劇場公開日 2022年6月17日

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「ホラーというより超常現象」炎の少女チャーリー bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ホラーというより超常現象

2023年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

『チャーリーズ・エンジェル』のドリュー・バルモアが少女時代に主演したリメイク作品。原作がスティーブン・キングということもあり、もっと、『キャリー』の様な、ホラー的なグロさや怖さが全面に出る作品かと思いきや、特殊能力を生まれながらに授かった少女の悲哀の物語。

内容的には、自然発火の特殊能力を持ったことで、普通の人間との違いに悩み、理解し合えない境遇の少女にスポットを当てながら、感情をコントロールしなければならない心の葛藤をテーマに描いている。その中で、その少女の特殊能力を生み出した組織と対峙することで、強大な力となって解放されていく展開。

ある秘密組織では、人間の潜在能力を引き出すための人体実験が行われていた。そこで、アンディーとヴィッキーが出会い結婚。2人の間に生まれたのが発火能力を有したチャーリー。その組織での一つの事故をきっかけに、両親はチャーリーを連れて逃亡する。しかし、チャーリーの計り知れない能力を軍事利用しようとする組織は、凄腕の工作員を3人の追跡に送り込む。父と母は、チャーリーを必死に守ろうと自分達も能力を駆使して立ち塞がるが…。

但し、あまりサプライズや怖さも感じないし、ラストシーンが、何となくしっくりこない結末だったので、消化不良な感じの作品でもあった。

主人公のチャーリー役には、『ブラック・ウィドゥ』や『トゥマロー・ウォー』等にも子役として出演していた、ライアン・キーラ・アームストロング。何となく。オリジナル作品当時のバルモアに似た顔立ちだ。アンディー役には、『グレーテスト・ショーマン』で主要人物として出演したイケメンで、歌の上手いザック・エフロンが、命がけで子を守る父親役を演じている。

bunmei21