「東北の男女がする上に「せ」がつき下に「す」がつくものはなに？」絆のものがたり　心と心を結ぶもの　野川新栄さんの映画レビュー（感想・評価）

答えは「せけんばなす」

この映画を観てつまらなかった人はこれで少しでも笑ってるいただけたら東北人としてこれに勝る喜びはありません

2023年映画館鑑賞58作品目
10月22日(日)チネ・ラヴィータ
スタンプ会員1500円

絆をテーマにしたオムニバス映画
東北6県を舞台にしてるがショートムービーはなぜか6つではなく5つ
秋田と岩手で１つはちょっと納得がいない
80分だからエンドクレジットなど除けば単純計算で1つ15分ならば
プラス15分でもう一つ作れよ
岩手か秋田のやつ

『宇宙にたった2人』『この町の』はコロナの影響をモロに感じて不快だった
嫌味に思えた

『宇宙にたった2人』
磯部鉄平監督作品脚本作品初鑑賞
永井和男脚本作品初鑑賞
舞台は福島県いわき市
メヒカリ加工場や石炭化石館ほるる
あらすじ
10年前に亡くなった友達のなっちゃん
彼女が大切にしていた遺品が入った小さな箱をなっちゃんの父に渡され海辺で宇宙人との交信を始める2人の若い女性
感想
フタバスズキリュウ久しぶりに聞いた
本来なら100%で聞き取れるのにマスクが邪魔で100%に達していない
海辺でマスクを外したら今度は波の音でボソボソ声がかき消される
「スペースピープル」というと『行け！南国アイスホッケー部』でキャンプファイヤーだと思い行ってみたら宇宙人との交信に付き合わされるオチを思い出した
配役
上京しカメラマンを目指すユメに箭内夢菜
ユメの幼馴染のソノに園田あいか
星２つ

『この町の』
犬童一利監督作品初鑑賞
脚本は『喝 風太郎！！』『こはく』『ビューティフルドリーマー』の守口悠介
舞台は山形県南陽市赤湯温泉
あらすじ
東京で結婚したが離婚し故郷に戻りしばらく経つ夕佳里
彼女は自分の過去をよく知る地元が嫌いだった
コロナ禍が南陽市にも襲いかかり地元は急にギスギスするようになった
感想
スナックでの客のセクハラ行為は最低だがそれ故に面白かったがそれは自分が女じゃないからだろう
一番わかりやすく娯楽性は高い
配役
地元のスナックでバイトをしている夕佳里に橋本マナミ
夕佳里の母親に大島蓉子
近所の世話好きなオバサンの好見に成嶋瞳子
星3つ

『リフレインの鼓動』
曽根剛監督作品初鑑賞
中村元樹脚本作品初鑑賞
舞台は秋田県仙北市と岩手県雫石町
あらすじ
歌手の夢を諦め故郷に帰ってきたフタバ
一面の冬景色
ファンタジー
感想
シュールでよくわからない
『新世紀エヴァンゲリオン』の終盤のような演出
喫茶店のシーンも印象的
配役
ヒロインのフタバに工藤綾乃
星１つ

『変わらない。変われない。それでも、』
福田浩之監督作品脚本作品初鑑賞
舞台は青森県外ヶ浜町
あらすじ
2018年９月25日宏治の妻が死んだ
宏治は深く反省し妻との記憶と共に生きていく贖罪の日々
感想
画面を２つに分ける演出は嫌いじゃない
松浦の顔が本当に汚いが熱演ひかる
山口が久々に可愛い
配役
妻を亡くした夫の宏治に松浦祐也
夫の浮気で自殺した宏治の妻に山口紗弥加
宏治の職場の上司に佐藤二朗
星4つ

『遅い花』
濱田未乘監督作品初鑑賞
上田優子脚本作品初鑑賞
舞台は宮城県仙台市太白区坪沼
あらすじ
お笑いコンビの相方が営業に大遅刻して漫才ができなくなった
営業の現場で怒ったツッコミは電話で相方を怒鳴り「死ね」と罵った
相方は事故で死んだ
ツッコミはピン芸人になった
再び同じ営業場所にピンとしてやってきたツッコミのまわりで怪現象が起きるようになった
感想
神社で漫才をするコンセプトが分からなかった
ユースケの瞼の面積が広すぎてお釈迦様みたい
ピンになったらフリップ芸は安易
ネタも考えてくれるユースケを声だけは大きい津田は大事にしないといけないな
『世にも奇妙な物語』っぽくてこれが一般大衆には一番ウケやすいかもしれない
配役
漫才コンビ大安吉日の残された方に津田篤宏
漫才コンビ大安吉日の事故で亡くなった方にユースケ
坪沼八幡神社の神主に馬場裕之
星3つ