映画 イチケイのカラスのレビュー・感想・評価
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民放の連ドラ史上初の「刑事裁判官」が主人公という設定に独自性があり、型破りな「検察官」を描く「HERO」と似た雰囲気も醸し出す意欲作。
木村拓哉主演の「HERO」が象徴的ですが、映画やドラマは、あるべき理想的な人物を描けるのが醍醐味だと思います。
しかも、「あり得ない」ことではなく、仕組みの上では可能な範囲でギリギリを攻める型破りな主人公を描くことで、リアリティーかつダイナミックさを与えるのは単純に見ていて面白く引き付けられます。
私は連ドラを見ずにいきなり映画から入りましたが、割とすんなりと「イチケイ」(「東京地方裁判所第3支部の第1刑事部」の略称)の世界観に入り込むことができました。
映画では重厚感を追求するため真面目なシーンが多かったですが、「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮監督はユーモラスなシーンを描くのも相変わらず上手い。そのため、緩急を併せ持つスケール感のある映画のクオリティーに仕上がっていました。
連ドラの際には、もっとコミカルなシーンも多かったのだろうと想像しますが、連ドラファンの人の満足度は高いと思われます。
軸となる竹野内豊が演じる型破りな裁判官・入間みちおと、黒木華が演じる裁判官・坂間千鶴との化学反応が面白く、特に竹野内豊は当たり役だと思います。
「HERO」では当時を反映し「通販マニア」の設定でしたが、本作では「ふるさと納税マニア」のようです。
スピンオフドラマ「イチケイのカラス 井出伊織、愛の記録」では山崎育三郎がメインですが、演出が上手いと「ここまで山崎育三郎が面白いキャラクターになるのか」と驚いたり脇を固める俳優陣も個性的で面白い。
また、映画ではゲストの斎藤工も良い味を出していました。
設定の面白さに加え、それぞれのキャラが立っていて、なおかつ本格的な「刑事事件」もしっかりと扱いリーガル・ミステリー映画としても成立している。
なかなか面白い建て付けですが、シリーズとして続くのか、興味深いところです。
イチケイって何?
2024年4月13日
映画 #イチケイのカラス (2023年)鑑賞
岡山に異動したみちおが担当するのは主婦が防衛大臣に包丁を突きつけた傷害事件
イージス艦と貨物船の衝突事故
町の地元大企業の疑惑
それぞれの疑惑の点が結びついていく
❇️真実だけで人は幸せにはなれない事を知れた。
イチケイのカラス
🇯🇵京都府、神奈川県寒川町など(ロケ地)
元弁護士で異色の女判事が現在は他職経験制度で弁護士をしているヒロインの黒木さん。
裁判官で特例判事補の豊さん。
シージス艦と貨物船の衝突事故で、夫の死で不正を訴える妻が刃物を持っていた罪で裁判。
地域の住人が大半を務める大型工場の水質汚染問題での裁判。
正義とは何か?国家権力や地域や街ぐるみでの不正、真実を捻じ曲げる闇の影と戦う、判事と弁護士のドラマから2年後を描く!
❇️真実だけで人は幸せにはなれない事を知れた。★彡中々深いストーリーでした。
◉74D点。
★彡久しぶりの竹野内豊さん
すっかりおっさんになってしまったけど、異色の裁判官は悪くない気がしました。
🟢感想。
1️⃣軽いテイストベースなのに後半は重い事件ストーリー⭕️
★彡予想外の嫌がらせで闇が深かった。
2️⃣伏線か多し。⭕️
★彡後半細かく回収していくので、なんか気持ちいい😆最後はグッときた😭
3️⃣予想以上にやるせない結末。⭕️
★彡誰が正解なのか?考えさせられ、わからなくなります。真実が全てと思っていたのにな。
😢🏭🧑🏻⚖️👨🏻⚖️🛢️⚖️🚢🔪🎣🌫️
途中まで面白い
正義の代償みたいな落ちは確かに現実感があるが、地元民の働き場所である工場とそれに連なる職業、地元への貢献など急に一部地域の事だけに集約される展開はちょっと拍子抜けした。
この点はかなり勿体ないが実際にあっても恐らく隠蔽されるよな…とは思う。
防衛大臣がカッコいい事を言ってたが、利権や利益供与に絡む先に多くの人々がおり、国を守るために、国民に説明せずやると言う理由が彼のなかで何%くらい占めているのか?気になった。
本当に、この一部地域で起こった事案は日本中にあるだろうと思う。
地元愛と言う言葉すらそう言う裏を考えてしまいそうだ。
あと、法律とは使い方と言っていたが法律の抜け穴でのうのうと金儲けしている奴等が法律を作ってる世の中だ。
そう言ったモヤモヤが残ったまま作品を見終わってしまったのは残念だった。
まぁコメディでぼやかして作らないと作れないだろうし…。
コメディとしては出来ている方と思う。
七割以外は仲間ではない?
冒頭の居眠り裁判官は面白い。
企業城下町で、七割の人が関わっている、とかいってたように思うけど、それ以外の人はどうなってもいいという
論理。
これが嫌だな。
企業が撤退したら、別の企業を誘致するとか、考えるのが役場の役割。
そこら辺の"仲間"内で目論む話ではないし、できるわけもない。あり得ない。このドラマの肝となることだけど。
このあたりが私は馴染めなかった。
裁判が終わって、商店街の店が黒木華が通る時につぎつぎシャッターを下ろす演出は醒める。その時、
黒木華を見る商店街の人の目。この街は立ち直れないな、と思ってしまった。
裁判官の説諭がまったく理解されていない。
コミカルな育三郎や西野七瀬が観られるのは楽しい。黒木華は、太った?のかなあ?少しポッチャリぎみに映った。
向井理は余り悪い役やらない気がするな。
地上波で見たのが間違いなのか?
地上波でやったのを録画して見ました。
ノーカットはいいが、CMが入ってやたら間延びした!
没入できず白けたままでした。(泣)
国家権力とのなんとかと予告は言っていましたが、そんなのは話をややこしくしただけで余計!
テレビドラマは好きだっただけに残念。
なんだろな。
これといい、99.9といい、ガリレオといい、田舎町の街ぐるみの犯罪。途中で流石に読めました。吉田羊かぶってるし。判決後の新事実も、ほかのと差別化を図ったのかもしれないけど、いまいちパンチに欠ける。いっそのこと斎藤工も幼馴染だったら?しかしあれだけで死ぬかね??
ドラマ同様に面白い作品でした
ドラマも楽しく見ていたので、映画も見たいなと思っていたら地上波で放送するとの情報を得て、録画して家族で鑑賞しました。
内容としては、岡山県瀬戸内で防衛大臣の傷害事件を担当している主人公の入間みちお(竹野内豊)と、隣町で主人公と共に数々の事件を裁いた板間千鶴(黒木華)が人権派弁護士の月本信吾(斎藤工)と組んで、大企業の環境汚染疑惑に取り組むなか、二つの事件が繋がっていくというもの。
一つの事件を思慮深く検討し検証していく入間みちおと、考えるより先に動いていく板間千鶴との対比が良く、様々な出来事を通して二人の間に信頼関係が構築されていく過程が丁寧に描かれていて良かった。この二人の掛け合いが好きで、映画でも描かれているのも良かった。
意外な展開でラストを迎えましたが、大企業に依存して町が成り立っている相互依存も映画の中で描かれており、そういう状況だと間違っていた事をしてたとして、その事を正すことが出来なくなるといった問題定義を、映画を通して訴えかけているのかなと感じた作品でした。
恋愛色は必要?
何でいきなり恋愛色をいれてきたのかが謎だった。
千鶴の誠実さを表現するためとあったが、恋愛以外では表現できなかったのか?
おかげで事故死するシーンはハテナすぎた。
(斎藤工は相変わらずかっこよかった!)
本編とは関係ないが、環境保護団体のやばさは素敵だった!堤幸彦作品を思い出す。
HEROっぽいHEROは嫌いじゃないから観れた 比べるとキャストの...
HEROっぽいHEROは嫌いじゃないから観れた
比べるとキャストのしょぼさが際立つけどHEROの俳優陣達も今となっては大御所だけど昔はいや昔から人気はすごかった
特にヒロイン役というか松たか子の位置が黒木華なのはよくないなもっとかわいい子にしないと
事件を解決していくこういう映画は無難に楽しめる
やり過ぎ演出の放火や殺人はさすがに笑った
斎藤工すぐしぬやんあれでしぬか?
クドカンちょい役で出てんのがなんか良い
職権発動
ドラマ観てたけど、映画〜?と斜めから疑っていて、地上波放送なら観るか、と謎の上から目線ですいません。こんなにほんわかした裁判官いるのか、と思うけど、竹野内豊のあの声と目で語られると、法廷があたたかい場所になってしまう。いつもの職権発動が不発でも、事件が大規模でも、みちお節は変わらずで、事件に絡む人々の心をほぐしていく。ちょっと盛り込み過ぎとは思ったけど、黒木華はかわいいし、斉藤工はセクシーだし、向井理はかっこいいし、ドラマに出ていた面々も、今作からの面々もそれぞれ持ち味が出ていた。こんなに手間をかけて裁いてたら効率悪いだろうけど、だからこそ見える真実。また入間みちおの活躍が見たいな。
フジテレビの放送を視聴。
職権発動!法は正義か?正義を守れるか?
「イチケイのカラス」相変わらずの面白さでした。大好きです。
ただ、相変わらずですから・・・映画の公開前に放送したテレビスペシャルと、なんら代わりない印象です。そのまんまの続きって感じ。映画としてはどうかな?
この作品で初めて「イチケイのカラス」を見た人には、面白さはあまり伝わらなかったんじゃないかな。竹野内豊さんと黒木華さんの掛け合いなんて解らないだろうし。
とは言うものの、斎藤工さんや田中みな実さんなんかも結構魅せてくれました。
大きな力に立ち向かっていくストーリーも、熱くなれて良かったです。
結果的に円く収まったって感じがしないでもないですが、楽しめたからいいんです。
ただ、興行的にはあまり成功ではなかったということを聞きました。ちょっと残念。もう続きは無いかな。
坂間千鶴に拍手喝采
黒木華さん熱演でした。
ドラマが良かっただけに高いハードルでしたが、完璧に超えてました。竹野内豊はハマり役でした。豪華キャスト全員がとても良かったです。
Superflyの劇中歌もグッときました。
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