劇場公開日 2021年1月8日

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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたちのレビュー・感想・評価

全47件中、41~47件目を表示

5.0映画好きならぜひ必見。

2021年1月10日
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鑑賞方法:映画館

スタントマンが演じているのは重々承知しているけど当然ながら作品では俳優しか見られない。裏方さんたちのお話は本当に興味深い。
スタントウーマンたちは信念もすごいし度胸も努力もすごい。なんでも一流の人達は違うんだな、と実感。それにここにも女性蔑視の世界があるんだと。
いやーすごい。最後まで見応えたっぷりでした。

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peanuts

5.0数多の名シーンを実現した女性達の実像に重ねて全ての女性に送られるエールが眩しいドキュメンタリー

2021年1月10日
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鑑賞方法:映画館

ミシェル・ロドリゲスがナレーションと進行役を務め、スタントウーマンの歴史、ベテランから駆け出しまで現役スタントウーマン達の日常、引退したスタントウーマンやアクション監督へのインタビュー、そして映画史上に燦然と光り輝くスタント名場面等で構成されたドキュメンタリー。

まず驚かされたのは戦前のモノクロ映画の時代から既にスタントウーマンが活躍していたこと。走る機関車から飛行機から垂らされた縄梯子に飛びつく等、ミシェール・ヨーが『ポリス・ストーリー3』でやっていたのと同じことを既にやっているのに驚きました。さらに驚いたのはそんなスタントウーマンの活躍の場が半世紀以上男性に占められてしまったこと。女性の仕事としては危険すぎる等のエクスキューズとともに女装したスタントマンに仕事を奪われた暗黒時代に風穴を空けたベテラン達が当時を回想するところで、もう涙腺崩壊。『ワンダーウーマン』、『ロマンシング・ストーン』、『スピード』、『マトリックス リローデッド』・・・次から次へと語られるあの映画のあのシーンに関する裏話は眼福で、それまで誰も出来なかったことを次々と実現し映画表現の可能性を地平線の向こうまで広げていく快進撃は爽快です。一方で語られるのはスタントウーマン達が当たり前のようにやっているルーティーン。私達はスペシャリストではないと言い切る彼女達に要求されるのは専門性ではなくどんな要求にも対応できる柔軟性。筋力増強やランニングに始まり、高所からのダイビングやカースタントを黙々と練習する様子とともに彼女達が最も大切だと語ることに映画を愛する者として激しく胸が掻きむしられました。

何より彼女達が何のためにそんな危険な仕事を引き受けるのかを見せるクライマックスは圧巻なのでこれは映画を愛する人だけでなく、映画にそれほど興味のない女性も観るべき作品だと思います。

本編にたびたび登場するミシェル姐さんがとにかく嬉しそうなのが印象的。笑顔で“私は職業を間違えたんだ“と語りながら、スタントウーマン達への憧れとリスペクトを全開にする姿はもうメチャクチャチャーミングです。

意外なところで『ロボコップ』や『トータル・リコール』の撮影を振り返るポール・ヴァーホーヴェン監督のインタビューが白眉。短いながらも自身の作家性を滲ませた金言の数々に感銘を受けました。

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よね

4.0映画の奥深さを知れた

2021年1月10日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

萌える

映画の中で危険な事や特別な身体能力を必要な場合に女優の代役としてアクションするスタントウーマンについてインタビューと映画の中でのスタントシーンをメインに紹介するドキュメンタリー作品。
女優の素晴らしいアクションの裏にはスタントマンの存在は知ってたが、スタントウーマンについては、女性のスタントも居るだろう、くらいしか知らなかった。
昔は危険に対する安全性も不十分で、首から下が麻痺して動かなくなったり、死者が出たりしてたとの事。
最近は安全性も高くなっているようだが、それでも日頃のジム、ランニング、ボクシングなどのフィジカルトレーニングやドラテクなどの技術の維持向上は必要。
メリッサ・スタッブスやマニーメイカー姉妹のように美しいスタントウーマンも居るし、他の出演者も身体を鍛えてるからかすごく魅力的だった。
作品の中で顔が出ないからか、人物検索してもなかなかヒットしないが、覚えておきたいと思った。

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りあの

4.0ドキュメンタリー

2021年1月9日
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スタントウーマンの方達のドキュメンタリー映画です。改めて裏方さんの凄さがわかりました。
映画好きな方なら面白いと思います。

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しじみの短い感想文

5.0男性も女性も平等な世の中に。考えさせる良い映画?です。

2021年1月8日
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鑑賞方法:映画館

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 ※ 映画の内容の性質上、男女の待遇の差などの話が出てきますが、それは映画の話として論じるものであって、私がそれを支持しているものではない(男女は平等であるべき、というのが信条)ことは断っておきます。
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今年5本目(合計72本目)。

 こちらは映画というカテゴリには…一応入りうるのでしょうね。事実、映画館でやっていたのですし。ただ、映画というとストーリーがあって主人公が葛藤したりアクションしたり…というものを連想しますが、そうではなく、スタントウーマンと呼ばれる女性をインタビューする、いわゆる「ドキュメンタリー映画」というカテゴリになっているため、「ストーリーというストーリー」を探すことができません。

 日本では確かに日本国憲法の成立とともに男女平等になりました。確かに今でも女性差別が残っていることは事実ですが、それをなくしていこうという動きが今もあるのも事実です。

 そして映画界の中でも女性は軽んじられていた(アクション映画において)一方で、例えばロマンス映画ではよく器用されていたようにバラバラであったようです。しかしアクション映画のスタントマン(スタントウーマン)としては女性はどうしても一般男性と比較すれば不利であるのは明らかであり(もちろん、男性なみのパワーを持つ女性も多数います)、そのために女性のスタントウーマンの協会が設立されたり(映画の描写通り。史実通りであることを確認済み)、女性の映画作成のハードルを低くし、今の「男性も女性も当たり前に、実力通りに評価され、男女という性別は一切考慮しない」という考え方の礎を築いたと言える点は高く評価できると思います。

 確かにどのようなアクション映画を見ても男性「しか」出ない映画というのは普通ありません(一部、そのように断っている映画は除く)。今では男性も女性も出るのは当たり前のことなのです。しかしそれが「当たり前の権利」として「自動的に」もたらされたのではなく、多くの方(事実、スタントウーマンの中で事故でなくなった方もいます)の努力があって、今の映画界があることを忘れてはならない、そう思います。

 他の方も触れられていましたが、「将来、映画に携わる仕事をしたい」という女児の子(映画館勤務、というように明らかに関係しないものは除く)にはお勧めかなと思います。とはいえ、映画の内容もドキュメンタリー映画という形を取っているため、映倫上の指定はありませんが、子供さん「だけ」で理解するのは難しいので、保護者の方と行かれるのが良いかなと思います。

 評価は下記の0.1のみとしました。大きな傷ではないので5.0まで切り上げています。
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 (減点0.1) 多くの女優が出る性質上、英文法上無茶苦茶な方も確かにいます(字幕で補うしかないが、字幕もその文法ミスを補っているため、聞き取った上で真の意味を推測するしかない場所が数か所存在する)。ただ、「理解の内容を妨げるものではない」ですし、ドキュメンタリー映画である以上、多くの方が出てきて(許容できる範囲で)理解に多少の混乱をきたす程度の英文法ミスがあるのは当然に(英語がわかる、という前提においては)許容範囲であり、その点は極めて低い0.1点減としました(本質論ではないため)。
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yukispica

4.0映画産業の中で、究極の貧乏クジを自ら望んで引き続けてきた人たちの人間性を味わうことができ、それはそれで、一風変わった物語として楽しむことができました。

2021年1月8日
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鑑賞方法:映画館

ふだん、何度も何度も映画館で見てきたはずのスタントマン(スタント・ウーマン)の活躍。
しかし、実際にはその顔も声も名声も、もとの俳優のものとしてしか印象にも記憶にも残りません。

スタントという仕事は究極の裏方であるわけで、だからこそ彼女たちに脚光を浴びせようという意図は、よくわかります。

映画というものが誕生した、ごく初期の頃から、世の中にはすでにスタントという役目が存在していたということで、これは意想外でしたが、その頃のスタントには男女差別がなかったということも、また意外でした。

しかしそれから20年も経つと、スタントという仕事がほぼ男性による独占業務になってしまい、そこになんとか風穴を開けようと努力してきた先人たちが次々に登場するドキュメンタリーです。

スタント組合というのがあるらしく、しかしそこは女人禁制であったということも、女子スタント組合を作ったら、会長が5年間も某映画会社から干上げを喰らったということも。

スタントというお仕事の裏側を、もっと赤裸々に描いて欲しかったというのが偽らざるところかも知れませんが、映画産業の中で、究極の貧乏クジを引き続けてきた人たちだからこその人間性を味わうことができ、一風変わった物語として楽しむこともできました。

映画紹介の「キャスト」を見ると、一人を除いて誰の写真も載っていないという点からも、裏方としての仕事に誇りを抱くプロなんだなあと感じるのでした。

もしも親戚の子などが映画業界で働きたいと言ってきたら、この映画は推薦するに値する作品だと思います。

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お水汲み当番

3.0まさにプロフェッショナル❗️仕事の流儀

2021年1月8日
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鑑賞方法:映画館

ただし、基本的にはインタビュー中心です。

実際のアクションシーンやその裏側からの映像などに圧倒されたり、あの興奮が甦えるっ!

という感じではありません。

TV版、映画版を問わず、『チャーリーズ・エンジェル』のシーンや説明なんかは、もっと見たかったなぁ、という思いが残りました。

ひとつ覚えた言葉があります。

〝spunky〟スパンキー

アメリカ英語では、決断力と勇気、そこから想起されるプラスのイメージで使われるようです。
イギリス英語だといかがわしさを伴うスラングでもあるみたいなので、注意してください(→ほぼ、ネット情報)。

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グレシャムの法則