劇場公開日 2022年5月27日

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帰らない日曜日のレビュー・感想・評価

全72件中、61~72件目を表示

3.0芸術作品

2022年5月28日
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イギリス人(欧州)の裸体はもはや、芸術だと思う。
屋敷を巡っている姿が自由な様子、部分部分、彫刻のようだった。

"生まれた時に何もかも失えば、もう失うものはない、それはgift"

身よりのないジェーンが叶わぬ恋とはいえ、愛するポールを失ったばかりの身で言われるこの言葉。授かった息子たちを失った奥様からすれば、彼女の境遇さえ羨ましいのかもしれないが、ジェーンの張り裂けそうな気持ちと、前を向いて自分の人生を生きていかないといけない覚悟が混ざった表情が印象的だった。

ジェーンの二度もの大切な男性を失う悲しみ、声にならない泣き声、心に来るものがあった

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ぽん

4.0【一部ネタバレ】わかりやすくて具象的。ミディアムテンポで話もサクサク。古き良き英国「世界の覇者」からの変遷。女性の人生の変遷、ラブストーリー。背景描写もストーリーも良い。

2022年5月28日
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知的

幸せ

萌える

文芸作品だけれども説教臭く無い。わかりやすい人生ストーリー。1924
テンポも良い「古き良きイギリス」「秘密の恋」「女性の生き様」映画。
性描写が(特に男性の・・・ムスコ)控えめなのだが、一部モロだしなので「R指定」
Paulの「P」もポイント。

でも上品かつ「誰でもわかる」佳作。
伏線回収に執念を燃やさなくても「自然に誰でもわかる良作」
イギリスのゆったりした描写が良い。自然の中の大邸宅。

孤独のメイドの「許されない秘密の濃密な恋」

第一次大戦で「士官レベルとか息子を失った」上流階級の悲哀、喪失、没落

「一人息子が嫌々レベルで持参金の多い資産家の一人娘と結婚=弁護士報酬と
合わせて豪華な古風なお屋敷を維持」
「主人公がメイドで仕える家は息子が大戦で全滅」
が押さえどころ。

それと英国女性の自立 メイド→書店員→作家→売れっ子作家
2人の男性との濃厚な恋。人生山あり谷ありだから・・・

古き英国の描写がコレまたイイ感じなのだ。
古風な家具調度品、大量の重厚な本の詰まった本棚、レトロ日本では大正時代の服飾
007のように曇天が強調されてない、自然と大邸宅

役者の人選もアクセントがあって物語をわかりやすくしている。

秘密の恋→人生いろいろ、作家もいろいろ、英国貴族も労働者階級もいろいろ。
カメラワークも堅実で的確、サクサク

セリフも短く「主人公の心情」を読み取るのに集中できる佳作

イギリス料理はマズさで定評があるが、この作品の主人公の貪り食う「古風な肉のパイ🥧」は
うまそうでした。上流階級の食卓ももっと映してもイイのに・・と思う食いしん坊のジジイでした。

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満塁本塁打

3.0丁寧に描いているのは分かるが

2022年5月28日
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節介な私には、
裸でいつまでも屋敷中を歩き廻るヒロインにはヒヤヒヤしていた。
さっさと帰りな!

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ムーラン

4.5女性監督ならではの官能性

2022年5月28日
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予告編だけの事前情報で見たんだけど、見ているうちに、これは女性監督が撮ってるんじゃないかと思った。後で調べたらやっぱりそうだった。
情事のシーンの印象から女性特有の感性を強く感じて、このような演出は男ではできないなと思った。

情事のシーンから溢れてくる質感がとても深く官能的。描写が繊細で、体温や体臭、吐息や肌の触れ合う触感なんかが伝わってくる。ベッドシーンのある作品は珍しくないけど、これほど繊細に体感に直接来るような作品は初めて。

撮影の美しさも特筆すべき点。英国の田園風景の美しさもあるけど、それ以上にカメラによって切り取られたひとつひとつシーンが絵画のように美しい。オデッサ・ヤングの着る赤いジャケットをはじめ、配色が厳密に計算されているし、光と闇のコントラストも息をのむほどの強い印象を残す。

演出や撮影だけでなく、女性の自立や子供の死など作品全体に強い意志を感じる主題もあって、このエバ・ユッソンという女性監督は一筋縄ではいかないと思った。
この人は今後もフォローしていこう。

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かとし

3.5【”身分違いの儚い恋・・”1924年の英国を舞台にした、優雅な衣装、重厚な意匠、エロティシズム溢れる数々のシーンに魅入られる哀しくも切ない作品。映倫の英断に驚いた作品でもある。】

2022年5月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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NOBU

3.5ジェーン、孤寺院生まれは強運

2022年5月28日
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鑑賞方法:映画館

これから人生強運。
本を読むことは、大切。
裸で図書館は、ビックリ!
周りは、いい人達でしたね。
小説家ジェーン、おめでとう!
同僚のメイド、面白かったです。

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かん

3.0今ひとつ入り込めず

2022年5月28日
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鑑賞方法:映画館

登場する3つの「家」の面々の関係性と家族構成(亡くなった方も含む)を把握するのに時間が掛かり展開するストーリーが頭に入ってこない。
その間にもスクリーン上では主人公が時間を行ったり来たりしていて、置いてきぼり感が強くなった(ラストに向かうに連れ「あ、あのシーンはここに繋がったのね!」となるのですが)
激動の人生なのでしょうが、それほど感情移入できず。
ただ、第一次世界大戦後の時代のメイドさんにしてはコリン・ファース演じる家主が優しい方で教育をきちんと受けられていたのだろうな、であるとか、当時のファッション、車などを知ることができたのは良かったです。
冒頭部分がもう少しわかりやすければもっと入り込めたかな。

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ニコラス

3.0珍しく原作読んでから鑑賞 意外とエロいんだけど、風景やファッション...

2022年5月27日
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珍しく原作読んでから鑑賞 意外とエロいんだけど、風景やファッションが綺麗で抑えられている感じ 何となくどんな事が起こるのか読めてしまう。摩訶不思議なことが起こる日って稀にあるよねーとは思ったけれど 戦死のように急過ぎて気持ちの整理が出来ないことや、何故?と思っても説明されない事って多い それでもしぶとく逞しく生きてヒロインは孤児だったのに作家になれたんだろう
あと真っ赤と煙草がやたらと出てきます。

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ゆう

4.5アドラー心理学のような重低音が常に響いていた。

2022年5月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

孤児院で育てられた彼女に、
メイドである彼女の雇主の夫人は、
産まれた時に何も持っていなかったことを祝福をした。

なぜなら、
夫人は先の大戦で子息三人を亡くし、
気が飛んでしまっていたからだ…

そして、彼女自身はこの不幸な孤児であることを
「この身ひとつ。これから手に入れてゆくだけ。
 失うものは何もない。」と、幸運と自覚した。

この自覚が有名作家へとなる秘密のベールが幾重にも、時期を過去と現在と、美しい英国のカントリーと屋敷に未舗装の道路、川に運河が広がる光景を転回する。
英国の田園は美しい!!!

おっと、忘れてならないのは、

そうするとあの事故は、…

馬の四本目の脚が自分のものとは、…

そう、彼女の作品はミステリーなのだ。

すっかり、
全裸と逢瀬に騙されてはいないですかな?

久し振りに、大人の映画を堪能いたしました。

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カールのおっちゃん

3.0描き方が中途半端

2022年5月27日
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たこ姫

3.0ありきたりな

2022年5月27日
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内容はありきたりだったので、特にこれといったものは感じなかったです。どこかで観たことがある様な作品ですかね。カメラは綺麗でしたし、theイギリス映画って感じでした。

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ミカ

3.5私小説

2022年3月30日
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ノーベル賞作家の「カズオ・イシグロが褒めた小説」を原作としたメロドラマ。「全米が泣いた」や「たけしが絶賛」な謳い文句だが、そんなフックはいらないのではないか?良い作品なのに、余計にアングルがついてしまうだろうに。

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t2law