劇場公開日 2023年10月20日

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのレビュー・感想・評価

全306件中、161~180件目を表示

5.0この映画のライブ感に痺れる!

2023年10月27日
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悲しい

怖い

興奮

長尺の3時間半、私は亡霊のように、彼らと共に居た。
病的に倫理観の欠落した人々も、自分の価値観に固執する人々も、私の一部だと感じる。
非道な事実を描いているのに、嫌悪感より、彼らの生と死の、物凄いエネルギーに圧倒された。

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アメリカの友人

4.5血は軽くも薄くもなく、ただただ濃い。

2023年10月27日
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サスペンスといっても大どんでん返しや、伏線張りまくりという訳でもないですが、物語に引き込まれます。

映画の感想とは違いますが
とても贅沢な時間を過ごしたなぁ、と思いました。

長編という事もあって、エンドロールで席を立つ方は多く感じましたが、エンドロールもセンスが光っているので是非最後まで見て欲しいです。

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Yum

3.53時間23分

2023年10月27日
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2作連続(ザ・クリエーターと本作)でコケージャンアメリカンがクソみたいに残酷で優位主義者でいかにしてこの世界を思うがままにぶっ壊してきたかっていうのをテーマにした映画見れて世界どうなってるの?って思いましたね(気持ち良い/小気味良い)。

とにかくデカプリオのダメっぷりが最高です。

顔と名前が一致しない(外国の俳優さんの顔が覚えられない)人には訳わかんなくなると思いますが、そこはなんとかおじさんと兄弟だけ覚えてもらって。

ドリンクは持ち込まずレッドブル飲んで頑張りましょう!Good Luck!

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きーろ

4.5IMAXで鑑賞する意味は特になし

2023年10月27日
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スコセッシ監督作はもともと尺長めのものが多いが、前作アイリッシュマンに続いて今作も200分超えの3時間26分! まあ、岩井俊二に3時間使うならこっちだろうということで鑑賞(キリエに失礼)。マフィアだの詐欺師だの平気なツラして世の中に巣食うヤバいやつら(ホメ言葉)をいつものように描いていて、作劇を楽しむスコセッシ作品として長尺を飽きずに観届けられた。

ただ、今作はこれまでの監督作とちょっと異なる印象で、白人に蹂躙されるネイティブアメリカンの悲劇が物語に組み込まれていることにより、面倒見のいいおっさんの皮をかぶったデ・ニーロはじめ、待ってました!な連中が次々登場し悪行を働く一方で、モリーら先住民たちへの哀れみが並立していて、白人どもの非道ぶりを素直に楽しめない感じ。

それは歯並び悪くウケ口気味な顔面演技を続けたディカプーの、殺人まで犯してもモリーには変わらぬ愛を注ぐアーネストというキャラのどっちつかず感にも表れているような気もした。ただのボンクラといえばその通りだけど。

そんなわけで、今作では、FBI捜査官のジェシー・プレモンスが姉さん女房のキルスティン・ダンストの尻に敷かれる姿も勝手に想像しつつ、そっちを応援したくなってしまった。

ちなみに虫の声エンドロールは沈黙サイレンスの焼き直しだろうか。

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ジョンスペ

4.5ダメんずやらせたらレオ様最高ですww

2023年10月27日
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鑑賞方法:映画館

帰省したタイミングで“ん10年ぶりに”両親と映画鑑賞✨✨✨
3時間超えの映画を集中し続けて観ることができるのか些か不安だったけど全く心配無し。終わってみたら『あれ?あっという間だったかも!』と。事件全般の後日談を後世で上演されている舞台という形でコンパクトに紹介してくれた手法にはマジ感謝😂(←)アレがなかったらさらに30分は延びたんぢゃない??)まぁ、あっという間体感だったけど、後から目や頭がズーンと重く感じてはいたけど💦💦💦

表向きは優しく慈悲深いイケおじデニーロを頼って戦争から戻った“調理場の”ヒーローレオ様。
善人の皮を被った狼と男の見栄とエゴを振りかざす典型的なダメんずがオイルマネーを手にしたネイティブアメリカン達を見下し(いや、ダメ男はただの女好きか😅)自分のものにするためなら殺しも『やむなし』といった具合にホント軽〜い感じでどんどんバンバン殺していくお話。

正直なところ、トレイラーで見ていた映像からストーリーは容易に想像でき、その想像の域を脱しなかったため、映画を見終わった後も「良かった〜、けどまぁこんなもんか。」くらいに思っていて、そのまま点数をつけたら恐らく3.6くらいだったかな。
でも鑑賞後にFilmarksの記事でこの映画に関するものを読んで印象が大きく好転💕
かつて実際に起きた事件を元に書かれた小説を原作として描かれたこの映画。元々は原作小説をなぞり、オセージ族の連続殺人事件とその事件解決にD.C.からやってきたFBIのミステリー作品的な脚本で、レオ様はFBIのトム・ホワイト役をオファーされたとか。でも、このストーリーの本質は殺人事件の解決よりもオセージの在り方やダメ男夫妻の愛の物語なんだと訴え、脚本の大幅修正を要求した上に自分がダメんず役を買って出たとのこと。
それを聞いたら映画全体の評価が格段に上がってしまい、気付けば4.4点🍀こーゆー記事を読むことも非常に重要なんだなーと気付かされる良いきっかけになりました😊💜

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らまんば

4.0さすがの二人(Leo&De Niro)

2023年10月26日
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鑑賞方法:映画館

3時間超もしくは3時間前後の映画が多くて慣れてしまったのか、作品そのものが面白かったからだろう、これはそんなに長く感じなかった。
(個人的には、バビロンとかレジェンド&バタフライなどの方が長く感じた)

「キラーズ…」とあるとおり殺人の話で、冒頭からベッドに横たわる人々を見て、これはどう展開するのかと引きこまれた。
そして当時の人種の勢力図がわかり、恐ろしく感じた。

ディカプリオは変わらず上手くハマっていた。流れに抗えないんだけど、妻への愛だけは自分の意思がハッキリしていた。
デ・ニーロは貫禄があり流石。年を取ったがかっこいい。優しいおじさんの笑顔が、裏の顔がわかるにつれ凄みというか存在感を増していたように思う。動じない姿がすごかった。

どうでもよいのだが、映画の中のサロン?ヘアサロンか。床屋とビリヤードが同じ空間にあったが、あの感じがちょっと好き。
あと、他の方も書いてらっしゃるが、パンフ販売がないのが残念!

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ふわり

3.5生々しい

2023年10月26日
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 映画館にて鑑賞しました。

 3時間を超える上映時間でしたが、つまらないなぁ、と思う部分はありませんでした。だからといって、短く感じたというわけでもありません。もう少し時間が短いといいな、と思いましたが、これだけ描いているとこうなってしまうのかな、とも感じました。
 最初から事件の犯人が分かっている形で話が進んでいきますが、いつモーリーに魔の手が伸びるのか、とヒヤヒヤしました。
 アーネストは心が弱い奴だなと思いますが、自分としては人間臭さを感じました。レオナルド・ディカプリオの演技もとても良かったな、と思いました。また、言わずもがな、といいましょうか、ロバート・デ・ニーロ演じるヘイルのオフィサー感はやはり尋常じゃないですね。
 少し詩的な言い方をすると、インディアンの土地から採掘された石油に市場価値が付いてしまった瞬間に、先住民の文明・文化が資本主義の人間の欲望に飲み込まれる運命が決定づけられたんだなと感じました。このように書くとインディアンが一方的に弱者に感じますが、物語の端々に白人(資本主義側の人間)から見るインディアンの特性も描かれているように見えました。
 石油だけがインディアンを追い込んでいったわけではないのでしょうが、彼らが石油を手にしていなくても、彼らの生活が残り続けたというビジョンも見えないのが少し切ないですね。

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kame-pukupuku

4.5やはりスコセッシ監督はスゴイ

2023年10月26日
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悲しい

興奮

知的

多くの口コミでも出てますが3時間半近い作品で、トイレ2回くらい行かないとと思ってたら、ドラマチックなオープニングから緊張感の続く展開であっという間のエンディングでした。脚本、監督、俳優全てが素晴らしいからですね。デニーロといえば個人的にはマイ・インターン が大好きなんですよね。あんなお年寄りになりたいという願望です。本作でも71才のスコセッシ監督と70才のデニーロ、お互い歳を重ねて長年ぶりの夢のタッグも素晴らしい。もちろんレオ様も最高の演技を見せています。アカデミー賞何部門とれるのか楽しみです。

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tomクルー

4.0円熟した俳優たちの素晴らしさ

2023年10月26日
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怖い

デカプリオもデニーロも馬鈴を重ねているが、若い時にはない演技の凄みみたいなものが出ていて、素晴らしい。デニーロはもはや言うことはない。あれだけの演技が出来る俳優は日本には存在しない。デカプリオも、かつての美少年の面影は何処にもなく、ふてぶてしいオヤジになってしまったが、ふてぶてしさの中にも、少しマヌケな要素と純粋さとの微妙なラインの演技が出来る名優になった。この二人の名優の素晴らしさを再発見するだけでも、この作品の価値はある。内容は事実に基づいたミステリーサスペンスだが、上映時間が長過ぎて、少しだれてしまった。原作を読んでから、鑑賞する方が良かったのかもしれない。

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shanti

4.0白人たちがKKKを隠そうともせず、陰湿な手法で先住民の利権を強奪していく

2023年10月26日
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悲しい

怖い

興奮

演技しているのは、デ・ニーロ、ディカプリオ、そして悲劇のヒロイングラッドストーンだけで、彼らを支えるのがバックの群衆。
白人たちがKKKを隠そうともせず、陰湿な手法で先住民の利権を強奪していく様子を描いた第一次世界大戦後の西部劇です。
ディカプリオは兵隊帰りの流れ者。搾取される先住民オーセージ族は、集会を開いて反抗の姿勢を示すが、一向に決起しない理由は何でしょうか?
動き出したのは指紋採取や検視もない時代の連邦警察でした。スコセッシ監督と長い付き合いのあるデニーロが演じた悪役は、彼にぴったりでした。人当たりの良いボスはギャングのトップというよりも悪徳政治家に近いが流石にうまい。

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ezu

4.0愛すべきショミカテ

2023年10月26日
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ネイティブの皆さんが円陣になって踊る〈花〉に見たてたラストの真俯瞰カットを見る限り、本作はその昔オイル利権を握っていた世界一裕福な先住民オーセージ族を次々と殺めていくホワイトたちの物語である。資産家の先住民の皆さんをまるで物を扱うように射殺したかと思えば、毒入りウィスキーや糖質タップリの食事でじわじわと弱らせていくえげつない手口。金のためなら手段を選ばない極悪非道の白人たちをこれでもかと醜く描いた1本なのだ。

1920年代アメリカのオクラホマ州。フリーメーソン!のキング(ロバート・デニーロ)が牛耳るオーセージの田舎町に甥のアーネスト(レオナルド・デカプリオ)が戦地から帰還する。マネーと(太めの)女が大好きなちょっとまの抜けたアーネストは、先住民のモリー(リリー・グラッドストーン)の運転手をしている内にすっかり惚れて込んでしまい結婚するのだが、金の亡者キングが仕掛けたオイルマネーを巡る陰謀の渦中に引き摺りこまれていくのであった。

そんな先住民差別(虐殺)問題に絡めながら、前作『アイリッシュマン』同様に、本作には監督マーティン・スコセッシの自己投影的演出がなされている。一人また一人と一族の人間が天に召されていく様子をリリカルに映し出したシーンには、御年81歳を迎えた巨匠スコセッシの死生観がはっきりと表れているような気がするのだ。「昔の知り合いや映画仲間はほとんど亡くなってしまった。今は犬だけが友達さ」とかつてアラン・ドロンが単独インタビューで語っていたことを、スコセッシも今現在身に染みて感じているのではないだろうか。

昔からずっと一緒にいて自分のことを本当に理解してくれている親戚や友人たち、仕事仲間がほとんど亡くなって一人ぼっちになってしまった時、オーセージの生き残りとなったモリーのごとく、深い寂寥感からわき上がる慟哭の声をあげずにはいられなくなったのではないか。しかも、最後は自分を守ってくれると信じていたアーネストいな、ハリウッドが金に目が眩んだ裏切者だったと知った時、その悲しみにはさらなる拍車がかかることを、この映画は切々と訴えているような気がするのである。

正義は勝った、しかし.....キングやアーネストが逮捕された後のシークエルに、ラジオドラマ風の演出をして見せたスコセッシの真意はどこにあったのだろう。(ブレンダン・フレイザーが出落ちしていた)裁判も含めすべてが茶番劇だったと言いたかったのだろうか。それとも映画を(生で)映画館へ見に行かなくなった観客に対するあてつけなのだろうか。興行的にコスパ最悪の3時間26分という超長尺の本作は、パラマウントのみならずAppleTV+が配給に加わっている。2億ドルの制作費を劇場上映だけでは回収できないと判断されたのだろう。

マーティン・スコセッシにとっては、手間暇かけてじっくり丁寧に作り込んだハンドメイドの映画が、劇場公開のみで元がとれ大きな利益をあげられてこそ“完全なる勝利”といえるのだ。本編の作りとは明らかに異なる、デニーロやデカプリオの声音を真似たなんちゃって声優やスコセッシ本人のキャスティング、そして何ともチープな効果音で再現されたラジオドラマは、ネイティブの皆さんには悲劇以外の何物でもない深刻な出来事を、“勝利”のためとはいえ見せ物にしてしまったことに対する贖罪だったのではないか。

この映画の道義的責任は全部監督である自分にあり、出演俳優等には一切責任はないのです。マイノリティ搾取を屁とも思わないしょうもない白人たちですが、中にはデカプリオ演じるアーネストのように悪事に手を貸しながらも家族を本当に愛した男もいたのです。だから、私たちを嫌ったりしないでね、と。エンドロール後のショミカテ(コヨーテ)の雄叫びは、白人=肉食獣を代表してスコセッシ自ら詫びを入れた、茶目っけたっぷりの演出だったのではないか。

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かなり悪いオヤジ

4.0屈指の重量級

2023年10月26日
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悲しい

怖い

難しい

 小さな土地で起こった連続殺人事件であるが、それを改めてこうして掘り起こした意義は大きいように思う。おそらく、ほとんどの人はこのような事件があったことを知らないだろう。

 そして、本作には石油に限らず、土地やそこから生み出される利権を巡って繰り返される戦争に対する暗喩も読み解けた。そういう意味では、現代にも通じる普遍的なメッセージが感じられ、ズシリとした鑑賞感が残った。

 正直、陰惨なドラマであるし、上映時間も長いので観終わった後にはドッと疲れる。ただ、実際に観ている最中は全く退屈することはなく、話が進むにつれてグイグイと惹きつけられてしまったのも事実である。これもひとえにスコセッシの演出力のおかげだろう。

 スコセッシの演出は流麗且つ端正にまとめられている。
 冒頭の石油を浴びるオーセージ族の姿をスローモーションで捉えた映像は圧巻のビジュアル・センスであるし、大自然をバックにした美観も作品に一定の風格をもたらしている。また、幾度か描かれるウィリアムとアーネストの対峙は、じっくりと腰を据えた心理描写に専念し、その余りの緊迫感とシニカルなユーモアに目が離せなかった。

 そもそも、このウィリアムという名士。表向きはオーセージ族の味方のように振る舞っているが、その裏では彼らを食い物にしている業突く張りな資本家である。金のためなら他人の命など何とも思わない極悪人で、多くのならず者を手下に抱えている。そんな彼の欲望が渦巻く本ドラマは、さながらマフィア映画のような怖さで大変スリリングに観ることができた。

 但し、ラストの処理の仕方については、いささか凝り過ぎという気がしなくもない。普通であればテロップで処理しても良いと思うのだが、それを”ああいう形”で締めくくった狙いが自分には今一つ理解できなかった。

 また、本作は事件の関係者を含め、登場人物がかなり多く、しっかりと物語を把握しながら観進めていかないと後半あたりから混乱するかもしれない。

 モリーには3人の姉妹がいて、彼女たちは夫々にウィリアムによって命を狙われていく。そのあたりの事件のからくりがFBI捜査官の登場によって後半から怒涛のように白日の下に晒されていく。物語がかなりの重量級で、結果として上映時間もこの長さになってしまった。

 おそらく興行的な事情を考えるのであれば、設定の刈り込みなどをすることによって、もっと観やすい時間に収めることができただろう。しかし、スコセッシは敢えてそうしなかった。この歴史的悲劇の重みを観客に伝えたいという思いから、なるべく事実を端折らないで映画化したのだろう。その心意気は買いたいが、今回はかなり欲張ったな…という印象も持った。

 キャストではスコセッシの新旧に渡る盟友レオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロの共演が大きな見どころである。
 アーネストを演じたディカプリオの熱演、ウィリアムを演じたデ・ニーロの表裏を使い分けた貫禄の演技、夫々に見事だった。自分もスコセッシ映画を随分と観てきたが、この盟友の共演には感慨深いものがあった。

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ありの

3.5リキの入った作品。しかし長くて疲れた。 パンフ販売無しなのは残念。...

2023年10月26日
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リキの入った作品。しかし長くて疲れた。
パンフ販売無しなのは残念。
ほぼ情報無しで観たので、意外なキャストにへぇ、カメオ出演の彼の方にもふむふむと。
上映時間知らずに鑑賞は失敗。

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youngadam

4.023-124

2023年10月26日
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200分越えはやっぱり長い。
だがしかし、非常に面白い作品でした。

デニーロの偽善者っぷり、
怖い😱
グラッドストーンの見透かしたような表情、
怖い😱
金に群がり平気でインディアンを殺す奴ら、
怖い😱

何よりも怖い😱のは、
ディカプリオのクズ男っぷり。
最高にクズでした。
名演技ですねぇ😅

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佐阪航

3.5マーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ...

2023年10月25日
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興奮

マーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンス、リリー・グラッドストーンら豪華キャストを迎え、実話を基に描いた西部劇サスペンス。
3時間をこえる長編、、物語がしっかりしててあっという間に終わっちゃいました。

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てかる

4.0スコセッシ円熟の作劇

2023年10月25日
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先住民ルーツのカナダのデヴァリー・ジェイコブスという方がこの映画を批判している。この人は私は知らないが作家で俳優でありカナダではそれなりに重鎮らしい。いわく「悲痛、過酷、容赦がなく不必要に生々しい」「白人の男性キャラクターが深く造形されている一方でオセージ族のキャラクターは浅く類型的」
祖先の虐殺がテーマであり前者の感想は納得出来るが後者の感想はややスコセッシ監督初め制作、出演者には気の毒な感じがする。
一般に善良、無作為な被害者たちに比べれば、冷酷非情で計画的な殺人者たちのほうがキャラクターが濃くなるのは当然。この映画でもキングやアーネストは実際の殺人には手を染めず実行犯となるプアホワイトの連中のキャラクターの立ち方は凄い。特にアナを殺したケネス(だったけ?)の気持ち悪さはハンパない。
そしても一つ。オセージ族は元々はミシシッピ川沿いのオハイオ辺りに住んでいた種族で、合衆国政府に追われ居留地を転々として映画の舞台となるオクラホマ州グレーホースにやってきた経緯があるのです。つまり住んでいるところは祖先の地ではなく土地との精神的結びつきが弱い。急速な生活の白人化によって身体的に脆弱化もしており全般にエネルギーが減ってしまった状態にある。映画の中でも虐げられる一方の人々として弱々しく描かれるのは史実として間違いはないのです。だからこそリリー・グラッドストーン演ずるモリーの神々しいほどの美しさ、病気になるまでの逞しさが引き立つのですが。
そうそう、映画冒頭のオセージ族の人々がパイプを埋めるところ、意味がお分かりの方ご教示下さい。
マーティン・スコセッシという人は移民であるとか「そこに仮に住んでいる、ルーツは別だが帰る術を持たない」人々を描かせたら本当にうまいですね。それにしても80歳になっても題材を見つけてきて脚本を書きこれだけの大長編を制作してしまうパワーは凄いです。
流石に「ウルフ・オブ・ウォールストリート」なんかと比べたらケレン味は少し減ったけど元々、スコセッシの持ち味は軽みにあると思っているので十分満足しました。

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あんちゃん

4.0老いて尚、巨匠!

2023年10月25日
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知的

難しい

世界の巨匠映画監督達は、正直、老いには勝てなかった・・・・黒澤明然り、スタンリー・キューブリックさえも(個人的見解ですが)晩年の作品は良くなかった。

しかし、マーティン・スコセッシは違った!
老いて尚、巨匠!演出力は衰えるどころか冴えわたっている!
今回の作品は、206分という大巨編!
普通の監督が撮ったら、絶対に途中でダレてしまう内容だが、ダレるどころか、最後まで緊張感を持続させながら一気に観せてしまう演出力の素晴らしさ!

主演のディカプリオは相変わらず上手い!
叔父の言いなりになるバカな男を熱演!本当に観ていてもどかしくなった!
最近のデ・ニーロは、正直、作品を選ばず出まくってるので(妻の散財の所為)、演技が雑というかオーバーアクト気味だったので心配していたが、やはり盟友スコセッシの作品となると力の入れようが違う!ちゃんと名優の演技でした(苦笑)
モリー役のリリー・グラッドストーンが素晴らしい!
多分、オスカーにノミネートされるのではないか?

間違いなく傑作なのだが、エンターティーメント性は乏しいので、「タクシードライバー」「グッドフェローズ」等の作品のように、何回も観るような中毒性はありません。
なので余計に劇場でちゃんと1回観てほしい作品。

IMAXでの鑑賞の推奨については、ストーリー重視の作品なので、敢えてIMAXでの鑑賞をする事はないと思います。一般料金のTCXでの劇場鑑賞を推奨します。

追伸:最後にマーティン・スコセッシ監督が出演しています!見逃さぬように!

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おじ

3.5白人が法律。

2023年10月25日
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長いし、色々事件が起こりすぎて良く把握できませんでしたが、結局は全ては石油のため?
デカプリオも円熟期に入った感じ。久しぶりに見るデ・ニーロ存在感さすがです。顔剃りのシーン、まるでアンタッチャブルのアル・カポネだ。

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あらじん

5.0アメリカの黒歴史を記憶するための映画

2023年10月25日
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マーティン・スコセッシ監督の作品を観るのは、2019年に劇場公開された「アイリッシュマン」以来4年ぶり。「アイリッシュマン」も3時間29分に及ぶ超大作でしたが、本作も3時間26分に渡る超大作で、トイレの心配をしながら観に行きました。ただ、インド映画ばりの長編映画でしたが、全く長さは感じさせず、最後までトイレに行くこともなく集中して完走出来ました。

「アイリッシュマン」は簡単に人が殺されていく映画でしたけど、マフィア同士の抗争で、まあ言ってみればあっちの世界の話なのであまり深刻に感じませんでしたが、本作はインディアン(アメリカ原住民)であるオセージ族から、石油利権を奪うために彼らを次々に殺していくという話であり、実に後味の悪い話でした。しかも、原作となった「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」は、ノンフィクションだというのだから、まさに血塗られたアメリカ史を掘り起こした映画であり、その点でも大いに存在意義のある作品であると当時に、映画としても非常に完成度の高い作品でした。

お話の背景としては、インディアンの一部族であるオセージ族が、元々の居住エリアを追われてオクラホマ州の不毛の土地に追いやられたことから始まります。その後19世紀末に当地から石油が湧き出し、さらには20世紀に入ってフォードが有名なT型フォードを量産することに成功して一気にモータリゼーションが到来して石油需要が爆発的に伸びたことから、オセージ族は石油の受益権を得ることになり、莫大な富を得ることになったことが悲劇に繋がっていきます。

白人は、オセージ族から財産を収奪しようと、財産管理をする後見人になって財産を着服したり(オセージ族は財産管理が出来ないと決めつけて、政府が後見人を付けることを義務付けたそうです)、本作で描かれたように、婚姻を通じて財産を奪う過程で、殺しまでやったということのようです。

原作の「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」は、このオセージ族の連続殺人を、後のFBI長官であるエドガー・フーヴァーが、テキサス・レンジャー出身の特別捜査官トム・ホワイトに命じて捜査するという話のようで、映画化するにあたり、当初はディカプリオがトム・ホワイトを演ずる予定だったそうです。しかしこれでは白人がヒーローになる映画になってしまい、インディアンに対する虐待に光が当たらないということで、ディカプリオをオセージ族のモリーと結婚して財産を奪う側の白人であるアーネスト役にしたところが本作の凄いところ。

実際には、ロバート・デ・ニーロ演ずるアーネストの叔父で、”キング”ことヘイルが一番の悪者ではあるのですが、アーネストもキングの手先となって連続殺人に加担していきます。ただ、面白いことに妻としたモリーのことは本当に愛しており、だからこそ子供も作ってキングに窘められています。それでもキングの命令には逆らえず、モリーに毒を盛っているという駄目駄目な人間がアーネストな訳ですが、そんな人物像を絶妙な演技で表現したディカプリオは、素晴らしいの一言でした。
また、「アイリッシュマン」では主役を演じたロバート・デ・ニーロも、残虐な役柄を紳士風に演じて一層怖さを際立たさせており、こちらも最高でした。

本作は概ね100年前の話だった訳ですが、9月に公開された「福田村事件」もちょうど100年前、1923年の関東大震災直後の悲劇を掘り起こした作品でした。本作にしても、「福田村事件」にしても、言わば自国の黒歴史にあたる出来事を、記憶に留めるために創られた作品であり、こうした作品を創った制作者の方々に、改めて敬意を表したいと思います。

そんな訳で、本作の評価は文句なく★5です。

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鶏

4.5実話でした。

2023年10月25日
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「オセージ族連続怪死事件」、映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が描く非道な実話でした。さすがハリウッド映画、目のつけどころが違う。

愛する妻モリーには真実が言えなかった…

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YUKI