ダンサー イン Parisのレビュー・感想・評価
全70件中、41~60件目を表示
上手く行き過ぎ
フランスは、自由の国なんて思ってしまうのですが、なんと言ってもフランス革命から始まる自由主義発祥の地とも。でもね、実際には、家柄を重んじるお国、いくらお金持ちでもだめ。そんな中でのバレエのプリマドンナのお話。額面通りには受け取れないのですが。
結構評価高いのですが
ステージで怪我をしたバレエーダンサーのどん底からの復活。
と書くと、涙ぐましい根性物語に思えるのですが。
映画は、いたって夢物語でも見ているかのよう。
主人公は、バレーダンサー。
それもプリマドンナ。
ダンサーの頂点に立つのに。
そこは、激烈な競争があるはずなのに。
そのギスギス感もなく。
確かに、どん底からの復活物語なんですが。
先も読めてしまう退屈感。
フランスでクラッシックバレエのできる人とは
経済的余裕がないとまず無理でしょうね。
日本だってそうですが、お金より家柄を重んじるかの国のこと。
なんかお金持ちのお話に付き合っているようで。
貧乏人の私には、どうでもいいと思えてしまう。
なんて、僻み根性丸出しですが。
だって、バレエがだめでも彼女の生きる道は、無数にあり。
今の御時世、とっても羨ましいですよね。
まあ、フランスで、バレエをできるなんて。
その時点で、恵まれた環境にある人のお話ですから。
多かった女性客
映画の観客は、圧倒的に女性でした。
主人公に、人生の夢を託しているのでしょうか。
でも、映画ですからね。
現実とくれぐれも混同しないように。
なんていうと、夢も希望も無くなってしまうのですが。
まあ、宝塚的夢の世界に浸りたい人には、いいのかな。
人生四半世紀生きてきて、後悔しかないおじさんの愚痴と思って、お許しください。
美しすぎるバレエとコンテンポラリーダンス
とにかく主演エリーズ役のマリオン・バルボーがいい!
バレエの美しさ、挫折してから挑むコンテンポラリーダンスの力強さと柔らかさ。
いつまでも見ていたい。
不器用なお父さん、整体師のヤンの空回り感も、とってもいいんですよ。
そして最後のエンドロールでのダンスを是非見て帰って欲しい。
穏やかに観ていられる映画 そして、冒頭のバレエのシーンを観ながら、...
穏やかに観ていられる映画
そして、冒頭のバレエのシーンを観ながら、主人公のエリーズの肉体が非常にできあがってて、動きも素人目にもバレリーナだと思える感じだったんだが、本当にオペラ座で演じるバレリーナでもある人が演じてると知り、すごく納得
がんばって演じてる役者さんには申し訳ないけど、やっぱりかなわない、プロには
そのおかげもあり、バレエのシーンも、コンテンポラリーダンスのシーンも、迫力が十分
作品の途中で、エリーズと仲間たちが、即興で踊るシーンがあるんだが、バレエにそこまで興味のない私でも、もっと観ていたいと思わせるほど、美しかった
ストーリーも、よい意味で分かりやすく、明るい雰囲気を放ちながら、ラストへ向かう
これからがどうなるか、でもそこには決して挫折に打ちひしがれる人生ではない人生が広がっているだろうなと思わせる
Manages
怪我してしまったバレエダンサーの第二の人生を描くという触れ込みだよりで鑑賞。良いところ2割、微妙なところ8割って感じでした。
抜けて良かったところはバレエダンスのしなやかさ。オープニングで魅せられる華麗なステップに爪先立ち、体の捻り方も本当に綺麗で、オペラ座で活躍されているマリオン・ボルバーさんの演技と実技が最高に噛み合って素晴らしいシーンになっていたなと思いました。タイトルコールの時のおどろおどろしい音楽も個人的には好みでした。
全体的に乗れなかった要因としてエリーズが別に困ってない事がデカかったなと思います。もちろん、前向きに行動しているのはいい事だと思うんですが、彼氏と別れた後にすぐに新しい彼氏とチュッチュしてますし、足が治ったのにバレエを放り投げてヒップホップダンスに軸足を置きますし、父親になんで愛してるって言えないの?と訳のわからない詰め方をしますし、彼氏見せびらかしまくるのも悪印象でした。悲壮感を出せとまでは言いませんが、楽しんでる女性の話にしか思えず、第二の人生を謳歌しまくってるのはうーんってなりました。
あと適当な医療士がエリーズに好きな人がいる事を知って絶叫するシーン、劇場ではチラホラ笑いが起きていましたが、これ何が面白いんだ?と首を傾げてしまいました。
ダンスシーンがもっと多ければ評価も変わったんだと思うんですが、エリーズの人生の変化を強く描きたかったんだなと思いました。うーん中々合わない作品もあるもんですね。
鑑賞日 9/19
鑑賞時間 12:25〜14:30
座席 E-12
23-112
若きバレエダンサーの再生と旅立ち。
挫折を大きい物と捉えるか、
小さい物とするかは、
自身の心の在り方次第。
踊って美しい世界を見せて。
人生の全てを楽しんでほしい。
掛ける言葉違えど、
背中を押してくれる愛がある。
そして“愛してるよ”とは言わなくとも
娘を見守り続ける父もいる。
父の涙には自分自身を重ね合わせて
グッときた。
ほんの一瞬の出来事で夢砕けたとしても、私らしく。。。
ヒロインは、バレエの素晴らしい才能の持ち主で、綺麗な方ですが。。。恋人の浮気を見かけて動揺を隠しきれず。。。人生が一変してしまう事に。。。そういう所の人間の繊細さを良く描いていると思います。ヒロインが夢や恋人を失っても、今までの経験を生かして、自分らしく生きて行こうと、葛藤に苦しんだり、新しい夢を見つけようとする過程をリアルに描いてます。その情景に胸打たれ、感涙しました。追伸。。。主人公に新恋人が出来て、シアワセそうなのが良かったです。
この映画は、わたし達にとって、「人生の道しるべ」ともなる物語だと思います。
ダンサー達の映像が素晴らしいっ💕❣️
ダンサー インParisいい映画でした😍
どん底に落ちても、支える仲間がいて、それに応えて頑張れる人、素敵です❤️
ダンサー達の映像がまた本当に美しい😍Robert Heindel、Pierre-Elie de Pibracの作品が動き出したようでした❣️
対比するバレエとコンテンポラリーダンスを同時に楽しめるお得感♪
【パリで生きるダンサー達の青春ヒューマンストーリー】
バレエダンサーとして活躍していたエリーズは、恋人と破局したうえに、上演中に足を挫いて舞台に立てなくなってしまった。絶望の中、新しい人生をスタートするため、友人カップルの料理アシスタントとしてブルターニュを訪れる。そこで出会うコンテンポラリーダンスと魅力的なダンスカンパニーが、彼女の第二の人生に大きく関わることに……。
天へと向かうバレエと、地を掴むコンテンポラリーダンス。対比する二つの踊りを一本の作品で楽しめるお得感♪
美しさや身体を使う仕事って確かに若い頃だけだものね。多くの人が第二の人生を歩んでいく。だけど、いろんな経験を積むことで人生はより豊かになれるはず。
“いい場所で転んだから高いところに登れる”
“弱さは新たなスーパーパワー”
本作はパワーワードが満載でした。
それにしてもブルターニュの海辺が美しかったなぁ。
私には期待外れの映画でした。
レビューに高評価が多いのと設定がクラッシックバレエとコンテンポラリーダンスのダンサーと珍しかったので興味を持って鑑賞しました。
観終わっての感想は、タイトル通りです。ダンスシーンは見応えがありますが、物語の部分はありきたりで私には退屈でした。
クラッシックバレエの踊りは将来性がなく、コンテンポラリーダンスに追い抜かれていくとダンスを見てそう感じました。
フランス映画は日本の味
挫折と再生という良くあるテーマを、肉体の美しさとともに描く。
マッサージの時でも、体が美しいと思った。
肉体も芸術と文化なのだ。
フランスの日常生活風景が交じり、いつもながらフランス映画が肌に会うことを再認識した。
しかし、国が変わっても父と娘の関係は変わらないのね。
あの父親はまるで自分みたい。最後にきちんと言えたのかな?自分ならば、恥ずかしくて言えない。
なんだかんだで、悪い人がいない、こころ温まる映画です。
追伸
良く見たら、大好きなフランスの監督さんでした。
どおりで、合う訳だ。
美しいダンサー達!
挫折したバレエダンサーが次の次元へ開花していくサクセスストーリー。バレエもコンテンポラリーも美しいダンスシーンは圧巻で目を奪われる。主人公の純粋さと、ところどころでクスッと笑わせてくれるキャラクター達も良い雰囲気を出していた。
ラストシーンの、次のステージに踏み出した主人公が「白鳥の湖」のコールドの幻想を見るところ、感動でした。
久しぶりに劇場はほぼ満席でした。
優美に舞う白鳥 水面下での苛烈な努力を思うに連れ、観ているワタシも踊りだす
プリマを目指す主人公が不慮のケガや事故でその夢を絶たれ再生するドラマ、今年は「裸足になって」も観ましたから、ストーリーとしては特別なものではありません。
しかし、ケガをして療法士のヤンの施術を受けるエリーズのアップになった足の指に盛り上がるタコ・タコ・タコ!
そして冒頭のバレエシーンでの上腕のたくましさや細身なのにプリッとしたヒップを見るにつけ「こりゃホンモノだわ!」と感嘆させられました。
そこからコンテンポラリーダンスに打ち込み始めてのレッスンや公演に至るまで、スクリーンの中の友達やオーナーと一緒にワタシの身体も揺れ動きっぱなしでした!いやぁ~楽しかった🎵
そんな物語の脇を固める父親や、療法士のヤン、キッチンカーを引いてきたワーゲンのバンがギシギシ揺れるところとか笑える部分を交えながらラストまで飽きることなく観終えることができました。
ダンス、いいもんだなぁ。
ブラーヴァ
ほぼ予想通りに展開するストーリーの鉄板ぶりはご愛嬌、観るべきは多数ご指摘の通りダンスシーンだろう。冒頭の腕のアップから早くも漂うホンモノ感は、ジゼルや白鳥を踊る実力を秘めての賜物だろう。惜しむらくはラストのダンスシーンがちょっと短か目だったかな。
合宿所でバロック室内楽と古楽合唱を舞踊団の前後に登場させたのは、舞踊は近代化してるけど音楽はどうなの?という問題提起なのか、伝統を知らずして真の改革はない、という警告なのか?
歓喜のダンス!身も心も踊りだす躍動感が 伝わる作品
見て良かった映画です。
フランス人の表情の豊かさと共に、ダンスに
表現されていました。
舞台に立ち、背筋を伸ばしてバレエを踊る
バレリーナの姿はしなやかさが溢れるシーンでした。
幼き日、バレエ教室に通いながら
母親と歩いた道のり、少女だったエリーズは
自分も祖母と母親のようになれる夢を
描いていたように見えました。
父親だけになった家庭は、支えを失ったようになったけれど、バレリーナへの憧れ
生きる喜びをダンスに見い出していく
姿に魅了されました。
フランスの麗しい街並みのなか
恋い焦がれるようなダンスを踊る男女たち!
怪我をした傷みを乗り越えて
第二の人生を歩んでいく姿は洗練された
美しさにキラキラして見えました。
クラシックバレエをしていた女性が
コンテンポラリーダンスに出会い、新たな道
を見付ける、2つの踊りがあることを初めて
知った作品でした。
クラピッシュ監督作品の代表作になる予感‼️見逃すと損します❣️
バレエやダンスが好きなら200%楽しんで感動すると思うこの映画。
でも誰にでも人生これしかない、と打ち込んでいたことに挫折したら、どうする?と、問われているような気がする。
この主人公エリーズは、心と身体を解放して、新しい人生を見つけに行く、その過程がナチュラルで美しいマリオンが演じて説得力ある。
クラピッシュ監督は、ロマンデュリスや、フランソワシビルをスターにしたように、新人発掘に長けていると思う。彼女の美しい筋肉美の肉体に惚れ惚れした。ナチュラルな美しさと演技でこの映画を大成功に導いたと思う。
観たら誰かに勧めたくなります。踊るような足取りで映画館から出て走って帰りたくなった、エリーズのラストのように。
新しいBunkamuraルシネマ渋谷宮下は、座席の前が広くてスクリーンも大きいから大快適でした!
2つのバレエの比較が美しい
今年315本目(合計965本目/今月(2023年9月度)25本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
※ 以下「バレエ」といった場合、ダンスのほうを指すものとします(同音で発音されうる球技を指さないものとします)。
バレエで活躍していた女性の方が不慮のトラブルで、別のバレエ(種別的にはダンスに分類されるようですが、描き方としてはバレエに近い)に転向して活躍する、というお話。もちろん架空の物語ですが、日本以上に(日本でバレエを本格的にみられるのって宝塚くらい?)一般的に見られる環境が多いのであろうフランスでは、趣旨的に似たような事項はあってもおかしくない事項です。また、「2つの種別のバレエ」について詳しい説明があり、バレエをやったことがない方、見たことがない方(見たことがない方は少ないと思いますが、個別のルールが何とかということまで精通している方は少ない?)にも推せます。
ただこのことは裏返しとして、エンディングロールまで見ると「字幕監修だれそれ」と出ることからもわかる通り、ある程度の(少なくともバレエを知っている、レベル)知識では字幕の理解がまるで追いつかず理解が止まってしまうという特異な部分も持っています(中には本当に何を言いたいか、カタカナ語ばかり出てきて前後から推測ができない部分もあります)。
といっても、日本では(理論上は可能なのでしょうが)およそ放映されそうにないバレエ映画を専門の監修の方もついて…というのは、さすが異文化に身近に感じられる映画館(および、このようなニッチな映画を流して下さるミニシアター)に感謝といったところです。
何をもってネタバレというかは難しいですが、バレエ一般に関する語句(フランス語も知っていれば有利なのでしょうが、そんな「予習の時間」はない?)について、前日に動画サイトなどを見ているかどうかでも理解はかなり異なるかなと思います。
評価に関しては特段減点材料にする点ないのでフルスコアです。
やや内容が女性の方向けかなという印象ですが、男性の私にも良かったです。
全70件中、41~60件目を表示