キル・ボクスン

配信開始日:

解説

「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨンが主演を務め、凄腕の殺し屋という裏の顔を持つシングルマザーの戦いを描いたサスペンスアクション。

暗殺請負組織に所属する殺し屋キル・ボクスンは、その一方で思春期の娘ジェヨンの母親として家事や育児に追われる日々を送っていた。ジェヨンに対して後ろめたい思いを抱えてきた彼女はついに引退を決意するが、最後のつもりで請け負った任務で迷いが生じて殺しを遂行できず、組織から命を狙われる身となってしまう。

暗殺請負組織のボスを「シルミド SILMIDO」のソル・ギョング、思春期の娘ジェヨンを「虐待の証明」のキム・シアが演じる。監督・脚本は「キングメーカー 大統領を作った男」のピョン・ソンヒョン。Netflixで2023年3月31日から配信。

2023年製作/139分/韓国
原題:Kill Bok-soon
配信:Netflix
配信開始日:2023年3月31日

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Netflix映画「キル・ボクスン」3月31日(金)独占配信

映画レビュー

4.0この手のジャンルが好きだから甘めの点数

2023年10月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ファン・ジョンミンとソル・ギョングを出してくるあたりキャスティングかシブい。ただし、ファン・ジョンミンはインパクトはあったがチョイ役の範囲を超えないけど。2人共がっつりアクションシーンをしていて、韓国映画でもおじさんアクションが定着している感じがする。
アクションシーンは概ねよかったのだが、冒頭のシーンから挟み込まれる、ボクスンの妄想(予想?)シーンがあまりいただけない。危険察知能力や戦闘の総合分析力の高さを表現しているんだろうけど、テンポの悪さを感じただけだ。
最近の殺し屋映画では、フリーランスは少なく、主人公が組織に属していることが多い。本作でボクスンが所属している組織は、元々バラバラだった殺し屋業界を一つにまとめたものという設定。決して一枚岩じゃないところも殺し屋の組織っぽい。中盤に食堂で繰り広げられる戦闘シーンは、上昇志向と上下関係(序列)の強固さが垣間見えるものだった。あのごちゃついた感じといい、ボクスンの戦闘能力の高さを感じさせるお気に入りのシーンだ。
組織で動くメリットはたくさんあるが、組織って徐々に腐敗していくからなかなか厄介なもの。その辺の腐敗っぷりも触れていて興味深い。だからこそ、続編の余地があるってことだ。ボクスン待ってるぞ!

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kenshuchu

2.5結果

2023年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

うーん。
思春期の娘を持つ凄腕の殺し屋。
設定は良かったけど。
なんだか、さらっとしていて響いてこなかった。
残念

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千恵蔵

3.0暗殺者養成所

2023年6月12日
PCから投稿

殺人請負会社MKにつとめるベテランの暗殺者。
表向きはシングルマザー。
殺人と子育て。
矛盾するふたつを両立させようと奮闘するボクスン(チョンドヨン)。

MKはランク別の暗殺者を擁し若手の育成もやっている。
受注した依頼は作品と呼ばれ、一見したところはほとんどアイドルプロダクションのよう。

プロットはソジソプが出演していたある会社員を思わせたが“会社の仕事”に加えて思春期でゆれうごく娘との葛藤が絡む。ボクスンはいい母親であろうとし、稼業をひた隠しにしているのだった。・・・。

Netflix配信日にリマインドしておいたやつだし、見ごたえあるノワールだったが、あちらはノワールの宝庫なので、満足度は平均的だった。
日本映画だったら絶賛(というか偶然のいいできに驚きをおぼえる)するところだが韓国映画なら及第という感じ。
チョンドヨンとソルギョングの豪華Wキャストに当て込み過ぎた。

とある自殺見せかけ殺人の依頼でボクスンが道理に逡巡するところからMKは混迷へ向かっていく。
殺人請負会社の暗殺者が殺人を道義と非道義に峻別しているのは変だが、そこから得意のめくるめくノワールへ堕ちていく。

ボーイッシュな暗殺見習い役のイ・ヨンがいいかんじ。
韓ドラには、元気よくソンペ(先輩)と言い、いつでもどこでもソンペソンペと慕ってくるかわいい後輩がかならず出てくるが、本作のイ・ヨンはそれだった。

親の心配をよそに子は案外ふてぶてしく育つものだ──というところに帰結して、殺人と子育てというキーワードを巧くまとめた。

冒頭、ファンジョンミンのたどたどしい日本語からはじまったので嫌な予感がしたが嫌日シーンはほぼなかった。
が、10万ウォン札が出来たら誰(を肖像)にするか?というディベートテーマの候補に安重根があがった。

ところで(余談だが)韓国映画をレビューするとき独特なところに立脚していることに気づく。
じぶんは政治的ではなく明瞭な左右はないが左系発言に嫌悪することが多いのでだいたい保守だろうと思う。
ところがレビューをしているときは日本映画をはげしく罵倒する。
韓国映画をレビューするときは韓国を疎ましく感じながらも韓国映画を褒め、やはり日本映画を腐す。
先日亡くなったノーベル賞作家の受賞演説が「あいまいな日本の私」だったが、言い得て妙。
まったくのところあいまいな日本の私だと思う。
因みに作家は左で大人になるにつれ読まなくなったが、若い頃わたしは日常生活の冒険を文庫がぼろぼろになるまで愛読したものだ。

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津次郎

4.0ベテラン名優のアクション

2023年5月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

配信にて。
観る前はちょっと長いな、と思ったものの、面白くてあっという間。
チョン・ドヨンとソル・ギョングという普段はあまりアクションしないベテラン名優がバリッバリにアクションをこなすのがまずスゴい。達人同士だけに将棋の読み合いの如く何十手先の勝負まで見えてしまうという…
殺人よりも子育ての方が大変、というのはそうだろうしだからある依頼を断るというのも良かった。
なとなくいい話っぽく着地してるけど、それホント…?

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ぱんちょ
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