かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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重いテーマでありながら非常によくまとめた良作!
ここでの評価の高さを見て、鑑賞してみた。
結果から言えば、評価に違わぬ良作だった。
細やかに散りばめられた伏線を丹念に丁寧に回収しながら、飽きさせる事無く、時間枠に納める。
しかも、扱っているテーマは、本来、かなり重い。
それを感じながらも、次どうなるのかと言うミステリー的ドキドキ感が味わえる。
色々な感情を揺さぶれれながら、多分見る人の過去や今を巻き込みつつ展開する物語には、払った費用や掛かった時間以上の価値を与えてくれる。
みてみる価値のある映画である事間違い無しです。
おすすめです。
素晴らしい作品です
斬新なストーリーなのでオススメの作品です。
かがみの孤城で巡り会う7人のお話。現実世界でも実在する7人の関係性に驚きと感動が‼️
原作未読でしたがこんなに素晴らしい作品に出会えた事に感謝です。原作も読んでみようと思います。
何を書いてもネタバレしそうなので内容には触れないでレビューを終えますが、かなりオススメ度の高い作品です。
是非映画館で🎦
1
SFファンにはオススメできない(?)
不登校になった主人公が不思議な色に光る鏡に誘われ、中に入ると孤城に似たような境遇の6人の子供がいて…?という作品。
城には願いが叶う不思議な鍵がある。しかし願いを叶えると城の中の思い出が消えてしまう。中盤以降が鍵をとるか、思い出をとるかで揺れ動き、揺れた心が現実世界の悩みを共有するきっかけになっていたところまではすごく良かった。
問題は終盤、城で過ごせる最後の一日になってからだ。
なんで『城で過ごせるのは日本時間の9-17時』というルールに違反したら連帯責任になるって設定なの?物語としての必然性がなくない?こころが皆を救い、アキを皆が救うオチにしたかっただけなのでは?
アキを皆が救うオチにしたかったのは、大人になったアキがみんなを救うからだ。アキを救ったことでみんなが救われるから記憶が消えても大丈夫…という作りなのだ。(ひとり救い漏らしがあるけど…)
ただ、アキの現実世界のトラブルは解決できてなくない?いくら救ってくれたことを支えにすれば大丈夫とはいえ、城の外には誰もいない。ルール違反のきっかけにもなったヤバいのがいるのに、大丈夫ってホントか?それ。
あと、物語全体が7匹のこやぎになぞらえられているのもわからない。やはり必然性も理由もないように見える。原作を読むと違うのだろうか…?あるいは、ちゃんと読むべきは7匹のこやぎのほう…?
…と不平を垂れるのは、私が設定ガチガチのSFが好きだから、同じように捉えたくなってしまうからなのだが…
話自体はよくあるいじめものだが、救う救われるの循環がある点はすごく面白かった。しかしそれを面白いと思うのは私がSF好きだからで、SF好きからしたら必然性のない設定にもやもやしてしまい………
私は何を言っているんでしょうね?
今期一番感動した
原作も読んでいて、ストーリーも引き込まれる感動する良い作品なのですが。原監督により映画の良さが出るように上手く作られています。音楽もすごくあっていて宝物のように大事にしたい作品になりました。
誰でも心に辛いことを抱えています。それが涙と共にかけらとして流れ落ちるような素敵な映画です。
どの世代にもみてほしい!!!
絵が印象に残らなかった
評判がよさげだったので鑑賞。
よくある話ではあり、子供向けを意識してか、ヒントもわかりやすく散りばめられてはいて、種明かしの前には想像はついた。
途中までは退屈な展開ながらも、それなりに盛り上がった。脚本の力か。
それをサポートするように、音楽は感動する展開を盛り上げていた。音楽と涙の演出でわかりやすすぎた感もある。
作画で言うと、近年アニメーションのレベルが上がっているからか、特徴のないのっぺりとした絵はあまり印象に残らない。ただ、対象としているターゲットがアニメ好きでもないのだろう。
家族でみるとそれなりに考えさせられるものもあるだろうが、一つの作品としては、今一歩というところ。
家族で見ました
原作は読んでいましたが、予想以上に面白かったです。ぜひ、たくさんの人に見てほしい作品です。
原作のイメージを壊さず、素敵な映画になっていると思います。また、原作を読んでいない子どもも、面白かった、リピしたいと言っていました。スズメの戸締りより面白い!
最高でした!
友人に薦められて見に行きました。
ファンタジー、謎解き、感動など色々な要素が詰まっていて、最後まで飽きずに楽しむことができました。
ネタバレすると楽しみが半減する作品だと思うので、前情報無しで見てから、皆で話すと盛り上がりそうな作品でした。
後で知りましたが、原作は、本屋大賞も取っている、すごく売れている小説のようだったので、時間があれば原作も読んでみようと思います。
謎だらけの世界が、物語の「核心」。
2018年の本屋大賞を受賞した時に読んで感心した覚えがある。とてもよくできた作品で、きっと映画化されるとなんとなく思った。それが今回アニメ映画として制作され、公開を楽しみにしていた。現実なのか空想なのか分からない城が主な舞台である。城が絶海の孤島にあるというイメージはなかったが、より視覚的に孤絶した感じがよく出ていた。城での日常生活の描写があまりなく、その点は原作に比べてやや物足りない印象がある。登場人物の少年少女達もとてもよく特徴をとらえていてよかったと思う。声優もキャラクターにぴったりあっていて気持ちが伝わった。
物語は、それぞれの事情で学校に通えなくなった中学生達を描いています。この時期に特有の繊細な心情がうまく表現されています。傷つきやすいけれど、自分で戦うすべがないもどかしさを持つ年代への共感がこの作品の魅力になっています。
異界へとつながる魔法の鏡や不可解な城、オオカミの被り物をした幼い少女など最初から謎だらけです。しかしこの謎こそが物語の核心であると分かると、その不思議さに大きく心を動かされました。「オオカミさま」の遊び心にあふれた思いやりに触れた時に、何かしら救われた気持ちになります。少年少女達は、城での記憶は失くしてしまったが、皆で力を合わせた経験は彼らを見事に成長させた。きっと城を出てもたくましく生きていくと思わせてくれるエンディングでした。
原作を知っているだけに、映像化の魅力は感じつつも物足りなさも感じてしまい、映画と小説は全く別の表現方法だと思った作品でした。
ありがとう、原作ファンより
とにかく、製作してくださった皆さん、ありがとう。
細かな描写は省かれているけれど、厳選して分かりやすく、かつ、はやまわしでもなく、綺麗にまとまっててとても胸にしみました。
原作もですが、現役の中学生よりも、人生経験を積んだ二十代以降の方が響くと思いますね。
原作も何も知らずに観に行きました。
皆様の評価もそこそこ高かったので鑑賞してきましたが、残念ながら私にはあまり響きませんでした。
全然つまらなかったわけではないのですが、内容も途中からほぼ先読みもできてしまうし、最近のアニメ映画にしては、若干絵が雑ぽかった!
特に涙が溢れるような感動はなかったかな?
あっ!私が冷血ではないと思いますが!
子供と観るには良い映画かもしれません。
内容を書いてしまうとほぼネタバレしてしまいそうなので、興味ある方はぜひ観に行ってください。
良質な小説
なんだろう。原作文芸小説のアニメ化というのはマンガやライトノベルやオリジナルアニメと雰囲気がやっぱり違う感じがする。アニメという手法を取ってるけど、なんか良質な小説を読んだ後の様な気分になった。本好きな人にオススメ!
弱き者たちの声なき声の代弁者
『ハケンアニメ』と同じ原作者❗️
しかも本屋大賞受賞作というのに、さしたる理由もなく未読のままでしたが、映画を味わううえではすべてが新鮮に感じられて良かったかもしれません。
原作者の辻村深月さんは、『スロウハイツの神様』を読んだだけでも相当な映画好き、漫画好き、アニメ好きなことが分かりますが、この作品で色々な謎が解き明かされていくテンポと伏線回収の納得感と感動は、まさに〝映画的面白味〟がガッツリ詰まっていると感じました。
このアニメを作った方々(もちろん、声優さんも含めて)の情熱と力量の賜物なのだと思いますが、元の原作自体の骨組みがしっかりしているからこそだとも思うのです。
辻村深月さんは、自分で声を上げるのが難しい立場の方々に、とても優しく深く寄り添う姿勢が素晴らしい作家だと尊敬してます。
『朝が来る』もそうでした。なかなか声を上げることのできない弱い立場の人たちは、なぜ自分が追い込まれなければいけないのか、ということも分からず、そもそも誰に対して何をどう訴えたらいいのかも分からないことが大半です(イジメ被害者の当事者には、訴えるべき相手は、加害者の同級生なのか、見て見ぬ振りの友達なのか、先生なのか、親なのか等を判断する精神的余力はありません)。
追い込まれた者たちの声なき声が、この映画を代弁者として、見た人の心に深く届いてきます。
帰りはこの原作本を購入するために、書店に寄り道します‼️
涙腺崩壊
開始30分頃からエンディングまで涙が止まりませんでした。いじめられたこと、省られたことがある人にしか分からない苦しみが描かれていて心が痛くなりましたが、どこか救われた気持ちになりました。声優さんもぴったりでみなさん上手だなぁと思いました。優里さんのエンディング曲もぴったりでした。家族や友人、恋人、大切な人と観るのもいいですが、1人で、大切な人を思い浮かべながら観るのもいいですね。
間違いなく今まで観た映画の中で1番でした。
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