劇場公開日 2022年4月1日

  • 予告編を見る

英雄の証明のレビュー・感想・評価

全82件中、41~60件目を表示

4.0現代の地獄

2022年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

SNS社会である現代の地獄を凝縮したような映画だった…
他人の都合と気分で持ち上げられ、貶められ、本人は名誉挽回の機会も与えられない。
そりゃ悪いのは本人だし、いろいろいい加減過ぎるけどさ、それにしてもヒドくない…?
話のブチ切り方も、な…

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ぱんちょ

4.5横綱相撲

2022年4月30日
Androidアプリから投稿

ファルハディはそりゃ世界的に認められて当然だなと思うぐらい考え込まれた脚本ですごいなと思っていたが今回もすごかった。SNSを扱うというのは、日本映画監督がここ最近しょっちゅうしていて、なんだ惹かれないなぁと思っていたのだが、SNSはそんなに扱ってなくて良かった。牢屋行かされるきっかけは義理兄だし、サポートしてくれるのも義理兄でこの義理兄の存在感がとても強いのがイラン社会の特徴なのかな。どちらのおじさんも存在感が素晴らしかった。イランが離婚できるというのに驚きもした。得意なテーマで里で撮ったからか、前作より良い。太ってる義理兄をはじめとする脇役の演出も素晴らしい。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
タカシ

5.0どつぼ

2022年4月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

最初、人間関係があまり理解できなかったが、観ているうちに関係性と共に主人公の背景も明らかになり物語に没入していく

落とし物のお金を届けただけで英雄になるイランのお国柄が伺えて面白い

知り合いの中国人が財布を3回落として3回戻ってきた、日本サイコ~と言っていたが、日本で落とし物を届けて有名になったのは昭和の一億円を拾った大貫さんぐらいだよ

地味な作品に映るのだが、ファルハディ作品はいつも面白い(観終ったあと誰かとア~ダコ~ダ語りたくなる映画)

吃音症の息子が泣けるセツナイ~

最後の左右のショットサイコ~!!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
うんこたれぞう

4.0名誉と世間体の為に…

2022年4月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
RT65

3.0ところで、何を伝えたいわけ‼️❓

2022年4月23日
PCから投稿

主人の行動や置かれた環境と展開は、もはや自業自得、それに、成り行き任せで無責任。
モテるような容姿で救われているが、間違いなく痛いやつ。
どこが、評価されてるのか、わからない、主題は何か。
コメディでも無いし、風刺でも無いのか。
金借りて刑務所とか、自殺隠蔽とか、死刑軽減が金次第とか、イランらしいといえば、らしい、けど、それが主題❓告発のための、傍系のストーリーなの❓
最後までわかりません、狐に化かされたような印象でした。
誰か教えてください。

コメントする 2件)
共感した! 15件)
アサシン5

3.5気になったのはその法制度

2022年4月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人助けをすると素人がヒーローになることがある。ちょっと前にボランティアのおじさんが子どもを捜索中の子どもを見つけてヒーローになっていたことを思い出す。あの後しばらくはやりづらかっただろうな。
この映画では金貨の入ったバッグを返した男が描かれる。しかも返したのは借金で投獄されている囚人。一気に美談になるという流れだ。
その持ち上げ方も気持ち悪いが、ある事件をきっかけに評価がガラッと変わってしまう。ここで描かれるのはSNSの怖さや世間の評価の移り変わりではなく、人のことを信じられない側、人を貶めようとする側の行動だ。でも、主人公ラヒムは全く悪くないかというとそうでもない。悪人ではないのだがいろいろと間違えてしまうというアレだ。
なかなか面白かった映画なのだが、気になるのはイランの法制度。借金で投獄されたり、訴えた人が取り下げれば解除されたり、囚人なのに休暇が与えられ外出できたりする。さらにはお金をつめば死刑も免除されるみたいな描写もあった。この法制度、大丈夫なのか?

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kenshuchu

3.5運が悪いというより、脇の甘さが問題ではないか???

2022年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
Yohi

4.0作られた善意

2022年4月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
sankou

2.0すみません

2022年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「セールスマン」が好きな映画だったので、絶対観たくて、ランチを食べてから鑑賞。
しかし、その際にワインを飲んでしまい、痛恨の眠ったままの鑑賞。
配信になったら、必ず観ます。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
hanataro2

4.0主人公側に過度に肩入れせず公平な描写

2022年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
北枕寝二

4.5ずっと、ハラハラ、イライラしながら

2022年4月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

完全集中して、最後まで観ました。

主人公、何でそうする!とか、相手のお父さんはイジワルに感じるけどしょうがないかな。とか。

息子さんに関していろいろな意見はあると思うけど、私は終始胸が締め付けられる思いでした

別離、サラリーマンの監督さんなんですね。
映画は監督さんなんだなーとあらためて。

パンフレット、最近はあまり買わないのだけど、ボストン市庁舎以来、買ってしまった。

ここまでこう思わせるのは、主人公の、あの感じの演技がうまいんだなーとも。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
昔から映画好き

3.5試練か奇跡か

2022年4月17日
PCから投稿

悲しい

難しい

借金を返せず投獄されていた主人公。そんな中、婚約者が金貨を拾ったが、返済には充てず、ちゃんと落とし主(・・・!?)に返したことから、「正直者の囚人」としてもてはやされるが・・・といった物語。

最近見る機会の増えた気がするイラン映画。

まず、借金が返せないと投獄、って制度があることに驚き。
金貨を手に入れ、一度は返済を考えるものの、良心の呵責の末落とし主を探すことに。

金貨17枚が日本円だとどれくらいの価値かわからないけど、やっぱり囚人という身分と金額の大きさがモノを言うんですかね。落とし物を横取りしないなんて当たり前のことなんだけど、ラヒムはまさに英雄扱い。

そんなラヒムだけではなく、彼を取り巻く人々の動きも考えもの。

貸主のバーラムが印象的。確かに嫌~なヤツだけど、ラヒムが英雄でバーラムが悪者って図式は確かになぁ・・・って感じも。寄付者さんたちは善人なのだろうけど、よくよく考えりゃ落とし物を届けただけのラヒムと、満足に返金されないバーラムに対する目線はもうちょっと冷静になるべきかも。

また、この話を美談として刑務所のイメージアップを図る所長たち。見事なまでに手のひらをポンポンと返しまくる姿はもはや滑稽。シアヴァシュの件は許せませんな。

あとはタクシー運転手さん。味方してくれるのは嬉しいけど、あそこまで出しゃばって喋られると逆に怪しすぎでしょw下手くそかッw

それと、本筋じゃないけど、「殺人だから膨大な金額が必要」・・・って。
仮に金が集まれば許されるの!?だとしたら超大富豪であれば・・・なんて恐ろしい事を考えてしまった。

全体を通し、ツッコミ所も多いし、ラヒムも嘘つきだから「英雄」ってなんぞや?と思ったけど、それ以上に彼を取り巻く者達の動きやコロコロ変わる対応に深く考えさせられた作品だった。

ここでも、被害を被るのは罪の無い子供たちか。。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
MAR

2.0とにもかくにも この邦題のダサさよ…

2022年4月16日
iPhoneアプリから投稿

配給会社のつける邦題に関心した事ないのはストーリーとの乖離と 悪意?と思えるほどのダサい単語のチョイスだよね。 どんな会議してるんだろ。
イランの映画は好きだ。 景色・風俗・宗教色 そして肝心のテーマ。 イラン映画の未来を観続けたい。
本作はテンポが間延びかな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
すったもんだだよ

3.5善意と浅はかな出来心が同居するリアリティ

2022年4月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 事前の印象とは違って、主人公ラヒムの身から出たサビが結構ある。
 彼が、婚約者の拾った金貨を持ち主に返すべくあちこちにチラシを貼り、申し出た女性に電話の段階で落とし物の特徴を言わせて確認するところまでは賢かった。ところがその話が美談として予想外に広がり始めたあと、婚約者の存在を伏せるため自分が拾ったことにしたり、落とし主を連れてくるよう就職先に言われて婚約者をダミーで連れて行ったりと、自分の都合でちょいちょい嘘を混ぜてしまう。その嘘が漏れなく彼の足を引っ張り、一時の名誉が脆くも壊れてゆく。

 ぱっと見、そりゃ自業自得だよとしか言えない展開だ。あらぬ噂の拡散と闘う善意100%の主人公を描いてSNSの功罪を問う方が、見てくれのいい話になる気もする。でもラヒムの行動は、そんなありがちな善人キャラよりもある意味生々しい。
 思いつきの善行からの思わぬ展開の中、自分の都合を捨てきれないラヒム、彼を利用しようとする刑務所関係者や受刑者の支援団体のエゴ。でも、連鎖する小さな煩悩をひとつひとつ分けて考えると、彼らの言い分も分からなくもない。それらをただの馬鹿だと切って捨てるほどご立派な生き方を自分がしてきたのかと問われれば、紙一重のような気もする。
 気軽な善意を思いつくのと同じ頭で保身のための誤魔化しも考える、肯定はしないが生身の人間なら、心の弱さからそんな良心のバグが起きることもあるだろう。意外と映画でその辺をここまでありのままに見せられることは少ないなと思った。

 また、昔なら周囲の人間関係の間でしか見えなかったそういったバグを、今はSNSがクローズアップする。事実の核心に近い情報が簡単に映像や文字として手に入る利点がある一方、事実の一部分でしかないその映像や文字が、無関係な人間にまで瞬時に拡散されることで問題の肥大化を助長する側面もある。出来心の代償が時に甚大なものになる。
 周囲の大人たちが翻弄される中で、父親の最初の行為の正しさを見失わなかった息子の素直な視点だけが、けがれがなく美しい。
 色々ケチがついてしまったが、金を騙し取られたことがきっかけの借金を返せず投獄された状況にありながら金貨を持ち主に返すこと自体は、尊い行いであることに変わりはない。一観客としてその善行が事実であることを知っているだけに、彼の愚かさを見た後であってもラストは何だかやるせない気持ちになった。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ニコ

3.5正しさとは何か

2022年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公のラヒムは、根が真面目で誰からも嫌われないような人物です。しかし、周りの意見や状況に流されやすく、やや主体性に欠ける人でもあります。そもそも服役している現状も、そんな彼を見ていると意外なことではありません。
良いことも悪いこともテンポよく進む展開は、ラヒム自身が「なぜ今こんな状況に」と戸惑うほど。「トントン拍子で進んでいる」と思っていた状況が、その数時間後には「取り返しのつかない」ことになっています。
事のつじつまが合わなくなるたびに、ついつい取り繕うための「流された言動」や「小さなウソ」を重ねてしまうのですが、それぞれの言動は観ている我々の側にも覚えがあったり、同情的に感じることであり、結果として起きる状況はその積み重ねです。そして、鍵となるところでのラヒムの決断は正しい選択であるため、けして彼を責める気にはなれません。
或いは、だからと言ってラヒム以外の人物たちについても絶対的に悪意ある人間はいません。みな、その立場になれば理解できるようなことばかりです。
そのため、結果的には観ている側の我々自身が「正しさとは何か」を考えさせられる内容であり、この点は他のファルハディー監督作品にも共通しています。
同監督の作品は『彼女が消えた浜辺(10)』以降全て観ていますが、今回も裏切らず面白い作品となっています。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
TWDera

3.5ちょっと嘘を言っただけで!

2022年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
大阪ぶたまん

2.0英雄(not)pay

2022年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
梨剥く侍

3.0モヤモヤの証明

2022年4月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

イランってあんなん?不器用な主人公だなあ、でも良いお話だ。と観てましたが、あの終わり方は何?ラヒムはどうなったの?
借金は?落とし主の女性は?モヤモヤしながら劇場をあとにしました。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
あらじん

3.5英雄って…

2022年4月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

ある意味で『蜘蛛の糸』の主人公と同じなのかも知れない?
『蜘蛛の糸』の主人公も、たった一つだけ良いこと(蜘蛛を殺さなかった)ことで、一時的に道が開けるけど、やっぱり身からでた錆というか、転落してしまう…。
この映画の主人公もそうだよね…。
文化の違いかも知れないけど、日本は、やっぱり性根は変わらないというニュアンスで、「英雄(あるいは善人)」ではないわいな…。
なので、英雄と言われても…。
まあで話の内容はまずまずでした。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
kawauso

3.5警察が悪いのでは

2022年4月10日
PCから投稿

スマホやPCの画面を一切映さずに、炎上によって信用を失っていく男の悲哀を描いていて、上手いの一言。
後味の悪い脚本だが、それは狙ってのこととよくわかる。

イスラムの教えや、イスラム教圏の治安状況が下敷きだと、キリスト教圏や仏教圏より倫理感や常識が遠く感じます。
『白い牛のバラッド』とかでも思いました。

そもそもイランの公共サービス・行政が機能してないというのが罪深く、
「遺失物を警察に届けたら、警察官はガメることができない」
「持ち主が自分のものだと証明できないと警察が返さない」
「引き取り主の連絡先を証明書控えつきで記録する」
という日本のような警察システムがない事が問題だよな、とか観てて思いました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
コージィ日本犬