ノック 終末の訪問者のレビュー・感想・評価
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ノック7回
訪問者が何者なのか、結局のところ目的は何なのか等、
難しいなと感じる鑑賞者の方が多そうな作品でした。
(もちろん自分も)
ただ、訪問してきた彼らが何を表しているのかをセリフで簡単に説明してくれているので、同じような分かりにくい系映画の中では親切な方なのではと思います。
鑑賞後にネットで調べたところ、原作の展開とは180度違う結末にシャマラン監督が変更したそうで
その影響で当作品に対して、宗教的な側面に関する批判や論争が起こったようです。
ノックの回数7回、バスルームのシャワーカーテンに羊が描かれていることなど、宗教に関わる要素なのでは…と勘繰ってしまう小物や演出が色々あって、それを探すのも楽しい要素の一つでした。
鑑賞動機:ノックの音がした10割
いやあ、これはちょっと。
本人たちは盛り上がっても、こちらの感情は盛り上がらず。結局はセカイ系なんだけど、余計なミスリードを入れたもんだから、「世界か君か」という決断すらたまたま行った薄っぺらいものに見えてしまう。もうちょっとこう、本当らしく思わせる上手いやり方ないんですかね。
冒頭からやけにバッタを推すなあと思ったが、前半の訳わかんないまま進んでいくところは良かったんだけど。バウティスタが小学校教師みたいなギャップとかね。
あれ、今回シャマランいたっけ? …そこ!
Theシャマラン
深みもないがテンポは良い。
4人の人間が訪ねてくるってファーストインパクトだけでもう2捻りぐらい欲しかった。オチも。
回想シーン要らん。子供の傷も伏線なかったなぁ
「ガッカリ映画界の巨匠」が放つ最新最強のガッカリ作品w
シャマラン映画は「ガッカリしたかどうか」を問うてはいけない。ガッカリするのは当たり前だからだ。したがって「どれくらいガッカリしたか」が正しい問題の立て方なのであるw
こんなガッカリ映画界の巨匠wシャマランの最新作が、知らないうちにアマプラで配信されていたので慌てて観た。
で、本作がどの程度ガッカリするかと言えば、「『ハプニング』と同じくらいガッカリした」という感じだろうか。つまり、ガッカリ度最上級の最低の作品ということだ。
前作『オールド』の場合、何故、物語の舞台となる海岸だけ時間の進み方が早くなるのか説明されないままなのだが、主人公たちは一応はその謎を解明できたし、そこから脱出することに成功し、海岸を利用してショボい事業をしていた犯罪グループの実態も暴露されるという点で、とりあえずカタルシスは得られた。
ところが本作では、ある日突然、ゲイカップルとその子供の別荘に奇妙な4人組が来訪し、カップルと子供のうち誰か一人が犠牲にならなければ世界が破滅するから、死ぬ1人を選べという。
来訪者の発言が真実なのかウソなのか、ウソなら何のためなのか、まるでわからない。
また、発言が真実だとしたら、何故、世界が破滅するのか、それと主人公たちの犠牲に何の関係があるのか、最後まで皆目わからない。さらに来訪者が1人ずつ犠牲になれば、破滅を先送りできるのは何故か。こうした疑問が次々に上積みされる。
最後までそのどれ一つとして解明されないまま、来訪者は全滅、カップルの一人が犠牲になってメデタシメデタシという結論だから、どこからもカタルシスのカケラも生じてこないのである。
いくら「ガッカリ映画界の巨匠」作品とわかっていたとしても、さすがに投げやりすぎるだろう。次回作ではもうちょっと「本気」を出しましょうねwww
わからないです
前作「オールド」が科学的だったからか、今回はその逆へ振り切った感じ。「オールド」では確かさを提示してオチもはっきりしていたが、今回は不確かさを提示してきた印象。
とはいえ、宗教に詳しい人が楽しめる映画。逆にいうとこの宗教に詳しい人は、シャマラン監督の意図を汲んでいるかもしれない。
側から見れば「ゲイのカップルが罰せられた」という見解もできるので、この大きな力は、ゲイを許せなかったのかもしれない。
だって、①人類が死ねば3人生き残って、②1人死ねば人類生き残る。
この場合、①を選んでも2人には罰だし、②を選んでもどちらかには罰になる。どっちを選んでも女の子は生き残る。全然調べてないからわからないけど、あの女の子の傷が神の子的な特別な存在を示すサインなのかな。女の子はどう転ぼうと無傷。
考え方によっちゃどこかの宗教へ大きな一石を投じた?とも取れる。オチを曖昧にして、4人にカルト的な要素も残して濁してはいるが、エンタメとしてギリギリ成立させているから、世に出ているんだろうなとも思う。うん。インタラスティングという意味のおもしろさだと思う。
捻っていないことが捻っているということ!?これがシャマランにしか出来ないアプローチか
M.ナイトシャマラン監督作品はあらかた観てきた。
予告は非常に不穏で素晴らしいものであり期待MAXで鑑賞。
今回はどんな捻りを魅せてくれるのか、と楽しみに観進めるうちに別の意味で不穏な空気が…。「これどう転んでも、どうにもならなくないか?」という不安が湧き上がり…。
しかし、ある啓示を受けて、ビジョンを見て、それを同時多発的に見ていた人間がいると知ったら行動せずにはいられなくなるというのは行動原理として筋が通っているし、その本気度もビンビン伝わる。でも決定的な証拠というのは他者にはわかるはずもなく、軟禁状態でその”狂った”状態の人達の気持ちに寄り添えるのか?どんな人権活動家でも寄り添えないだろう。「お前たちのせいで人類が〜」なんて言われてもなぁ。それぞれが自分自身の正義によって動きつつ(啓示によって”動かされている”という矛盾もある)、3人の家族は解決策を模索するがあらゆることの確証がない現状では解決する術は無い。
こうやって書いていて自分でもよくわからなくなってくるが、答えが出ない問答を繰り返させられているそれこそがシャマランの思惑の一つでもある「あえて捻らない、だけど濁しておく」というものに踊らされたような気もする。
ラストも賛否は分かれそうだが、濁すということを考えると「犠牲が必要だったか否か」も濁しておく必要があったのかなと思った。
導入が面白くない
シャマラン大好きな自分としては中の下くらいな感じ。
引き込まれなくて、一度やめてしまった。
今回のシャマランはテレビショッピングだったのね。
前回のオールドの方が断然面白かったかも。
映画の導入すっ飛ばしてメインのとこだけ流したくらいに薄い気はする。
仲良し家族を襲った悲劇、嘘か誠か、極限の選択
エリックとアンドリューはゲイセクシャルのカップルだ。
アンドリューの両親からは、2人の仲を内心では認められていない。
周りの人や愛する家族から認められていない。そんな時、エリックはいつでもアンドリューに、自分とアンドリューを指差し、「何があっても一緒だ」と優しく言っていた。
お互い、あるいはアンドリューが何か辛いことがある時は必ず。
ある時2人は家族になろうと決意し、養子をもらった。(ここの養子をもらう時、自分たちの関係の説明で嘘を言っているシーンがあって、なんか胸がズキッとなりました)先天的に上唇がパックリ割れている赤ちゃん。ウェイだ。
(赤ちゃんを抱っこした時、エリックは、体の奥底から湧いてくる喜びに打ち震えていたと思う。)
この3人家族は白人のパパが2人、東洋人の娘が1人の仲良し家族だ。
笑いの絶えない家族で、見ていてとても幸せに見えた。微笑ましかった。
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そんな時、予期せぬ訪問者が
3人がいるキャビンに現れた。
初めは、外にいたウェイとコンタクトをとってきた。
大柄の(はっきり言ってドウェイン・ジョンソンみたいな見た目の)男で、優しくウェイに語りかける。
お互いに名前を教え合い、男は自分をレナードと名乗った。
初めは怯えたウェイだったが、自分の好きなバッタを捕まえることが上手いレナードに少し心を開くウェイ。
ところが、家に案内して欲しいと頼まれて、怖くなる。
ウェイの後を追って、キャビンに集まる訪問者たち。レナードを含めた謎の4人組は、
キャビンの住人たちに丁寧だが、何やらのっぴきならない雰囲気をまとわせながら中に入れて欲しいと頼み続ける。
数回の交渉の後、訪問者たちのキャビンの入室を断り続けた3人。
しかし訪問者は、扉や窓を破壊しながらキャビンの中に無理やり押し入る。
その様子に怯えたが、勇気を出して反抗したパパ2人。ところがエリックは頭を打ち、アンドリューは足を負傷してしまう。
侵入者たちはパパ2人を椅子に縛り上げ、3人に核心を告げた。
『このままだと世界が終わる。
3人のうち誰か1人が率先して◯んでくれたら、
世界の終焉はピタリと止まる。
…君たちは、その役目に選ばれた。
申し訳ないが、◯ぬ人を決めてくれ。
我々4人は、世界の終焉のビジョンを見た。
だからここに来た』
と。
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突然やってきてこんなことを言われて「えっ、そーなの!?」って信じる人の方が少ないだろう。
これは、3人家族も辛いが、この訪問者4人組も辛いことが観ていてわかってズーンと重くなりました。
だけど、演出なのか、撮り方なのか分かりませんが、終焉のシーンがテレビの映像のためなのか、
すごくポップというか、どこか地球ではない遠い世界の話のように見えて、そこまで胸にズシンと来なかったのは有り難かったです。
想像できるのはここまで。大切なパートナーをなくす痛みや悲しみは、察するに余りあるので書けません。
こちらも、あまりお勧めしたくない映画…。
今日あなたたちの一人にちょっと死んで貰います
その昔、人間一個の命は地球より重いと何処ぞの政治家が言ったが、本作はそれとは真逆。
突然の謎の訪問者たち。おかしな事を言い出す。
我々は世界が滅ぶ“ビジョン”を見ました。世界を救えるのはあなたたちだけ。あなたたちの一人が犠牲になる事で世界を滅亡から救えます。たった一人の命か、世界全人類の命か、選択して下さい。
えー、何かの宗教の勧誘ですか…? 私はそんなヘンな宗教には引っ掛かりません。ハイハイ、帰って下さいな。
そしたら突然…
たった今裁きが下されました。大勢の人たちの命が失われました。
そう言って訪問者たちは一人一人命を絶っていき、TVを点けると、世界中で異常事態や天変地異の地獄絵図…!
一体これはどういう事…? フェイク? ヤラセ? それとも今本当に起きている滅亡の始まり…?
彼らは何者…? イカれた奴ら…? それとも何かの使者…?
そもそも何故自分たちが…? 何故こんな選択迫られる…?
何を信じたらいいのか…?
こんな謎めいた作品を作るのはあの人しかいない。
M・ナイト・シャマラン。
いつものオリジナル脚本ではなく、同名小説を元に、二人の脚本家が書いた脚本にシャマランも参加。
しかししっかりと、ハッタリか衝撃か見る人によって賛否分かれるシャマラン・ワールドになっている。
状況や説明もないまま。シャマラン作品で“何か”が起きるのはいつも突然。
謎や伏線が意味深に暗示めいて張られ、ますます見る者を混乱させる。
今回どんでん返しは無いが(と言うか、シャマラン作品で衝撃のどんでん返しがあったのは『シックス・センス』一本だけで、いつもいつもそれを期待掛けられるのは気の毒…)、見る者を引き込むストーリー・テラーの手腕は遺憾なく。
100分ほどの尺、予想の付かぬラストとシャマランからの選択に、なかなか飽きずに見れた。
誰だってこんなイカれた訪問者からの選択は信じない。
怪しい言動もある。訪問者の一人が過去トラブルあった人。TVのニュースには一瞬驚くが、事前にそれを知っていたり録画だったら幾らでも作り上げられる。
そうタカを括っていたが、説明の出来ぬ惨事も起こり…。
これは本当の事なのか…? いやいや、断じてそんな訳がある筈ない!
拘束されていたが、それを解き、反撃。
だが、さらに信じる信じないを揺さぶる惨事が…。終末の時まで時間が残り少ない。選択を早く!
当初は信じてなどいなかった。が、託された側も疑心暗鬼になってくる。
下した選択は…?
究極の選択を迫られるのは、同性愛カップルと幼い養女。
何故彼らが選ばれた…? 彼ら自身もそうだが、見る我々も疑問を持つ。
彼らのバックボーンも途中途中挿入される。出会い、養女を迎え入れた時、平穏で幸せに満ちた日々…。
平凡な我々自身の代弁…? 平凡であろうとする多様性の象徴…?(同性愛カップルとアジア人の娘)
何かヒントや意味があるのかもしれないが、う~ん、よく分からず…。
いやそもそも、理由など求めてはいけないのかもしれない。
もし本当に世界の終わりが近付き、命運懸けて選ばれた時、誰も説明してくれないだろうし、あまりにも突然それはやって来る…。
訪問者たちも単純に善悪区別出来ない。
リーダー格の巨漢の男。見かけによらず穏便に乞う。小学校教師。
事ある毎に身を案じてくる女性。看護士。
信じ易い若い女性。コック。
唯一、威圧的で挑発的な男。彼の事は何処かで見た事ある…?
彼ら自身も面識はナシ。同じビジョンに導かれて。
彼らは何故こんな選択を強いる…? ビジョンって何…?
選択迫られる家族側と同様、彼らにも理由などないのかもしれない。ある日突然ビジョンを見て、残酷とも言える使命を負って…。
訪問者たちも意味深な存在、配置。その基は黙示録から。
そこで気付く。本作は謎と衝撃のサスペンス・スリラーではなく、宗教映画の類いだったのだと…。
まあでも、シャマラン的エンタメ醍醐味はあった。
スリルはあるし、展開も飽きはしない。デイヴ・バウティスタやルパート・グリントはこれまでのイメージを覆す抑えた演技と怪演。
だがしかし、煽って煽って、ラストはちと呆気なく、拍子抜け感も…。
もうちょっとはっきりとした説明も欲しかった気も…。
こんな事言ったら元も子もないが、結局我々は何を見たのか、見せられたのか…?
それも含めて、良くも悪くもTHEシャマラン・ワールド。
原作とはラストが違うという。
原作を読んでないのもあるけど、これはこれで。
シャマランからの究極の選択であり、我々への問い掛け。
一個人か世界かだけではなく、我々の生活や人生全てに於いても。
その時その時その都度その都度、私たちはいつも選択を迫られている。
あなたなら、どうする…?
スリルや恐怖の中に、シャマランはいつも“愛”を描いていた。
にしてもやはり、こんな選択と訪問者、実際だったらヤだなぁ…というのが本音。
さすがシャマラン
まさかの真実。凡百のサスペンスにはできない技よね。でもアンドリューの選択は仕方ないよね。だってどう考えても狂気のカルト集団が押し入ってきたとしか思えないもの。エリックがビジョンをみたのはやっぱり信心深いから?だとするとやっぱり宗教は信じないほうが幸せに生きられるんどなと実感、さすがシャマラン様。
チョーーーーーーーーーーーーーつまらなかった
何故3人が選ばれたのか…
何故1人が自ら進んで犠牲になったのか…
納得の行く說明がなく…
ラストまで監督ファンが期待されてたようなどんでん返しもなく…
雑で、安直で、?な作品でした。
映画を見るときは必ずいいところを一つ探して(例・女優さんや景色が綺麗だった・脇役に懐かしい役者が出てた・食事のシーンが勉強になった等)
作品自体はつまらなくても、自分なりにみてよかった!と納得するようにしていますが…
本作は何一つありませんでした。
本作を好きな方ごめんなさい。
チョーーーーーーーーーーーーーッつまらなかったです🙇
なぜ仲良し家族の3人が選ばれたのか?
それが一番の疑問でした。
100分間、全く飽きずに、見て終える映画でした。
飽きないしラストがどうなることかと気になるしそれなりに面白い映画
でした。
【飽きないでそれなりに面白い】って凄いことです。
おまけにまるで疲れない、これも凄い(褒めてます)
しかしタイトルに書いた、なぜ彼ら3人のうちの一人が犠牲になれば、
ハルマゲドン(世界の終焉)が阻止できるのか?は、理解出来なかった。
ラストにも、なぜ?どうして?そんなに【簡単】と言うと語弊があるけれど、
疑問が消えなかった。要するに説得力が乏しい。
この映画の予告編とあらすじをザッと読むと、家族の3人のうちの1人が
犠牲者になり殉教者にならなければ地球は終末して人類は滅亡する・・・
つまりハルマゲドンを阻止するには生贄が必要なのです。
一人を選べと押し入ってきたリーダーの大男のレナード
(デイヴ・バウティスタ)は言います。
口調は紳士的ですが、体格とタトゥーが威圧的です。
山小屋の窓をハンマーで叩き壊しドアを破って現れる4人。
よく見るとレナード以外は非力な女2人ともう一人も弱そうな中年男。
だが、このシーンは怖かった。
そして次々と起こる事件(?)もゾッとした。
リーダーで教師を名乗るレナードは3人に決断を迫る。
翌朝には、殉教者を決めておけと、言う。
山小屋をノックする4人は多分「ヨハネの黙示録」の人々で、
キリスト教では、彼らは地上の人間を殺す権威を与えられている。
無宗教の私にとってハルマゲドンを防ぐために家族の一人を生贄に
差し出せ!!
なんて思想は非常識を通り越して一種の狂気だと思うけれど、
ハルマゲドンを信じる4人は【善行である】と信じている。
宗教では、その善行の対価として天国へ行ける・・・などと説くのですが、
この映画は天国へ行けるとは言わなくて、何十万人が救われると説く。
しかしそれがレナード、サブリナ、レドモンド、エイドリアンの
4人の訪問者の「死」では駄目で、
エリックとアンドリューと養女のウェンの仲良し《3人家族の内の一人》
でなければならないのか?
この違いを解らせてくれないのが、最大の欠点だと思います。
教師(レナード)に看護師(サブリナ)にコック(エイドリアン)に
ガス会社の社員(レドモンド)
【訪問者の4人】は40代前後のの平凡な人々。
何故彼ら彼女たちが選ばれたのかも、その描写はほしかった。
シャマラン監督の出演シーンを削っても、訪問者4人と、
エリックたち3人がなぜ特別に選ばれたのかは、知りたかった。
ちなみにシャマラン監督の登場シーンは、訪問者がTVを点けると写る
黄色いシャツ姿でコマーシャル番組ののホスト役の濃い系のイケ面です。
(オールドにも運転手役で出演していましたが、
(ヒッチコック監督よりもバレバレに出演してますね)
そしてエリックたちがためらってる内に実際に災厄が起こり、
レナードがテレビニュースを見せると
地震による津波、航空機の落下と爆発、疫病が・・・次々に起こる。
ゲイカップルのアンドリューは終末論を信じないが、
パートナーのエリックは徐々に終末論を信じ始めます。
もしかして自分が犠牲になれば【人類の終焉を救えるのではないか?】
涙を一杯に目に溜めたエリック。彼の揺れ動く心と葛藤が一番の見所でした。
この映画はサスペンスとあるが、一種の宗教関連のジャンルでは
ないだろうか!
人気のあるM・ナイト・シャマラン監督の作品。
なんだかんだ言いつつもツッコミ所満載でいつも楽しみです。
神の不条理が暴れすぎ
◉選ばれし悲劇の三人
フツウなら話がある程度進んだら、結末が気になるものだが、この映画はもう「何故」こうなったかしか、頭になかった。誰がこうしたかは分かる。神だ。しかし何故こうなったかが、全く分からない。凶暴な不条理が、人の運命に手を伸ばす。
家族か人類か「究極の選択」のどちらを選ぶのか? ではなくて、何故山小屋の三人が「究極の選択」を迫られたのか? この弄ばれ感。どっちを選んでも、負けだ!
いずれ審判の日がやって来て、天国組と地獄組に分けられる。その境目の最終戦争がハルマゲドンで、そこで天国に召されるために、人は徳を積んだりするのだと言う話は知っていました。でもそれが三人に委ねられた経緯とか企みとか、何故かを思い巡らすためのキーがない。神と共に監督も暴走してしまう。
◉騎士も悲劇の主人公
神の啓示で集められた四人は、戦争や飢饉、疫病、災害などで世界を滅ぼす「黙示録の四騎士」らしい。三人の家族が犠牲になってくれないから、一人一人死ぬことによってハルマゲドンの災厄を出現させていく。しかし、レナード・レドモンド・サブリナ・エイドリアンたち騎士の疲弊感と焦燥感。人は神の思し召すままに生き、滅んでいかねばならないのだろうか。それほどちっぽけな、バッタみたいな存在なのかとひたすら虚しかった。
◉数ではなくて、家族
聖書世界に牙を剥かれたエリックとアンドリューの同性カップルが、天秤の片方に「人類」を載せられても、ギリギリまで「家族」を捨てない。その切実な愛情が主題だと思っておきます。私は、三人家族は誰も死なないと予想していました。
ウェンが大人になってからの、アンドリューとの未来映像が流れたのが、私にとっては、ドンデン返しでした。
ラストシーンでアンドリューとウェンが「ブギーシューズ」をかけて消して、かけて消して、またかけたのは、神の不条理に抗っても無駄なんだから、悄然としているより、もう気楽に行こうぜ! ひとまず神を克服したと言う、焼けっぱちの明るさだったのでしょうか。確かにウェン、君のことは守りたくなる。
ストレートな物語
今回は監督にしては珍しくストレート。
なので予告編のみで良かった様にも思えた。
いつも様に理由(箱)を隠し物語は進むのだがその箱の中には何もなく肩透かしにあった様だった。
また4人が同時に見る妄想とその4人が起こす行動に対する理由。ただ悪夢という縛りだけで死を目の前にして、それを受け入れるだけの理由になるのだろうか?
もしそうなら過程をもっとしっかり描くべきだった様に思える。
なぜ君はその選択?
ゲイカップル、エリックとアンドリュー、養女のウェン山小屋で暮らす3人、そこへ武装した男女4人が訪ねてきてそこから始まる話。
突然来た4人に拘束され決断を迫られる、家族の誰か一人が犠牲になれば世界の終末を止められるという理不尽なストーリー!(笑)
作品観ての率直な感想は話多めで眠くなる!(笑)
ストーリーは面白いんだか面白くないんだか微妙なところ。
何故ラストの主人公の一人は無駄に死を選択したのか?三人で暮らせば良かったんじゃない!てのが個人的感想。
もうちょっと派手な展開があったら眠気も飛んだのかもです!
けっこう面白い
世界を救うために家族の誰かを殺せなどとんでもない話だ。どう考えても無理がある要求なのだけど、見ているうちにだんだんあり得るかもと思わされ、もしうちに彼らが来たら家族は殺せないから死ぬなら自分かななどと思う。
4人の使者がそれぞれ全く別の立場や人格でキャラが立っている。ただ、順番に一人ずつ死ぬと災害が起こるのだけど、死ななかったらどうなるのだろう。説明があったような気がするがよく分からなかった。
男性同士の同性愛カップルの里親映画でもある。あれで子どもが男の子なら、おいおいと思うのだけど女の子なので安心するのだが、この考えも差別的なのだろうか。
なんだこれは、、 42点
お金を返してほしい!この映画、思っていたのとは違い、まるでBL映画のようだった!
物語の理由や動機がよく分からない部分もありました。なぜ普通の人たちが突然襲ってくるのか、彼らが死んだことが何故災害を引き起こすのか、全く理解できません。
全体的には予想通りの展開で、新たな驚きは少なかったです。
予告編で十分でした。
予告編を観てからどんなもんかと鑑賞。
世相に配慮して多様性を体現した様な2パバ+中国からの養女家族が携帯も繋がらん山荘で、「家族の内誰か1人を殺さないと世界が滅ぶ」と告げる面識の無い4人組男女の訪問(進入)を受け、拘束はされるものの危害は及ぼさず(と言いつつ2人のパパに少なからぬダメージ与えてるw)1人ずつコイツラが死ぬ事でニュースで大惨事が次々おこり2パパは次第に決断を迫られていく、、、ってまんまこの通り。
四人組のうち最初に死んだ男がエリックパパを酒場で殴った奴だったとか結局なんだったんだ?たまたまヴィジョンを受けたのか?等々何の捻りもなしにエンディングに、、、はぁ?って感じ_| ̄|○
そもそも四人組が死ぬ事で世界に災いが解き放たれるならオマエ等が死ななきゃいいんじゃね?とかモヤモヤした。
週末の訪問者とゲイの選択
シャマラン先生の映画は結末のどんでん返しを期待しすぎて
肩透かしを食らわされるのもまた楽しみになってきましたが
今作もそそる予告編にワクワクで挑みました。
どっかの森の山小屋で週末休暇中のゲイカップルと
養子娘の元に謎のおじさんが現れバッタ(昆虫)をネタに
「お友達になってちょ」って怪しさ炸裂。
普通に見れば変態です。しかも森の奥から更に3名接近中。
警戒心を解き始めていた娘ですが一目散に家に退避。
ちょっとイケメンなゲイカップルは侵入者に対し防戦開始。
意外にも善戦していたのに堅牢な要塞ではなく普通の山小屋
なのであっという間に陥落。ロープで縛られて監禁状態に。
某湖のマスクを被った殺人鬼なら出会い頭に瞬殺ですが申し訳
なさそうに自己紹介を始めたり何やら悪い人達では無さそう。
ところが彼らの要求は「君達3人の中から誰か選んで殺さないと
世界が終わるんでよろしく」いきなりアポ無しで現れてこれかい。
とまぁ謎めいた序盤の掴みは良いです。
詳しい説明無しで「時間が無いので早く選んで死んで下さい」
では普通の人なら当然拒否ります。
その回答に落胆した侵入者達は衝撃の行動に出る。
仲間の1人を持参した凶悪な武器でフルボッコにして殺害し
TVをつけ現在起こっている津波災害はお前らせいだと
難癖をつける超迷惑な人達。そんな非生産的な事を繰り返し
遂に最後のおじさんも自決。果たして世界は救われるのか
はたまた偶然が重なっているだけの壮大なペテンなのか。
聖書の黙示録的な展開は日本人には馴染みがないので
ピンとこない。神の摂理に反するゲイカップルが重大な選択を
迫られる家族に選ばれたのは意味ありげだが養子娘がアジア系
という点も流行りの「多様性」も兼ねているのか狙いすぎ。
さんざん煽った挙句の結末は、あーそうですか…それで?
私含め観客5名でしたが皆んな納得してない消化不良感が
劇場内に漂っていましたが原作通りなら仕方ない。
嫌いじゃないけどシャマラン作品としては凡作。
雰囲気はいい
話の展開とか設定は好み。
終末とか宗教感とか。
ただ、話し的には何も無いというか、それで?という。
いやまあ、予想はしてたけどね。
でも、話し的にはどういうオチでも納得はいかないかもな。
そうすると、これが一番リアルな終わり方なのかも。
人の決断とか、そういうのであれやこれや話すのは楽しいかもね。
全53件中、1~20件目を表示