劇場公開日 2023年6月23日

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君は放課後インソムニアのレビュー・感想・評価

全70件中、41~60件目を表示

4.5青春映画の名作誕生

2023年6月26日
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鑑賞方法:映画館

 まずは夏の能登の風景がよい。映画って演技やシナリオは大事なんだけど、それだけじゃないと思います。天文台のある校舎の全景や街の風景、特によかったのは夏の庭の畑のカット。そうした風景がドラマを映えさせる。そうしたところが上手いと思うのが、山田洋次監督ですが、この作品も良かった。田舎に住んでいるからか、東京のビル街が舞台の話はどこか外国の話のようで、リアリティを感じることが少ない。この作品のように、地方都市が舞台で描かれていると、高校時代のきらめきが伝わってくる。能登に行ってみたいと思ったりもする。エンドロール後のシーンはエンドロール前のラストの後の2人であること(回想とかじゃなくて)を
願います。

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旅行者

4.0不純だな

2023年6月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

色々ツッコミどころありますけど、森七菜と奥平大兼が最高にいい演技してるので、そんな事どうでもよくなるくらい、めちゃくちゃいい映画でした。自分たちと等身大の主人公たちが、時に躓きながらも全力で走っていく青春映画。結局、日本映画ってこういうのが1番いいのよ。

大好きなタイプの作風。
展開は至ってシンプルで結構読めちゃうけど、盛り付け・飾り付けが非常に上手いからとてもいい作品になっている。そういや、予告で「大豆田とわ子と三人の元夫」の監督がメガホンとってるって言ってたな。どうりで演出が秀逸なわけだ。舞台は夏だけど、涼しい風を浴びているような気持ちになれる、爽快感たっぷりの映画。ん〜、たまらないね。

森七菜も奥平大兼も、彼らの良さがすごく引き出せている役だった。この2人の恋愛模様、とっても癒されるし、いくらでも見てられる。どちらも、何故だか惹かれる不思議な魅力があって、キャラクターも本人たちも一気に大好きになりました。森七菜にはもっとこんな役を演じて欲しいし、奥平大兼にはこの調子で色んな役に挑戦して欲しい。不純だなとか言うけど、純粋な気持ちで溢れた2人の演技に、うっとりしちゃいました。

映画としてはもっと見応えのある出来事が欲しかったけど、些細な日常の美しさを描く作品としてはとてもいい出来かな。なんたって、この映画は主人公たちが放つ言葉がめちゃくちゃグッとくる。中でもお姉ちゃんがいい。「特別扱いされるのが嫌だから。普通に接しようと思ったんだ」なんていい言葉なんだ。結局ダメな方向に行っちゃったけど、妹のことを1番に思っているのは実はお姉ちゃんだったし、こんな人が周りにいたら気付かないかもだけど、心のどこかで元気づけられていると思う。一見嫌な人も、実はわかってくれるいい人ばかりで、モヤモヤが一切無い作品でした。

奥平大兼が主人公と思っていたらいつのまにか森七菜にシフトチェンジして、奥平大兼演じる村上の描きが雑になっちゃったのは否めない。どちらかと言うと、その先が見たかったな〜という気がしちゃったけど、前に進むことをポンと後ろから押してくれる、見ていて気持ちのいい作品でした。久しぶりに誰にでもオススメ出来る映画。ぜひ。

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サプライズ

3.0バトンタッチ

2023年6月26日
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楽しい

幸せ

学校の最上階にある天文台を昼寝場所にしている不眠症ガールと不眠症ボーイが天文部を作る話。

不眠症であることを人に打ち明けられない2人がその秘密を共有し。と始まって行くけれど、高校生ぐらいだと言えないものですか?寧ろ高校生の頃なんて学校で寝まくってましたが…まあ自分が特殊なんですかねw

バレたくない場所なのにドームを動かしちゃって天文台にいるのがバレちゃったり、大々的に観望会開いちゃって入部希望者が来たらどうすんの?だし、いつの間にか不眠症設定はどうでも良くなって元気ハツラツ等々ツッコミどころのオンパレード。
2人以外の機微は結構唐突で粗いしね。

しかしながら天文部復活に向けて奮闘しつつの、さらなる秘密の共有や、見え見えな2人の距離感の変化や障壁等々、猪突猛進な青春物語がなかなか面白かった。

ところで橋のおまじないはどうなった?

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Bacchus

4.0眠れない夜と雨の日には

2023年6月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

萌える

原作は未読だったものの、
直前になってふと思い立ち
コミック既刊13巻のうち
12巻までをアプリで一気読み。

高一から始まった物語は
漸く高三に差し掛かった時点で
この後の展開が更に楽しみな状況ではあるものの、
二時間尺の映画で
どう落とし前をつけるのかも興味の的。

カテゴリー的には
〔君の膵臓をたべたい(2017年)〕に代表される
{ボーイミーツガール}+{難病モノ}の王道を行くものと理解。
とは言え、先の作品がそうであったように、
一捻りは欲しいところ。

主人公の二人は共に「不眠症(インソムニア)」。
そうなってしまった経緯は異なるも、
近しい人間にもそれを明かしていないのは共通。

それが、校舎に併設された
今は使われていない天文台で出会い、
互いの秘密が吐露されることで
『中見丸太(奥平大兼)』と『曲伊咲(森七菜)』の
距離は一気に縮まって行く。

そこから先はお決まりのパターン。
ただ、若干の設定変更はあるものの、
印象的なエピソードはそのまま使い
ストーリーを紡いで行く制作陣の姿勢は好ましい。

一つ一つの挿話が際立ちながら連携も取れているので、
いたずらにこねくり回さずとも
丁寧に繋いでいけば心に残る物語として十分に機能することをちゃんと心得ているよう。

もっとも、これだけの長編を
トリミングしたことの歪みは各所に。

とりわけ二人を取り巻く人物、
養護教諭『倉敷(桜井ユキ)』、
天文部のOB『白丸(萩原みのり)』、
『伊咲』の三人の女友達との関係性が
バッサリと切られているのはどうにも辛い。

彼や彼女等にも夫々のドラマがあり、
原作ではそれがストーリーにきちんと嵌る構成になっているだけに余計。

また、おそらくは、今後のキーポイントとなるであろう「難病」が
本編中では十分に生かし切れていないのも残念。

本作も、
漫画のキャラクターと顔が似ている役者さんを起用との
最近の流行りを踏襲。
ため、物語世界に違和感無く入って行けるメリットが。

が、唯一の例外が『伊咲』を演じた『森七菜』で、
少なくとも容姿はまるっきり似つかない。

それが不思議なことに
彼女の仕草や口調が次第にシンクロ、
まるっきり同一のキャラクターになってしまう。

この変容が素晴らしい。
その為だけにも、原作を読んだ上で鑑賞する価値はあり、で。

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ジュン一

3.0唐突に天の川

2023年6月26日
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萌える

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uz

3.5七尾のストーンヘンジ

2023年6月25日
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天文ネタかすってるので鑑賞
くすぐったい青春ものだった
天体はデジカメやカメラいいやつ使わないと本当に???なものしか撮れないのでそこは納得 映画だからだいぶ展開がすっ飛ばしてあるのか上達が異様に早い
流星群なんかは大概朝方ピークなんでインソムニアになるんだけど、順序違って最初から睡眠負債つながりの2人 眠れないととかく焦るし不安になるものですが、いざと言う時の友人達が心強いなぁ 友人達キャストも良かった あんなラジオあるのね、初めて知った 漫画も読んでみたいと思った

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ゆう

4.0タイトルなし

2023年6月25日
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幸せ

寝られる

萌える

不純だ( ^_^)
猫を捜そう(○´∀`○)

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ピグモン

3.5安斉星来が印象的だった

2023年6月25日
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笑える

悲しい

幸せ

不眠症に悩む高校生の中見丸太は、校内にあり現在は使用されていない天文台でクラスメイトの曲伊咲と出会った。彼女も同じ不眠症で悩んでいて、その悩みによる共通の秘密を持つことで2人は絆を感じ始めた。そんなある日、2人が仮眠場所として天文台を勝手に使っていたことがバレてしまい、天文台を立ち入り禁止にすると言われた。使い続けるためには休部となっていた天文部を復活させる必要があり、星空観望会を企画し・・・てな話

2人の不眠症や曲の心臓病などもあり、2人の恋に発展するストーリーだが、両方とももう少し惹かれるエピソードが欲しかった。
共通の悩み、不眠症、だけじゃちと弱い。
それと、親まで謝罪に行ったのに、彼氏と一緒にいて妹を放っていた姉ちゃんは叱られなかったのかな?
森七菜も可愛くて良かったが、その友達のほとんど笑わない安斉星来がスタイル良くてソフトボールもカッコよく印象に残った。

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りあの

4.52人だけのラジオ

2023年6月25日
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bloodtrail

4.5純情恋物語

2023年6月25日
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泣ける

幸せ

良かった!高校生活の素朴なストーリーと、その先にある純情物語。自分の学生時代を思い出しました。夜に遊ぶワクワク感とか、皆んなで花火したりとか。そんな風に思い出しながら鑑賞した大人多いのでは?
こういうラブストーリーっていいね。
優しい映画でした。

主役の2人も設定の町と素朴なキャラクターとあってました。
奥平君を観ていたら山崎賢人と羽生君が浮かびました。
将来が楽しみです。
森七菜は天真爛漫キャラやらせたら無敵だなー
可愛かった!

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ノブ様

4.5綺麗な田舎の綺麗な映像とファンタジーな恋愛

2023年6月24日
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泣ける

幸せ

萌える

原作はスピリッツで読んでいましたが、スピリッツを読まなくなってしまったのでなんとなく覚えている程度です。
映画は良かったです。

2/3は中学生の純粋な恋愛映画という感じ。高校生には思えないけど、田舎の綺麗な景色とファンタジーだと思えば楽しめます。
残りの1/3は先生や親目線があってうるっと来ました。

また、私も寝つきが悪く、窓の外が明るくなることもあるので、切なく感じました。

難しいのは、森七菜の演じる曲というキャラですね。マンガだと単純に純粋で子供っぽいキャラで済みまが、実写になるとセリフとかポーズとかちょっと厳しい。あざとく見えてしまう。それでも森七菜が演じきっている感じです。さすがというところ。

田舎の綺麗な風景と綺麗映像も良かったです。
逆光や窓の反射とかとても絵作りにもこだわっています。三木孝浩監督っぽく、青春映画向きです。

ただ、VFXシーンで一気に冷めました。
無い方がよかったかな、、、汗

全体的に、中学生の初恋と思えば見てられるけど高校生と思うと、急に非現実的に思えます。
高校生1年生ということなので、まあ、ギリギリセーフかな。

主題歌のMOTOOさんを初めて知りました。いい曲です。YouTube観ます。

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だるまん

3.5天文部

2023年6月24日
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不眠症の2人、いい場所見つけましたね。
星空キレイでした。
賞を取った写真、アップで見たかったです。
いい結末でしたね!

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かん

3.5不眠症による苛立ちから学校で浮いた存在となった丸太は、同じ悩みを抱...

2023年6月24日
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不眠症による苛立ちから学校で浮いた存在となった丸太は、同じ悩みを抱える伊咲と出会い…。

原作も予告編も見ない状態でポスターの雰囲気に惹かれ鑑賞。割とオーソドックスな恋愛ものだったので思っていたものと違ったが、不眠症を武器にしていく展開は好きでした。

萩原みのりが演じている白丸先輩がとにかく魅力的で気になってきたので原作かアニメを見てみたくなりました。

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shotgun

0.5肝心な所が適当な映画

2023年6月24日
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心臓に負担を持つヒロインが、元気に走っていたかと思ったら、
取って付けたように病弱になった。
と思ったら、ラストではまた元気に走っていた。

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ムーラン

4.0君は性欲というものがないのかい

2023年6月24日
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2023年劇場鑑賞145本目。
石川県七尾市を舞台にした不眠症の高校生二人の話。今年はアニメではこの作品とスキップとローファー、ラブライブの新作が石川県に深く関係していて、実写ではスパイスより愛をこめてとこちらの作品が現在公開中と、石川県もどれとタイアップすればいいのか持て余している感じがあります(笑)

スキップとローファーは、能登弁をしっかり再現していて非常に好感が持てたのですが、こちらの作品はアニメも実写も全く方言がなく、七尾の田舎なので見慣れた景色も特になく、石川県を舞台にする意味があるのかはなはだ疑問です。田舎なので星はきれいに見えるのでしょうけど。

不眠症の男女なので、必然的に誰もいない夜に行動を二人きりですることが多いのですが、こんなかわいい子と一晩中一緒なのに全然ドキドキしている感じがなく、周りは不純だと言っていますがプラトニックが過ぎます。この頃の男子高校生なんて性の事しか考えてないだろ!まぁ森七菜がヒロインを元気っ子で演じているので色気もくそもなくただかわいい、女のコというより小動物のかわいさなので仕方ないのかもしれませんが。

色々書きましたが、二人のやりとりより、二人のそれぞれの親とのやり取りで泣いてしまいました。

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ガゾーサ

3.5高校生男女の恋と成長譚

2023年6月24日
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泣ける

幸せ

萌える

原作未読ですが、たまたまテレビアニメでその魅力に触れ、実写化と主演の二人に興味を惹かれて鑑賞してきました。青春のきらめき、恋の甘酸っぱさ、生きる喜びを感じる、なかなかよい作品でした。

ストーリーは、不眠症に悩み、誰にも打ち明けられずにいた高校生の中見丸太と曲伊咲が、校内にある使われていない天文台で偶然出会い、互いに同じ悩みをもつことを知り、二人にとっての安息の地である天文台を守るため、天文部を発足して活動する中で、二人の距離がしだいに縮まっていくというもの。

不眠症の経験がないのでわかりませんが、中見のそれは深刻です。来る日も来る日も眠れず、毎朝絶望を味わいながら学校に向かいます。それを相談できる相手もなく、逆に昼間襲ってくる強烈な眠気のせいで不機嫌そうな態度に見られ、友達から距離を置かれてしまいます。そんな孤独な悩みだからこそ、それを共有できる相手の存在が本当に大きく、中見にとっての曲は、初めて心を許せる特別な存在だったのだと思います。曲にとっても中見は、穏やかに心が落ち着ける特別な存在だったのだと思います。二人の不眠症は、眠っている間に何かを失う恐怖に根ざしているようですが、二人でいれば安心して眠ることができます。それは、互いが相手に安心感を与えていることに他なりません。隣にいる相手の温もりや心臓の音を感じ、安らぎや生きている実感を得ていたのかもしれません。

そんな二人が、悩みを共有できる同志のような関係から、しだいに互いを異性として意識し始め、距離が縮まっていくのは自然なことのように思います。舞台となる石川県七尾市の自然とあいまって、ほのぼのと描かれている感じがとてもいいです。そこに、それぞれの成長譚としての要素も盛り込んでいることが、本作の後味をさらによいものにしています。毎朝、一人絶望を味わっていた中見が、周囲に心を開き、曲と手を取り、仲間に支えられて、やりたいことに溢れた今日へ明るく力強く踏み出す姿が、本当に眩しかったです。曲も、中見の胸に飛び込んでいくことで、死に襲われる恐怖より、誰かの心の中でずっと生き続けることの喜びや安寧を得られるようになったのだと思います。

ただ、尺の関係でしかたないし、そこまで性急だったとは思いませんが、できれば夜空の星のようにもっとゆっくり二人の関係の変化を描いてほしかったです。あと、真脇遺跡のシーンでのメルヘンチックな演出はちょっと興醒めでした。それと、曲の姉!妹のことを理解しているようだったのに、やらかしたままフェードアウトはないんじゃないかなと思いました。

とはいえ、全体的にはすっきりとまとまっていてよかったです。なんだか私も星景写真を撮りたくなりましたし、ロケ地巡りをしたくなりました。8月に金沢出張があるので、時間をやりくりして行ってみたいですね。

主演は森七菜さんと奥平大兼くんで、このキャスティングが絶妙です。まるでアニメから抜け出したような二人が、作品の雰囲気をみごとに作り上げています。脇を固めるのは、桜井ユキさん、萩原みのりさん、MEGUMIさん、萩原聖人さん、でんでんさん、田畑智子さんら。中でも、でんでんさんが、わずかな出番ながらも印象的でした。若手主演作品では、こういうベテランの下支えのおかげで作品の奥行きが増します。

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おじゃる

4.5青春✖️森七菜の相性

Nさん
2023年6月24日
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まぁなによりシンプルにかわいかった。。森七菜のかわいさが全開に出る笑顔やはしゃぎや喧嘩シーンでしたねぇ。。上手。ちょっと体弱い感は見えないですけどね。主役2人のキラキラ感と大人たちのしっとり感がいい感じでした。圧倒的感動とか展開みたいなのはないですが、まったり青春を堪能。あと萩原みのりが好き。かわいかっこいい。

舞台挨拶つきでした!森七菜かわいい♫奥平くんも堂々としててイケメンでした。あとはMEGUMIさんのお肌がピカピカでしたー本売れてそうなだけある。。

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N

2.5大人の

2023年6月24日
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難しい

萌える

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トミー

4.5森七菜の魅力炸裂!快眠できる幸せな余韻!

2023年6月23日
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これは森七菜と奥平大兼をツモった時点で役満勝ち確でしたね。あっぱれでした。

一挙手一投足森七菜の魅力全開でした。特に彼女が凄いと思ってるのは、「肩と口元を使った受けの演技」と「独特なステップで歩き(走り)出す演技」なのですが、今作はどちらも堪能できました…

奥平大兼もデビューで鮮烈と言われてた「MOTHER」ではピンときてなかったけど、今作は上手かったと思います。唇半開きがこんなに合うとは…

やさぐれ工藤遥も、やさぐれ萩原みのりも、冴えない萩原聖人も、フワフワMEGUMIも、ボディーを透明にしないでんでんも、脇のキャストにも恵まれていたと思います。キャスティングが見事。

アニメ版も見ているので、インソムニアの設定も生かした上でここまでで一番盛り上がってたと言ってもいい林間学校の花火のシーンがまさかカットされるとは…と思ったけど、セカイ系とは言わないまでも“二人だけ”の物語だと強調したのは良かったのかなと思いました。その分クラスメイトは完全にモブだし、周りも基本的には良い人しか出てこないから…というのもちょっと思った。

あと、この作品のトーンで押すんだったら、奥平大兼と萩原聖人の大声で思いを伝え合うシーンはいらなかったかなあという完全に好みの問題。それこそ向こうの家族と退治しているときにその話を一緒に解決させることで、怒鳴らせない展開を作り出せたんじゃないかなぁと思いました。

あと、CGはいくらなんでもです。

原作もそうなんだと思うけど、LINE通話じゃなくラジオという一方的に話しかける体裁を取っているのも良い。その自分の呟きだけのラジオすら必要としている人がいる。なんなら入院中でもその形なら双方向でなくても二人のコミュニケーションがとれる。ポスターの「ひとりじゃない」にも繋がってくる良い演出だなと思いました。

エンドロールに写真を並べたのも、ラストカットの〆も良かった。後半インソムニア設定はもはやどうでも良くなってるけど、インソムニアを克服するのではなく付き合っていくことを暗に示しているのも、短所を長所にじゃないけど、誠実な描き方だと思いました。

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わたろー

4.5気になる点はあるのでフルスコアにはできないが、今週間違いなく本命の一作。

2023年6月23日
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今年207本目(合計858本目/今月(2023年6月度)32本目)。

今週(6月4週)本命にしていた作品できわめて評価の高い映画です。

石川県を舞台にして、廃部扱いになっていた天文学部の部屋からであった高校生の男女の天文学部としての活動や、男女の恋愛、ほか、それぞれが抱える過去・未来にかかわるお話です。

どれを主軸にするかは難しく複数の筋が入り乱れていますが、個人的には天文枠という扱いで見ました。ついで、高校生どうしの恋愛といった観点です。

この場合、まず天文パートに関しては、映画作成協力に、天文関係の雑誌(星ナビなど)や石川県の実在する科学館などが出てくるため(映画内では施設は明示的には出ない。星ナビの雑誌は出るだけ)、この点はきわめて正確に描かれています。といっても、7月からが舞台のこの映画では、主に夏の星座がメインのお話になるところ、出てくる星や星座はどれも小学理科レベルですが、意外に忘れている方も多いかなと思います(夏の大三角、さそり座、北極星、北斗七星(おおぐま座の一部))。

一方で「高校生どうしの恋愛」という観点で見ると、ここはよくあるいわゆる「毎年存在する」、いわゆる「女子共感度最高」等とある毎年おなじみの枠(モエカレやちぎら君等)とは明確に違い、お互いの考え方ははっきりとしていて好感が持てます。そして、それぞれが抱える過去、現在の問題についても趣旨が明確で、特に女の子の主人公のそれ(抱えている問題)については、リアル日本においてもいろいろ研究が進んでいる事情があるものであり、この点についての言及があったことも良かったところです。

いわゆる「青春映画」のタイプに分類されると思いますが(ここに、天文ネタや石川県ローカルネタが出てくる。なお、石川県ローカルネタと言えども、方言表現には配慮があり、聞き取れないという状況は発生しません)、見て損はなかろうという一作です。

天文については確かに配慮が少ないかな(事実上、理科の星座・天文は小学4年でおしまい、という方が少なくない)という印象ですが、見た後の感想がすっきりする好タイプの映画です。

採点に関しては以下の点を考慮して4.5まで落としたものですが、天文ネタに関しては配慮のない点(以下に述べる点)がないものは一律0.3減点の扱いです。

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 (減点0.3/天文に関する描写の一部の配慮が足りない) ※この点は減点0.3で統一

 ・ 天文学部という事情、また舞台が高校という事情もあるので、かなり豪華な天体望遠鏡が出ますが、天体望遠鏡の取り扱いには細心の注意が必要で、特にこれで太陽を見てはいけません(失明の原因になります/リアル日本においても事故は毎年発生しています)。

 この点は、一応にも天文をテーマにしていること、また、天文雑誌や実在する石川県の科学館(プラネタリウム)が協力にあがっている以上、せめてエンディングロールでの配慮は欲しかったです(「天体望遠鏡は説明書をよく読んで使いましょう、太陽を直接見てはいけません」等)。
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yukispica