「2年ぶりの続編は最高潮の面白さ」ガールズ&パンツァー 最終章 第4話 杉本穂高さんの映画レビュー(感想・評価)

4.02年ぶりの続編は最高潮の面白さ

2023年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

3章の公開が2021年だったので、2年振りの続きである。最終章シリーズのこれまでのシリーズ構成は、戦いの途中で「次回に続く」となるので、これまでの戦いがどういう展開だったか、思い出すところから始めないといけない。面白いから見るのだけど、ガルパンの迫力あるアクションは、ジェットコースターのようにすごい勢いで展開するので、戦闘シークエンスは一気見した方が面白いと思う。
その点、この4話は戦闘の途中で終了しなかったのは、5話に向けて良かったと思う。
今回の戦闘シークエンスは、最終章シリーズで最もエキサイティングだった。これだけのアクション演出はハリウッド映画だってそうそう見られるものではない。アイデアの豊富さといい、迫力とドラマのバランスといい、素晴らしいレベルに達している。しかも戦車ひとつひとつの個性が生かされているのがいい。戦車一つひとつに異なる戦い方があって、ただざっくりと戦車とひとくくりにしていない。次にどんなアクションを見せてくれるのか楽しみだ。

杉本穂高