月の満ち欠けのレビュー・感想・評価
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【東北新幹線に乗る機会の多い方、設定エラーに気が付きませんでしたか】映画終盤、八戸に向かう新幹線の座席の件です。
ラストの、「秘密」のビデオ映像を見て涙を流すシーン。小山内堅(大泉洋)は、東京から八戸に帰るために新青森行きの新幹線に乗ります。
乗った座席は3列の席。窓から流れる景色は右から左へ流れました(←←←・・という感じ)
ここで、東北新幹線を関東地方から東北方面 仙台 盛岡など、帰省や出張などで利用される方気が付きませんでしたか?
北に向かい東北新幹線の、進行左側は、二列のDE席のはずです。
あの状態では、新幹線は東京方向に向かっているような景色の流れ方です。
車両の座席はE2系っぽいです。
時代考証でも少し気になりました。
(再度チェックしないと断定できませんが、一瞬映った新幹線は、金沢に行くE7系のように見えました。(これは見間違いかも。・・・もしもE7系であったなら2014年登場なので時代が合いません。)
八戸以遠、新青森への新幹線延伸は、2010年12月です。18歳の小山内瑠璃 小山内梢(柴咲コウ)母子が亡くなった交通事故は「8年前」。 これが微妙な感じです。(ギリギリ合うのか?合わないのか。)
特に座席の向きは、エラーが良く起きます。(アニメ映画 君の名は でも 西に向かう新幹線なのに、進行左側が二列の席でした。・・・これもすぐ気が付いた。東海道新幹線に座席を選んで乗るから。)
最後になってこれが気になってしましました。
・マニア的にみると、正木瑠璃(有村架純)が轢かれた踏切の遮断機は、2000年代以降の新型機種で、ちょっと違和感がありますがまあこれは重箱の隅でしょう。
・どうだっただろうかと思うのが、三角哲彦(目黒蓮)が正木瑠璃(有村架純)に差し出す缶ビールの袋、レジ袋 あの時代にあっただろうか? (これは記憶の糸をめぐっているところです。)
大泉洋の演技で持った映画
有村架純と目黒蓮のくだりが長すぎて寝落ちしました。途中大泉洋と目黒蓮の二人が話すシーンでは大泉洋の存在感が圧倒的でした。目黒蓮はセリフを読んでいるだけで演技的にはまだまだだと感じたシーンでした。
後半の大泉洋の演技で締まった感がありますが、じゃあ大泉&柴咲コウの娘の瑠璃はなんのために生まれてきたのか、もしも自分が親だったらいたたまれないだろうという思いが見終わったあとに残りました。
あと二人の瑠璃&柴咲コウの死に関わった田中圭に報いはないのか…。そこの回収がなかったなと思います。
月の様に死んで、そして生まれ変わる
第157回直木賞受賞した佐藤正午の同盟小説の映画化。「私は月のように死んで、生まれ変わる」・・・そんな輪廻転生をテーマにした物語。3人の男達と1人の女性・瑠璃を巡る物語として、30年もの時空を超えたファンタジーであり、純愛物語。愛おしい日々が、交錯する中で紡いでいく、愛の奇蹟が描かれていく。
ストーリーの前半は、大泉洋が演じる主人公・小山内堅が、東京で大学生活を送る中で、同郷の梢と知り合い、結婚をし、娘の瑠璃も生まれる幸せな生活のシーンが続く。ちょっとわざとらしい程の幸せシチュエーションと演技に、普通の家族模様としてのリアリティーには欠けていたが、その愛娘の瑠璃が、18歳になった時、母の梢と共に交通事故でこの世を去ってしまう。
もう一つの物語として、その20年ほど前に遡り、三角哲彦は、大学時代のバイト先で知り合った人妻・瑠璃と恋に落ちる。その瑠璃の夫・正木竜之介は、当初の優しさとは裏腹に、瑠璃が、子供ができない体と知ると、咬み合わない夫婦生活の中で、手を挙げるようになり、瑠璃は家を出ることを決意する。その矢先、こちらの瑠璃も、正木から逃げる途中、電車に引かれて命を落とす。
それぞれが愛おしく、大切に思っていた同名の瑠璃が亡くなり、瑠璃もまたこの世に未練を残す中、彷徨った魂は、別の女の子の体を借りて、3人の前に姿を現す。荒唐無稽な物語ではあるが、瑠璃を巡っての時空を超えた、純粋なラブストーリーとして、ラストは感情も揺さぶられた。
小山内役の大泉は、妻子を失くして、希望を失くした哀愁漂う男を演じている。またその妻、柴崎コウも、スクリーンを通して、小山内を心から慕う優しさが滲み出ていた。また、田中圭が珍しく、憎まれ役に徹していたし、伊藤沙莉は、高校生から7歳の子供の母親役を演じていたが、高校生役は、年齢的にもやや無理があったように思う。
そして、何と言っても、有村架純。人妻でありながら、年下の恋人・三角に恋に落ちる葛藤で揺れ動く、大人の女性を演じていた。特に年下の三角役の目黒連を上手くリードする、ミステリアスな人妻役を演じきっていたことに、女優としての確かな成長を感じた。
ホラー映画?!
許されざる恋に身を投じた若い2人が
時代を超えて、生まれ変わり、
再び奇跡的に出会えるラブファンタジー
かと思っていたけど
なにがなにが、超絶ホラー映画だったので
びっくりしたったらありゃしない🤣
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これって原作はどうなんだろう
こんなホラーテイストなんだろうか?
途中まではよかったのだけれども…
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状況説明するために、幼児がしたり顔で
語るシーンは違和感しかないし
伊藤沙莉に説明行為を丸投げした感じが
彼女に不快感を与える結果になったかと。
とてももったいない。彼女の良さが終盤で
台無しになった感じ。
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良かったところと言えば
田中圭は主演でキラキラした作品に
出るよりも、こんなク○役のほうが
よっぽど似合うと思うし←褒めてるw
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大泉洋はコメディだけじゃなく
こんなシリアスな
演技もできるんだなぁと改めて感心した。
最初の号泣シーンでは笑ってんの?と
思ったけどw
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有村架純の全体的に翳りのある、謎を秘め
儚げで不幸感が全面ににじみ出てるのもよかった。
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まぁ1番は目黒連ですか🤔
木曜ドラマ #silent で初めて
彼の演技を見たけど、最近のアイドルの中では抜きん出てると思う🤔
素晴らしい👏
若い女の子がたくさん見に来てたけど
あのシーンはキュンキュンするのか、
それとも嫉妬でメラメラなのか🤣
インタビューしたかったw
次回作の #わたしの幸せな結婚 も
何気に期待している。
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役者陣は脇に至るまでとても良くて
だからこそ内容がとても残念な仕上がり🙄
涙のあと、恐怖を感じました。
途中まで泣けていたのですが、最後は世にも奇妙な物語になってしまいました。ようやく最後は前世の魂の想いが成就してほっとしますが、何回も死ぬのは気の毒です。
ホラーだった。
後ろに座ってた女子高生は偉く感涙してた。
ファンタジーや純愛と思える素直な目で見れたらなあ。
永遠に同じ男に殺され続けるの、これ?
転生するにしても記憶を取り戻すのが、もう少し成長してからで良かったんじゃないか?
ラストシーン、イメージ映像にすり替わってたけど、
50歳近いオジサンと幼女が駅前で走りながら抱き合うって、、異様。
あの後、どうなるの、、
大泉の奥さんにしても、成長しても恋も出来ず、
おっさんを思い続ける訳?
主要人物の多くがストーカー気質だし。
有村架純と目黒蓮があれ程思い合う理由も、それ程描写されてなかったし。
大泉の演技は大袈裟でわざとらしいし。
そしてホテルでの伊藤沙莉の説明台詞。
映画なんだから映像で分からせて。
感動ポイント無かった。
生まれ変わり
ここまで前世の記憶を持って生まれるとそれはそれで嫌かな?だってその人にはなれないわけですからね。好きだった人が自分が亡くなった後にどんな人を好きになってどんな人生を送っているのか知りたくない事もありますよね。
感動できない
出演してる役者さんが好きな人が多かったので、行きました。予想以上にファンタジー感が強めで、感情移入が出来ず私はダメでした。ナミヤ雑貨店やロマンス劇場みたいに感動出来るかなと思っていただけに残念でした。
ネタバレになりますが、有村架純さんが亡くなり、大泉洋さんの家族が2人とも亡くなってしまう。とりあえず、人が亡くなりすぎなのでは?と率直に感じました。亡くならないと魂が乗り移れないのは理解できますが、しかも、その亡くなった人の魂が自分の子供に乗り移ったら、母親はもっと複雑な気持ちになるはずだろうし。我が子の顔をした別人な訳だから、話の展開がイマイチ、無理矢理感がありました。
基本、女性の怨念が主体となっている映画だなと気づいてから怖い映画だなとしか思えなかった。
登場人物、誰一人全て幸せになってない映画でした。何を伝えたいかわからない。
田中圭さんと大泉洋さんと繋がるなんて、ありえない展開だと思います。それが原因で、家族2人が亡くなってしまう。ファンタジー感が強めなのは良いんだけど、人の命と幸せを重みある感じで感じれればと思いました。
瑠璃も針も照らせば光るが、磨いても光らない演技力はどうなん?
予想はしてた。
生まれ変わりとかスピリチュアルな感じは自分には合わないから。このキャストだからこそ鑑賞。
言葉は悪いが「むなくそ」ってやつです。他人の子の人生を奪って生まれ変わって愛人と結ばれるって…(しかも、他人というよりは親友とか老母のヘルパーさんとか近しい人の娘さん⁉︎)
小山内さんの台詞どおりだと思うのよ。不幸な女の生まれ変わりを育ててましたって…やりきれんよホント。
あと、「月」を象徴とするなら中盤で、も少し出しといた方がよかった…と思うが最早どうでもいいレベル。
俳優陣の演技が素晴らしいので、ようやく星をつけられましたというところ(ん?つい最近、おんなじようなことレビューしたような…って監督同じやないかい!)
けれども、そんなキャストの中で、「瑠璃も針も照らせば光るが、磨いても光らない演技力」のひと出すと、演技力公開処刑になっちゃうのよ。呆れるの通り越して腹立ってくるレベルではなぁ。
矛盾するこの複雑な気持ち…
全く受け付けない人もいるだろうなぁ〜
と、見終わって思いました。
私は生まれ変わりを信じてるので、
劇中、何回も泣きました。
生まれ変わりを信じるけど、
大泉パパが
実の娘が他の誰かの生まれ変わりだと言う話を聞かされても、全く受け付けず、はね返していたのは
ものすごくよくわかる、生まれ変わりを信じてるのに、よくわかる…ていうのは
矛盾してるけど…
我が子は唯一無二の存在で、
他の誰でもない‼️
て、思いたいもん…
いや、矛盾してますね…
自己中な
主張ですね💦
劇中で
瑠璃が歌ってた
Remember Love
が、耳に馴染んで離れなくて
今も口ずさんでいました♪
あと……
生まれ変わるサイクル、
早くないですか?😅💦
あと……
ユーミンの曲の歌詞が頭に浮かびました
♪いつか生まれ変わり別の人になっても
あなたを探してる私を見つけて♪
けっこうスピリチュアル
けっこうスピリチュアルな設定の物語です。
感動したり泣けたりはしませんでしたが、僕はこういうスピリチュアルな世界観は好きなので楽しめました。
有村架純さんはやはりこの映画でもとても魅力的でした。ところで有村架純さんって、「フォルトゥナの瞳」や「コーヒーが冷めないうちに」とか特殊能力系の作品多いですね。
気持ちの焦点が合わせにくい面がある
転生輪廻(リインカーネーション)もの。
時を超えた恋愛を描いているのは分かるし、出演者は皆好演しているのだが、この作品の世界観では、転生するサイクルが早すぎるのと、前世の記憶がはっきりしすぎているのが災いして、神秘性が不足した印象を受けるのが玉に瑕。「再会」の感動がある一方で、ハッピーエンドと言い切れないもやもや感がぬぐえない。
死別した恋人が生まれ変わってくるという設定には、昔観た「愛と死の間で」を想起したが、本作では前世の記憶が年齢に関わらず引き継がれている上に、片割れの方はそのままこの世で年を重ねているので、素直に喜んで良いのか不安が生じる。
せめて、因果応報的な決着があれば、後味もすっきりしたかもしれない。
1980年代の街の様子が描かれているが、私の現実の記憶より古い時代のように感じられた。名画座とか、レトロっぽい趣味の場所が舞台となるので、錯覚してしまうのだろうか。
もっと再会の感動に浸れたかもしれない設定なのに、サスペンスなのかファンタジーなのか、はたまたひねりをかけた恋愛ものなのか、色々な要素が盛り込まれていて、観る側としては気持ちの焦点が合わせにくいのが残念だった。
ファンタジー感がスゴイ!
生まれ変わり、輪廻転生
原作者である佐藤正午氏は
時を題材にしたファンタジー作家として有名だが
その最高評価をいただいているのが
この作品です
色々思うことはあるけど
最終的な着地は
ホテルのカフェで大泉洋言った
「会ってどうなる?」
に集約されてしまう
刹那的に出会った、愛した人を
何十年も思い、やっと会えたとして
その人が年端もいかない少女だったら
どう反応して、どう対処していいのか
自分なら精神を
正常に保っていられないかもしれない
ストーリーはよくまとまっていたが
賛同できる内容ではなかった
映画自体の評価ですが
冒頭の大泉洋が、発泡スチロールの箱を運ぶシーンがやたら軽かったり(魚や氷が入っているように見えない→実際には入ってないのだから仕方ない→詰めが甘い)
1980年の風景を見せるのに
苦心したりと
低予算の中でも、なんとか完成に漕ぎつけた苦心が伺えます
もう少し監督のこだわりがあっても良かった気もします
俳優陣個々の演技力は素晴らしく
子役さんの演技は2人とも
舌を巻く実力です
多少の感動もあるので
(たまたま観た日が、ジョンの命日でした!)
年末におススメできる映画ですが
私が付ける星の数としては
残念ながら一番低評価でした
あんなカレー煮な
『東京暮色』はいいにしても渋い好みだなぁ。一度映画も見たことあるのに、さっぱり覚えてないくらい眠くなった記憶。ビデオを見てたのはアンナカレニナと表記したビビアン・リー主演の48年作品。日本語訳のトルストイ著作は「アンナ・カレーニナ」だ。ところが、劇中ではカレニーナと発音していたような気がしました・・・どうでもいいか。
大泉洋演ずる小山内の幼い娘・瑠璃が登場する場面で伏線張りまくりで、ビデオ屋に一人で行ったり、アキラという熊のぬいぐるみやデュポン、そしてオノヨーコの曲。なんと言ってもジョン・レノンの「Woman」が印象的。
80年、ジョン・レノンが暗殺された年からの10年、20年と時代は変遷し、「瑠璃」という名前が異常に際立つ。要は輪廻転生ファンタジーではありますが、生まれ変わりの対象者を天から選ぶだとか、三代も続くところがユニーク。
時代が飛ぶトリッキーさはあるものの、抑揚がなく平坦といった雰囲気だった。面白いところとしては田中圭が3代のうち2人を自殺に追いやった?DVやらストーカーやら、考えてみればとんでもない男だ。ラストシーンも、有村架純になってはいるけど、周りからすると中年男と幼女のハグなんだから奇妙に映るよなぁ・・・ま、ファンタジーなんだけど。
そんなこんなで2.5点くらいを用意してたのですが、柴咲コウの涙にやられた!これというのも映画『Dr.コトー診療所』の予習のためにTVerで過去作見ていたので乳がんを患った星野彩佳を思い出したためです(結果、3.5)。天間荘の三姉妹、月の満ち欠け、Dr.コトー診療所と、年末は柴咲コウ祭りじゃ~
ちなみにもっとユニークな輪廻転生モノとして韓国映画『バンジージャンプする』を挙げておきます。そして今日はジョンの命日。
傷口に盛り塩
原作は読んでないんで分からないところは多いのですが、予告やあらすじを見る限り喪失と向き合う恋愛ものだと思うじゃないですか…。こんなサイコホラーだったなんていうオチがありますか…。
まず褒めちぎれる点として役者陣の演技はとても良かったです。大泉洋さんに有村架純さん、柴咲コウさん、田中圭さん、伊藤沙莉さんと万全の布陣で挑んでいるので演技合戦は見ものです。子役の方々も内容はともかく、表現力豊かで将来楽しみだなと思える子達ばかりでした。目黒蓮さんだけ滑舌が甘いのか何を言ってるのか分からない場面が多かったのが少し残念でした。
ただ他はトンデモ要素のオンパレードでした。まず転生要素が都合良すぎて超速で冷めました。瑠璃という女性が上手いこと転生を繰り返して、求めていた男性の元へ向かうというテンポの良さ。記憶がぼんやり残っているならまだしも最終的に言動も瑠璃本人だし、記憶もガッツリ残っているし、小山内の事をパパって言ったときには失笑ものでした。アキラに出逢いにいくシーンも側から見たら女児とオッサンが抱き合っているという若干怪しい図になるのも引っかかりました。なんなら事故で亡くなった小山内の奥さんまでも、小山内の母親のヘルパーさんの子供に転生して終盤で正体を明かすとかいうクソみたいな所業をするもんですから、ヘルパーさんが不憫ですし、小山内もきっとその子を見る目線が変わるでしょうし、誰も幸せになれそうにないラストは素っ頓狂でした。あと転生に対して順応するスピードが小山内以外とてつもなく早くて、自分の子供が知っている人物の生まれ変わりだったら信じたくないですし、その記憶を忘れさせたいとも思ってしまいます。いくらなんでもえりが娘に瑠璃と名付けるのはお門違いな様にも思えましたし…。
次に観客をバカにしたような台詞回しです。序盤で乗れないなと確信した理由として瑠璃の親友のゆいの発したセリフが「娘の瑠璃さん、奥さんの梢さん」という言わされている感満載で違和感ありまくりでした。伊藤沙莉は素晴らしい女優さんだと思うので、これは監督の指示に問題があるなと思った次第です。
まだまだありまして、時代が進んでいるのに登場人物の変化の無さにも違和感がありました。柴咲コウさんはかろうじて歳の区別が付きましたが、大泉洋さんはまんま大泉洋さんのまま20年くらい経ちましたし、目黒蓮さんは髪型を少し変えただけでは30代半ばには見えません。大学生の頃のエピソードと何も変わっていなかったです。伊藤沙莉さんの女子高生はさすがに違うかなとも思いましたし…。
田中圭さん演じる正木の狂いっぷりもよく分からなかったです(演技は狂気が宿っていて最高でした)。嫉妬深い人物だとは思うんですが、転生後の瑠璃を見つけてとっ捕まえに行った挙句、交通事故で瑠璃と梢が亡くなるというお前が引き金だったんかい!という都合の良い転生の被害者が量産されていました。
感動のかの字も出てきませんでしたし、泣けるわけもないですし、頭を抱えざるを得ない出来でした。特に期待をしていた訳では無いんですが、ここまで相性が悪いとは…。年末の魔物はこの作品だけだと願いたいです。
鑑賞日 12/6
鑑賞時間 12:25〜14:45
座席 A-5
「しーっ」の口
霊安室で泣き崩れる大泉洋だけはオーバーで浮いていたが、演技面は総じてよかった。
生まれ変わりの話というのも予告で分かってたし、ある程度のご都合主義も許容します。
しかし、細部の雑さがあまりに目についてしまった。
・30年近い期間を同じ役者にやらせるのに、メイクなどの工夫もなく、特に大泉洋に20代は無理がある
・80年代パート、車や小物は旧いものなのに服装が明らかに現代
・大学生で、カメラにもお金を費やしてるのに、三角の部屋や家具がお洒落すぎ
・小山内の個人情報を他人(三角)に漏らす会社
・子連れで仕事に来るヘルパー
・面識ないのに母の転生を確信している三代目
・小学生の瑠璃に、三角の方から気付く etc...
何より、最後の「しーっ」の場面、柴咲コウは口を窄める『す』の形なのに、子役は口を広げる『い』の形で、ここを統一しないのは有り得ない。
有村架純のミステリアスな演技は素敵でしたが、事情を知ったあとはもう少し薄幸そうな人の方が合う気がしてしまった。
しかし、柴咲コウは過去イチで可愛い。
高熱の娘を心配する表情も真に迫っており、少ない出番ながらMVP。
ロリコン・ラブストーリーが始まりそうな締めにも、残念ながら僕の心は揺れませんでしたが、有村架純はめちゃくちゃ揺れてました。(最低)
異色の輪廻転生ラブストーリー
本作は、大胆に仏教思想・輪廻転生(生死を繰り返しながら生き続ける)に踏み込んだことが奏功して、リアルとファンタジーの要素を併せ持つ不思議な雰囲気の作品に仕上がっている。輪廻転生という考え方に違和感が無ければ、感動感涙必至のラブストーリーである。
小山内堅(大泉洋)は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と一人娘の瑠璃と幸せな日々を送っていた。しかし、妻と瑠璃を交通事故で亡くし堅の人生は一変する。そんな彼のところに三角哲彦(目黒漣)と名乗る男が訪ねてくる。三角は、かつて、亡くなった瑠璃と同名の女性との禁断の恋の物語について語り始める・・・。
哲彦は不変だが、瑠璃は、不慮の事故での死亡により輪廻転生し3人登場する。やはり、初代瑠璃を演じる有村架純が定評のある演技で、謎めいて影のある瑠璃を巧演している。憂いを秘めた眼に吸い込まれそうになる。哲彦役の目黒漣は、不器用で一途な哲彦を熱演している。連絡先が分からない瑠璃を彼女がよく行く場所で何時間も何時間も待つ場面での表情に、瑠璃に対する一途な想いが溢れていて切なくなる。有村架純・目黒漣編が、本作の主軸であり、ここだけ切り取っても、一つの作品ができるほどの完成度になっている。是が非でも絶対に成就したい愛であると得心できる。瑠璃の輪廻転生に説得力を持たせている。
2代目と3代目の瑠璃と哲彦の絡みはない。ここでは、輪廻転生を際立たせている。何故、それを知っている?それができる?そんな言い方をする?と我々観客を疑心暗鬼にさせ、巧みに輪廻転生に誘導する。但し、3代目の女児の描いた絵はうますぎて納得できない。輪廻転生は憑依ではないので有り得ない画力である。
本作は輪廻転生という斬新な設定に挑んだ意欲作だが、荒唐無稽、粗削りな場面はある。それでもなお、本作は感動的である。
時空を超えても、輪廻転生しても構わない。主軸となる恋物語がしっかりと描かれていれば、感動できる。それがラブストーリーの醍醐味である。
ちょっとやりすぎ。
小山内瑠璃が、前世の正木瑠璃の記憶を持って生まれてきた事は素直な気持ちで見ていられた。
しかし、今度は親友の子としてと言うのはちょっとドン引き。それに二人共、熱に何日もうなされて治った時から人が変わったと言うのは、生まれた時からでは無く、その時に憑依したのでは?と思ってしまう。
生まれ変わる度にアキラ君!アキラ君!って怖くないですか?
ラストシーンで抱き合う二人、初めに出会った頃の二人の姿だから絵になるけど、あれがオジサンと小1の子供じゃ全く別の物でしょ。
そして、正木竜之介に追われて毎回目の前で悲惨な死を迎えてしまうなんて、正木は悪魔か?
ラスト、介護師の娘と車の中での会話は、まるでオカルト映画のラストで、終わったと思ったら墓場から手が出て来た!みたいな怖さを感じた。
大泉洋さんの熱演が可哀想な気さえした。
オカルト感をもう少し抑えて欲しかった。
ホラーだった
幸せな家庭に訪れる不慮の事故。それは前世の絡む壮絶な物語だった。。。
前情報全く無く鑑賞。
見る前は涙無しには語れない、号泣必然の物語と勝手に思ってたが、
見終わった今の素直な感想は
『輪廻ホラーじゃん』
やっぱ子供を使うとちょっとウルッとなっちゃうけど、同じ時代(記憶の中の人間が生きている時代)に転生して、片方は生きてて片方は死んで違う身体。この状況を生きてる方に話したとしても単純に引くと思うし、死んだその人の仕草や知りえない記憶を披露されたら、もうホラーとしか言えない。自分なら怖くてそれ以上関われないし、せっかく生まれ変わったなら新しい人生を送って欲しい。自分はあくまでも死んだ人の、それまでの人生を尊びながら生きたい。
駅で待つ二人。記憶の中では大学生と人妻だが、実際は50近いオッサンと8歳の子供。
有村架純の、ちょっと影のある妖艶で魅惑的な人妻の設定が合わなくて、二人で歩いてたらどう見ても若いカップルにしか見えない。あの革ジャンが…。
伊藤沙莉の、高校生役も8歳の子持ちの役もイマイチイメージしきれなかった。逆だったらもう少し違った雰囲気になったのに。
目黒蓮良かった♪ 田中圭怖かった♪
大泉洋は言うことなし!
面白かったです。
個人的にツッコミどころ満載
原作未読。
某アイドルの方出演をきっかけに鑑賞。
序盤から説明口調な台詞が多いな〜…と思いつつトータルの出来上がりが良ければいいと思ってましたが。
以下個人的感想です。
時代や場面の転換が多いことはストーリー上仕方ないのかもしれませんが、シーンがブツ切りになっていきなり場面が変わるので気持ちがついていけず疲れました。
途中から世界観に没入することを諦め、冷静にツッコミ入れながら観ていました。
以下個人的なツッコミどころです。
・三角、顔で許されてるけど行動がストーカー
・渡したい物持ち歩きがち
・傘返すシーンはないんだ…
・瑠璃(有村架純)は悲劇のヒロイン思考のせいか男にちょろすぎないか大丈夫か…
・瑠璃の親に選ばれてしまった小山内夫妻可哀想すぎる
・不妊体質は気に入らないが束縛して当たり散らす正木(田中圭)、瑠璃に何を求めてるんだ…
・正木の勘鋭すぎ、転生への理解力高すぎ
・正木が車で後をつけるシーンが「え、カーチェイス始まる…?」と何なら笑いそうになった
特に、
・3人目瑠璃が三角に会いに行き(1人で行くんだ…)、途中で有村架純に変わり(え?)、過去の2人が雨の中で抱き合うシーン
私の理解力が足りないからなのか、これはフィルターがかかっているのか?実際に現代で再開した三角と瑠璃はどうなってるのか?と、クライマックスでしたが、混乱して全く泣けませんでした。
ショッキングなシーンや感動シーンがいきなり始まるので(そして余韻もない)、ついていけず口をポカーンと開けたまま唖然。
個人的には3人目の瑠璃はかなり目も座っていましたし、瑠璃の生死を超えて人を想う強さを持ってして正木(田中圭)を呪殺できるのではないかなと期待しています。(スピンオフホラー)
作品を通し「愛する人が生まれ変わりまた出会える」というテーマなのかもしれませんが、愛する人の姿や年齢が変わってしまった場合、どのように向き合い交流を持っていくのか、登場人物の今後にも疑問が残りました。(小山内も三角も)
役者の皆さんは良かったと思います。
やりたいシーンや説明を尺内に収めること自体厳しい作品なのかもしれませんが、脚本演出次第でもう少しまとまった、人物ももっと魅力的に魅せる作品にできた気がします。
原作との相違もあるようなので、原作を読み理解を深め直すべきなのかもしれません。
以上個人的感想です。
全82件中、41~60件目を表示