劇場公開日 2024年2月23日

コヴェナント 約束の救出のレビュー・感想・評価

全161件中、61~80件目を表示

4.0気取っていないガイリッチー、好き。

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

アフガン戦争下で、とある米軍曹長とその現地通訳との間に起こった「約束と絆」をテーマにした実話ベースの作品。もちろん、ヒリつく緊張感と鬼気迫る戦闘シーンはこの監督のお家芸なのだが、本作の見所は、戦争という極限状態の中で生まれる、利害を超えた人間同士の絆にフォーカスを当てているところ。

個人的に、最近のガイリッチー映画の中ではダントツで好きな作品でした。
ガイリッチー監督と言えば、アクション作品の中に「カッコいい」と「オシャレ」を描くのが得意なイメージが強かったから、そもそもこの監督が米国の戦争という重いテーマと正面から向き合っていることが意外だったし、実話ベースの作品ということも意外でした。

そして、主演はジェイク・ギレンホール。独特の間と雰囲気を持つ、個人的にも大好きな俳優だが、内省的な軍曹といった本作の配役にとてもマッチしていた。

本作で特に好きだったシーンは、帰還中に通訳のアーメッドが、心が折れかかって不意に泣いてしまう場面。鑑賞後、本作の制作エピソードの動画を見たのだが、アーメッド役のダール・サリムがこのシーンをうまく演じようとしたら、監督から「人は泣こうと思って泣きはしない、不意にそうなるんだ!」とダメだしを受けたとのこと。なるほど、「不意にそうなった」泣きのシーンがきちんと描かれていた。

ガイリッチー監督の一つのターニングポイントになったであろう本作だが、人間の本質も描きつつ、きちんと娯楽映画に仕上げているあたりはさすがだなと唸らざるを得ない。

最後に、作品終了時のテロップで、米軍撤退後のアフガニスタンの実情が、作品と地続きの問題として深い余韻と共に見る側に突き付けられました。

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リオ

4.0とにかく

2024年3月2日
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最初から最後まで緊迫感がすごい。

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じーる

4.5アフガニスタンの現実 その2

2024年3月2日
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こういう映画は見ていると辛くなるが、アフガニスタンの現実を頭に叩き込むために鑑賞。
同じ目的で、カンダハルも鑑賞したが、この映画の方がタリバンの姿が丁寧に描かれている。カンダハルのタリバンはゾンビみたいな印象。
結局、兵隊は平和を構築することは出来ない現実。
勢いにまかせて兵隊だけ送り込んではいけないのだ。
ソ連もそうだったし、ベトナム戦争もそう。
ガザも含め、平和は遠くなりにけり。

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morihide

3.5虚しい

2024年3月2日
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任務アクションも残酷で敗退後も過酷な攻防を観る。
通訳人と家族は身を隠し逃げてタリバンは探し続けるスリリングな攻防戦は、どちら側も行動力も頭も賢いからレベルが高いサバイバルなイタチごっこ。
結局のところ最後の字幕で後味が悪いので一つの救出劇でしかなく虚しい気持ちだけ残りました。

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アトレイル

4.5アメリカのした事、しなかった事。

2024年3月1日
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タリバンの支配地域を100kmも先の米軍基地を
目指して、しかも負傷している米兵を手押し車に乗せて
通訳者が助けるストーリーってだけで興味惹かれる。
助けられる米兵のキンリー役のジェイク・ギレンホールは、
もちろんですが、アーメッド役のダール・サリムの
胸が熱くなる演技がとても良くて、しっかりと
ストーリーを引っ張っている。
それにアメリカ政府がアフガニスタンで協力者に対し
どんな扱いをしたのか、そして自国民以外の人に対して
どう動いたのかが、ちゃんと描かれていた点が良かった。

キンリーの奥さんの台詞も良かったです。

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マイタケ

4.5これは胸アツ

2024年3月1日
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鑑賞方法:映画館

敵の勢力下を100kmも。
尋常な精神力では有りません。
期待以上の映画でした!
現実では裏切り者とされて酷い目にあって殺される通訳者が居ることに胸が痛みます。

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やまぼうし

4.0約束は守られた。

2024年3月1日
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実話じゃないんですね。あまりにも上手くできたストーリー。アーメッドがキンリーを連れ帰ったところでまだ半分。あれっ?って思ったらアーメッドの救出の後半からが本番。
移民局だか入国管理局だかのお役所的対応には苦笑。キンリー頑張ってアーメッド救出。
アフガニスタンってタリバンに目をつけられたら生きて行けない国なんだな。
米軍もタリバンもTOYOTA車なんだな。

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あらじん

4.0互いの使命を果たした!

2024年3月1日
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泣ける

悲しい

興奮

米兵とアフガン人通訳の戦争で生まれた絆をスリルある映像で描かれる
戦争ものでなかなか涙することは無いけれど勇気と義を尽くしたふたりの熱い絆を感じるのでした

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倭

3.5権力の空白が生まれた土地の、協力者のはかなさ

2024年3月1日
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<印象に残ったもの>
・アフガニスタンの土地の険しさ
・占領地域で治安活動する5-7人程度の小隊の危険さ。上官に増員を求めても断られたりする組織っぽさ。
・占領に反対する勢力(タリバン)の組織だった行動、”支配”の浸透力

<個人的なこと>
日本に逃れたアフガン難民の子の話を、数年前から時折聞く機会があった。父親は映画のように通訳ではないが、外国企業につとめていたかどで、同じくアメリカへの協力者として命を狙われたとのこと。
成長とともに日本での生活の影響もあり、将来就きたい仕事や宗教観も少しずつ変わる。通訳役の人の子供は将来どうなるのだろう、とエンドロールの写真を見ながらふと考えてしまった

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ジョニー佐々木

4.0不謹慎かもだが面白かった

2024年3月1日
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一時期ニュースでよく聞いたけれども米軍撤退により名前もあまり聞かなくなったな…と思っていたら、現在もガザ地区で行われている虐殺に関わるのがタリバンと現在も進行中のことである。
それゆえ面白いと言ったら不謹慎なようにも思うけれども、映画として面白かった。

ガイリッチーが?と驚いたけれども、ある意味大きな戦争の意味を問うというよりも、立場を違えた者同士の友情に焦点を当てたのが解りやすくて成功しているように思う。

次々と迫り来る敵、やらないとやられる。そんな場面の連続で、人殺しは罪だと正義論を言ってられるのも平和な場所にいての主張に過ぎないとしみじみ思う。
弟やその手伝いした者たちは残って大丈夫なの?

若干友情に至るまでのそんな何かあったかな?て気にならなくもない。当初は米軍を連れてかないとビザがおりないから、が理由だったんだろうがいつしか互いの間に友情が芽生えてた…らしい?そこが弱いと言えば弱いかも。

それにしても曹長の妻は男前ですね!

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こまめぞう

4.0ポストコロニアリズム

2024年3月1日
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支配から逃げる彼らは、大義のために戦うのではなく自身のために戦っていた。

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みみみ

4.0チャウチャウ…

2024年3月1日
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鑑賞方法:映画館

2021年にアメリカ軍がアフガニスタンから撤退した
のは記憶に新しく、ただ敵対してきた米軍に
協力していた通訳者らが報復を受けていた事実は
この映画を通じて知りました。

リアルな戦闘シーンから一気に米軍兵と通訳者の
絆を描く展開になり、戦争の事実も伝えながら
濃いヒューマンドラマに仕上がっていました。

今も尚、身を隠している人々がいると思うと
その恐怖は計り知れません…

ジェイク・ギレンホールは間も無くアマプラでも公開
される「ロードハウス」が楽しみです。

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Yum

3.5熱い男の友情ドラマでした。

2024年3月1日
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ガイ・リッチー監督作品だけあって男くさい人間ドラマでした。
2018年のアフガニスタンでタリバンの武器庫を探す部隊の米軍曹長ジョン・キンリーとアフガン人通訳アーメッドとの
戦時下の過酷な友情物語になってます。実際のドキュメンタリーを題材にしているそうです。ガイ・リッチー監督と関係スタッフの職人的な技で
臨場感のあるシーンが続きラストまで緊張感がありました。タリバン側の全て悪という描き方に問題はありますが、エンタメ作品として文句なしの一級品。
男同志の友情物語しても戦争アクションとして楽しめました。
ガイ・リッチー監督作品が好きなら絶対見るべき作品です。ジェイク・ギレンホールは今回も熱演でした。

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Yoji

4.0胸熱ポイントがいくつも

2024年2月29日
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まさにこのタイトルに相応しい、戦地で繋がった2人の深い絆。
そんな英雄を支える、家族や仲間の姿。
要所要所で胸が熱くなる、骨太な作品でした。

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克晴

4.0スリルとサスペンス & ダイナミック

2024年2月29日
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飛行撮影、移動撮影を駆使してアフガンの乾燥した砂漠地帯をNHK BSのようなダイナミックな映像で魅せます。

ドラマ自体はシンプルで感動の物語ですが、感動寄りではなく、サスペンスとスリラーを交互に怒涛のように押し寄せる演出方針です。映画館で足を踏ん張るタイプですね。

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越後屋

4.0アクションは序章に過ぎず

2024年2月29日
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泣ける

楽しい

難しい

前評判があまりに良かったから結構期待していたのだけど、予想していなかった角度で驚き。タイトル、そういう意味だったのか。近年のガイ・リッチー作品のようなド派手なエンタメ映画ではなく、大真面目な超本格社会派ドラマ。どうやらこれ実話らしく、おかげでガイ・リッチーの本気を見た気がした。

序盤はよくある映画な雰囲気だし、迫力はあるけど印象深いシーンはそれほどなく、本日3本目ということもありウトウトしていたんだけど、本題に入ったところで一気に叩き起される。なんとこの映画、見どころがアクションではないのだ。アクションを終えた先にある、男の熱い友情。といっても出会って数日の曹長と翻訳隊員であり、これまで親密な関係があった訳でもない。なのに、死にものぐるいで守り、守り返す。ただ助けてあげたい。それだけでこんなことを成し遂げてしまうなんて、スゴすぎる。

ジェイク・ギレンホールは一連の出来事を経験したかのような、キャリア史上最高の演技。歯痒さ、もどかしさの体現が本当にすごい。実体験した人じゃないと、こんな行動できないよ。アーメッドを演じたダール・サリムもまた、これ以上は考えにくいキャスティングで、必死にもがくようすは、リアルすぎてとてもじゃないけど見ていられなかった。基本的な登場人物はこの2人。極限まで無駄を削られた脚本だけど、洗練されていてとても魅力的な作品になっていた。ガイ・リッチーはこんな映画も撮れるんだ。益々好きになるじゃないか。

そして、日本だからと他人事に思わず、歴史についてもっと勉強しなければいけないなと思わされた。幸いにも、日本ではアフガニスタン問題のような軍事介入は起きておらず、そのためこのような問題に対する意識が自分を含め極めて低い。また、日本はメディア報道に偏りがあり、同じ時間帯にどの放送局でも同じニュースを採り上げているということがざらにある。受け身で知れる機会が少ないからこそ、自分からもっと学んでいかなくちゃならない。この映画はエンタメとしても優れているが、関心を高めるという意味でも、すごく価値のある作品だったと思う。

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サプライズ

4.5えー、普通に面白いんですけど(意外!)

2024年2月29日
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ガイリッチー=スタイリッシュというイメージで、凝った映像とかあまり好みではなかったんですけど、こんな映画撮るんですね。しっかり骨太な映画で、ずーっとドキドキしながら鑑賞しました。すごく面白かったです。

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shioshio

4.5ヒューマンドラマ

2024年2月29日
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戦闘が観ていて凄く緊張した!
ローンサバイバーやアメリカンスナイパー好きには面白い!
胸が苦しくなるシーンも多くて、最初から最後まで全く飽きずにあっという間だった。
めちゃくちゃよかった。
色々考えさせられる作品だった。

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AK

5.0「スナッチ」「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督...

2024年2月29日
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「スナッチ」「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督が、アフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーに着想を得て撮りあげた社会派ドラマ。

2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍曹長ジョン・キンリーは、優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇う。キンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場を突き止めるが、大量の兵を送り込まれキンリーとアーメッド以外は全滅してしまう。キンリーも瀕死の重傷を負ったもののアーメッドに救出され、アメリカで待つ家族のもとへ無事帰還を果たす。しかし自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ向かう。

主人公キンリーをジェイク・ギレンホール、通訳アーメッドを「エクソダス 神と王」のダール・サリムが演じ、ドラマ「ザ・ボーイズ」のアントニー・スター、「トレインスポッティング」のジョニー・リー・ミラー、「リトル・ジョー」のエミリー・ビーチャムが共演。

9 G-10

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紫苑

3.024-031

2024年2月28日
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コヴェナント、絆、約束。

大義もなく、
報復と裏切り、欺瞞に満ちたこの戦争。
アメリカにもタリバンにも正義はなく、
あるのは個人の信条と怒り。

現実で救う事ができた命は少なかったはず。
友情と絆を描きながら、
ドス黒い得体の知れない悪を感じた。

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佐阪航