「親友っていいな」アキはハルとごはんを食べたい　菜野 灯さんの映画レビュー（感想・評価）

高校時代から親友同士の男子二人が20歳の年に、一軒家で共同生活を始める1年間の話し。男子二人の共同生活ってなると、どうしてももう一方がオンナっぽくなる設定だが、この二人は男子のままのような感じもする。たしかに料理担当のアキが女性っぽいとこあるけれど、それほど極端ではない。両方ともイケメンには違いないし、特にハルは黒髪で身長高く、小顔でオトコっぽくて、おしゃれ。女性にアンケートとったら、どっちが好みの人が多いんだろうって興味ある。
男子同士のつながりに、女子たちの恋心が入ってきて複雑化するのかなとの展開を期待していて、一瞬そうかなとドキドキしたけれど、部屋に居たのはハルの姉だったので、安心した展開に。さらにはハルがイギリスに渡るような話しも浮上したけど、それも元の鞘におさまって、平和な感じで終幕。
料理の場面が随所にあって、料理って生活には必須というか、それがないと買物弁当や外食だけになるので味気ない。共同生活には、料理の技術って大切って思えました。
それにしても、共同生活ができるくらいの親友がいること自体とっても幸せだなってその出会いがあるナシ、の分かれ目って一体何なんだろうって思えました。思春期にこころを開ける存在ってとっても大切で、一生大切な存在になりえるんだなって思えました。
あとは、観客のざっと9割は女性でした。若い女性が多かったです。男性は私含めて2人いるかいないか。たしかに、異性のイケメン二人をずっと見てられるってのは魅力的だろうと思いますし、男の私からみても、特にハルは男前です。声もいいし。歳重ねてもいい男で有り続けてほしいですね。