「いまこそ観なければいけない「百姓の百の声」」百姓の百の声　しのぶさんの映画レビュー（感想・評価）

今見ずしていつ観る？と声を張り上げたくなる作品だった。「百姓」と聞くと、ちょっとドンくさく聞こえる節もあるが全く予想と違って、スクリーンに現れる人たちはみんなカッコいい。日本の食料自給率の低さがウロ戦争でようやく「これやばいんじゃない？」と気づき始めた人も多いのではないかと思う。国内の農業を支えてくれるのは、ここに登場するようなコツコツと日々土と向き合い誠実に作物を作り続けてくれる人たち。それが「百姓」。全く現実とかけ離れた政策で農業をダメにして行く政治家や官僚たち。勉強だけ出来て机上の理論立の力は有っても、地に足をつけた政策を打ち出すことは不可能に近いと映画を観て改めて感じた。一人でも多くの人にこの作品を観てもらい「農業の大切さ」「農家の苦労」「農家の底力」を理解して欲しい。