど実際に行動を起こすのも日本とは違い当たり前の事ですよね。

 全てにおいてスケールがデカい!
桁違い!憧れる所も多いです。

 しかし、人種差別は今なお色濃く残り、本作の様な悲劇を繰り返している側面があるのも事実です。

 アメリカではないですが、人種差別といえば、先日ショッキングなニュースを知り、ずっと心が痛かったです。

 去年アイルランドで行われた女子体操の大会の表彰式での出来事。

 笑顔で一列に並んだ少女達。1人1人順番に首にメダルをかけてもらうのを待っていた。
 しかし、黒人少女1人だけとばされ、メダルを授与されなかったのです。
 姿勢良くニコニコしてメダルを待つ彼女の姿。
 自分だけメダルがもらえず戸惑っている表情。胸が張り裂けました。
 彼女を抱きしめてあげたかった。

 ブランディー、ディスチャ、ローリン・ヒル、マイケル・ジャクソン、ファレル・ウィリアムス、レニー・クラヴィッツ、スティービー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、エディ・マーフィー、デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマン、ウィル・スミス、サミュエル・L・ジャクソン、ウーピー・ゴールドバーグ、バスキア、ナオミ・キャンベル、、、

 他にもスポーツ選手や作家など、活躍する黒人は多い。

 そんな素晴らしい彼らに触れ、あの白人警官は心が動かされた事はないのか。
 幼い時からもう洗脳されていたのか。

 彼が警察官を志したきっかけは何だったのか。正義の心はなかったのか。

 白人至上主義を振りかざし、自分は強く、偉くなったつもりにでもなったのか。

 ケネスが白人警官の入室を拒まなければ起こらなかった悲劇。。では片付けられない闇があった。
 そして警察官に有罪判決が出なかった事にも憤りしかない。

 アメリカの銃社会や人種差別問題の根深さは、実際には自分が経験していない事、見た事もないものなので、想像力だけで理解するのは難しい。
 しかし、映画や本はその助けになる。

 人間は愚かな生き物で、この様な悲劇も差別も戦争もなくなる事はないだろう。
 と、理解した上で、どの様に生きるべきか考えるきっかけをくれた作品でした。

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ゆき

3.5とてもつらい

2023年10月2日
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吉泉知彦

4.0【捜査令状を持たぬアメリカNYの警官達が、齟齬が有ったにせよ、無実の黒人老人の家のドアを叩き壊し、殺害する過程をリアルタイムで描く恐ろしくも、哀しき作品。アメリカは本当に法治国家なのであろうか!】

2023年10月1日
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悲しい

怖い

難しい

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NOBU

4.0警察ってやつは!(ただの偏見)

2023年9月28日
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鑑賞方法:映画館

刑事モノの映画やドラマは大好きだが、実際の警察官は好きではない。悪い人から守ってくれる人ではなく、犯罪者を見つけようとする人たちだから。何もしていなくても疑いの目を向けられる対象にいなくてはならない。警察官も人間だから間違いを起こすし、先入観や偏見を持っていたりするのはわかる。でも、過ちを認めたり謝罪することは少ない。疑われる方が悪いんだとばかりの発言を繰り返す。まぁ、偏見なんだけど。
でも、そんなイメージのまんまの警察官が登場する本作。安否確認のための訪問だったのがどんどん不穏な空気になっていく。地味なのにとてもスリリングな展開。観ているこちらとしては、もっとこうしていればいいんじゃないの?なんてことを何回も思ってしまう。
ケネスが精神障害を持っていて黒人だということ以外に警官たちの行動があそこまでエスカレートした理由が思いつかない。普段から黒人の犯罪が多発している地域だとしてもやりすぎなことは否定できない。でも一番驚いたのが最後の字幕。どこの組織も身内には甘い。多少の演出があったとしてもあの事件でその結末はないだろう。ひどすぎる。
ただ、ケネスがさっと部屋に入れればそれで終わりなのにと思ってしまうのも日本に住んでいる者の正直な感想でもある。でも、そんなことを思わせる作りかもしれない。入室を拒んだとしても、そんなことは関係ない。入室を拒んだとしても、令状もなしに明確な危険や事件の可能性がないのに、部屋に押し入る正当性はない。ケネスが何回も訴えていた通りだ。ケネスがなぜそんなに警官を嫌がっているのか、軍在籍時に何があったのかなんてことはあまり説明しないのも実はうまい演出。観終わった後に冒頭映し出される字幕を思い出す。ケネスは確実に後者だったことだ。
やはり警察官ってやつらは!と私の中の偏見がまた強くなってしまった。

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kenshuchu

4.5あっという間の約90分

2023年9月28日
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2023年劇場鑑賞223本目。
パンフレットあれば満点。
黒人老人が白人警官に射殺されるまでの約90分をリアルタイムで描いた作品。こういう企画にありがちな、変に緊迫感を出そうとPOV形式にしていないので見やすいです。思い返せば全然大した大きな動きとかなく、老人と警官と、オペレーターと近所の住民、老人の家族が玄関前で話しているシーンがほとんどなのに時間があっという間に過ぎて行きました。
警官が「もう45分も経ってるんだぞ」といった時体感で半分くらいでした。

この流れでどうして射殺までいったのかが知りたかったのですが、こんなに記録残っていてもああいう形の殺人でお咎め無しとはアメリカどうなってるんだ。

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ガゾーサ