劇場公開日 2021年2月26日

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カポネのレビュー・感想・評価

全59件中、1~20件目を表示

3.5監督のメンタルを注ぎ込んだ意識混濁ムービー

2021年2月28日
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村山章

3.0評価は割れるところだが、若き監督の再起を素直に喜びたい

2021年2月26日
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ジョシュ・トランク監督の名を久々に見た。『クロニクル』が絶賛されながらも、『ファンタスティック4』でスタジオ側と衝突し、作品そのものも酷評されてしまった彼。もはや再起は無理と思っていたが、全く異なる作風でのカムバックを嬉しく思う。その真価はいかに。ある種のとっつきにくさはあるにせよ、映画が進むごとに「なるほど」と感じた。全然、嫌いではない。いざ映画化しようと思えば生誕から死までのあらゆる瞬間が素材となり得る「アル・カポネ」という怪物を、あえて晩年の一期間という額縁の中にギュッと凝縮させて描く。そのアイディアと視点は面白い。正気と狂気。混濁する記憶の淵に隠されたもの。怪演なのか熱演なのか、それともこれは笑うところなのか、判別つかないほどぶっ飛んだトム・ハーディの演技。私にはこれがハリウッドで満身創痍となったトランク監督の精神世界そのものに思えてならなかった・・・と言うのは極論すぎるだろうか。

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牛津厚信

3.5「クロニクル」監督の持ち味を活かしきれず

2021年2月25日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

ジョシュ・トランク監督デビュー作の「クロニクル」は、オリジナルなアイデアと低予算の割にリアルで意外性のあるVFXでSFファンを楽しませてくれた。第2作「ファンタスティック・フォー」(2015年版)は残念な出来だったので、今度こそはと期待していたのだが…。

米国のみならずおそらく世界でも史上最も悪名高いギャングであろうアル・カポネを登場させた、あるいはモデルにした映画は多々あるが、服役後の晩年を取り上げるというのは珍しく、それゆえに挑戦のしがいがあったのはよくわかる。450件もの殺人に関与したとされる大悪党が、晩年は梅毒の後遺症で認知症を患い、幻覚と現実の区別がつかなかったり人前で失禁したりなど、もの悲しいエピソードが続き、確かに全盛期とのギャップが興味深くはある。主人公の幻覚を客観的な映像とシームレスに見せる演出は、(ホラーやサスペンスを除外すると)例えばロン・ハワード監督作「ビューティフル・マインド」などを思い出させる。おそらくはカポネの意識を疑似体験させる狙いもあったと思われるが、不必要に観客を振り回している気がしなくもない。

毎日4時間の特殊メイクを施されたというトム・ハーディはさすがの熱演で、病状ゆえに表情豊かにできない制約をものともせず繊細な表現で飽きさせない。カポネの妻を演じたのは「グリーンブック」で最高にチャーミングだったリンダ・カーデリニだが、彼女の魅力も十分に活かせていなかった。

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高森 郁哉

3.5それでもユーモラスでチャーミングなトムハがいる

2021年2月23日
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泣ける

笑える

画面に登場するのは、長い服役を終えた後の、梅毒の末期症状と頻繁に起きる幻覚に悩まされる、年老いて(とはいえまだ40代)心身ともにボロボロになったアル・カポネの姿である。フロリダの大邸宅で最後の命を繋ぐカポネは、医者から禁じられた葉巻の代わりにニンジンを咥えさせられ、幻覚に悩まされ、目は充血し、排泄もままならずオムツのまま邸内をうろついている。邸宅の外では、隠しマイクでカポネの隠し金、1000万ドルの在処をなんとかして聞き出そうとFBIが待機している。彼らはカポネが記憶を無くしたふりをしているのではないかと疑っている。事実はどうなのか?そんな、現実と幻想、現在と過去、正気と狂気を自在に行き来する元ギャングスターを、トム・ハーディが嬉々として演じている。時々意味不明になる脚本も、演技力(腕力と言ってもいい)でねじ伏せていくハーディを見ていると、つくづく彼はアル・カポネを演じたかったのだろうと思う(実際、かつて1度あったチャンスを逃している)。特に、カポネの中で唯一の真実が何だったのかが分かる幕切れのショットは、『アイリッシュマン』のラスト30分や、あの『市民ケーン』を彷彿とさせるほどだ。『インセプション』や『ダンケルク』のハーディ・ファンは顔面蒼白だろうが、熱演と言うのは度を越すとユーモラスでチャーミングに見えてくるという魅惑の体験を、ここでお約束しよう。

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清藤秀人

2.5トム・ハーディが、“暗黒街の顔役”と恐れられた伝説のギャング、アル...

2022年11月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

トム・ハーディが、“暗黒街の顔役”と恐れられた伝説のギャング、アル・カポネを演じた伝記映画。「クロニクル」のジョシュ・トランクが自らのアイデアを基に脚本・監督を務め、カポネの知られざる最晩年を新たな視点で描き出す。

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てかる

2.0トム・ハーディの演技を観るだけの作品

2022年9月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

有名なアル・カポネのストーリーとして観ると面白くない作品と思います
認知症の人の周りの家族の悲しさを感じるだけかもしれません
この作品はストーリーがどうこうより、主演のトム・ハーディの演技が残りました
若い時のカポネを演じるトム・ハーディが観たくなりました

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小町

3.0観るのがはやすぎたようだな

2022年8月11日
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 観終わってから思ったこと。私、アルカポネに関わる映画、観てないなあ!元気なバリバリのギャング時代を観た後の方が感慨深いものがあったかも。
 15歳で梅毒になるって、まあ強烈。亡くなったのが48歳なんて、若かったんですねえ。葉巻の代わりに人参🥕は本当の話なのか?
妄想と現実が観ていても曖昧で、実際にカポネの頭の中はああだったのか?
 隠し財産はあるんでしょうね、いつか発見されたら面白い、ビックニュースですね。

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アンディぴっと

2.5アル・カポネの晩年。

2022年7月7日
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鑑賞方法:DVD/BD
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琥珀糖

2.5妄想と現実の区別がつかなくなってしまったアル・カポネ晩年のお話。監...

2022年4月29日
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妄想と現実の区別がつかなくなってしまったアル・カポネ晩年のお話。監督のジョシュ・トランクはデビュー作『クロニクル』で大ヒットを飛ばしたが、2作目でケチがついて、3作目がこれ。
アート系と言えば聞こえはいいけれど。
過去の財産で仕事するにはちょっと勿体ないよな~。

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クラゲ男爵

2.5老いは誰にでも訪れます

2022年2月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

出所後のカポネを描いた物語。

個人的な洋画一押しのアンタッチャブル。その影の主役、アルカポネの晩年を描いた作品ということもあり、興味深く鑑賞。
結果、失敗でした。

梅毒に冒され認知症が進行するカポネ。48才とは思えない病状をリアルに描き、その合間にカポネの夢想を挟みながら物語は進みます。
しかし、認知症は個人差・程度の差こそあれ、年を取れば発症します。「カポネだから」というストーリーとは思えず、ただ人間の無常に悲しみと寂しさを感じる・・・そんな作品になってしまいました。

この作品を作るのであれば、主人公を妻のメアリーにして、ある程度客観的にカポネを見た方が、「カポネの映画」になったように思います。

私的評価は厳しめです。

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よし

1.0どこまでが…

2022年2月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

3.5アルカポネの晩年とは。

2022年1月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

数多くの映画に登場する伝説のギャング、アルカポネ。
私の場合、デニーロが演じた「アンタッチャブル」を思い出します。
登場シーンは短かったのですが、とても印象に残っていますね。

で、こちらは、全盛期の話ではなく、
刑期を終え、出所後の晩年の姿を描いた映画。
物忘れや奇行を繰り返すその姿は、果たして本当なのか?
あるいは演技なのか? そんなテーマで展開するストーリーです。
主演のトム・ハーディの名演(怪演)で、飽きることなく
鑑賞できましたが、話がわかりづらいのが難点。
現実なのか幻想なのかはっきりしないシーンが多いので、
ストーリーを追いかけているとフラストレーションがたまります。

マット・ディロン、老けたなあw

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tochi06

2.5幻覚

2022年1月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

晩年、といっても40代だが、梅毒で脳を侵されてしまったカポネ(トム・ハーディ)を描く。
どこまでが現実だったのかわからない作りなので、製作者が思ったカポネ像を見せられることに。
FBIは敵にすると怖い。

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いやよセブン

0.5zzz...

2021年12月18日
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この映画 30分で寝ちゃいました。

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ジェット

2.0トムハで良かった

2021年11月29日
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鑑賞方法:映画館

脳卒中を発症したカポネが次第に現実と妄想の境目が分からなくなる様子が、観ている側にも伝わるほど巧みに描かれていました
トムハじゃなくても良かったのでは…という意見も見ましたが、狂気と正気の違いをうまく表情で表してくれてるので、私は彼で良かったなと

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BONNA

1.0なんだ‼️嘘話じゃ‼️認知症を笑いものにするコメディ‼️❓

2021年9月24日
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いや、こんな方式で、キリストやブツダも描けるかも?
なんの根拠も無くカポネを凄い認知症に描いてなんの意味があるのかな。
認知症から見た映画、気持ち悪い👎

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アサシン5

0.5ひどい

2021年7月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

matt dillonが好きで観たけど、認知症で倒錯したカポネが夢遊病
のように過去を回想するだけのひどい映画だった。
老老介護で糞便を漏らすシーンも何回かあって、いったい何の意味があるのか理解不明。
稀に見るつまらなさ。脚本のせいだろう。

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TK

2.5その後数年の間に家族のほとんどは名前を変え転居した

2021年6月22日
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shimo

2.5現実と幻想の境目

2021年6月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

大ギャングも人生の最後は現実と幻想の境目でもがき苦しむ最期を迎えた一人の人間。
いくら金があっても隠し場所すら忘れてしまったのか?
最後にトニーに逢えたのが唯一の救いか。

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上みちる

0.5淡々と描かれる生涯。過去に囚われた、哀しすぎる晩年とは。

2021年4月6日
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悲しい

怖い

単純

【賛否両論チェック】
賛:隆盛を極めたはずの主人公が、壮絶な過去故に壊れていってしまう様を通して、その生涯のもの悲しさが際立っているよう。
否:サスペンス要素はほとんどないので、思わず拍子抜けしてしまいそう。グロシーンや怖いシーンもあり。

 全盛期の面影が消えてしまった伝説のギャング、アル・カポネ。本作ではその晩年が淡々と描かれていきますが、
「彼の病気が、果たして本物なのか、それとも演技なのか?」
といったようなサスペンス要素は驚くほど少なく、期待して観ると拍子抜けしてしまいます。
 そこで明らかになっていくのは、波乱に満ちた過去に囚われてしまった、哀しい主人公の姿です。それでも必死に寄り添おうとしてくれる妻・メエの存在も、またどこかもの悲しさを際立たせているようです。
 R15+指定であることからも分かるように、グロいシーンがかなり多めなのと、ホラー映画のようなシーンもあったりするので、好みは極端に分かれそうな作品ではありますが、気になった方は是非。

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門倉カド(映画コーディネーター)