調査屋マオさんの恋文

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調査屋マオさんの恋文

解説

企業戦士として高度成長期を駆け抜けた男性と、認知症を発症した妻の日常を記録したドキュメンタリー。昭和14年、朝鮮で生まれた佐藤眞生(マオ)さん。終戦後、命からがら新潟へ帰還した彼は、大学卒業後に大阪で市場調査の会社を起業。その後東京へと進出し、調査・企画・計画推進の最前線に身を置いた。仕事に明け暮れる日々の中、気づくと家庭は崩壊寸前だった。息子の言葉で我に返ったマオさんは、大阪で自給自足の生活を始め、家族の絆を取り戻していく。やがて妻・縫子さんが認知症を発症。マオさんは縫子さんが入居する特別養護老人ホームに毎日通い続け、日々変化する彼女の言動を記録し続ける。それは調査屋としての矜持であり、苦労をかけてきた妻への想いでもあった。1組の夫婦の人生と余生を、ユーモアを交えながら描き出す。東京ドキュメンタリー映画祭2019でグランプリを受賞。

2019年製作/78分/日本
配給:ちょもらんま企画
劇場公開日:2020年12月19日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0夫婦について考えさせられる

2023年10月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

とても良かった。
妻に優しく接したいと思った。

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きんたろう

1.5足りないんじゃないかな?決定的に。

2021年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予告編で見た内容以上の内容はなかった。残念。

ドキュメントなので、虚飾なんて持ってのほか。
ドラマティックな演出も。その点はクリアしてます。

けど、作品であり題名を冠してるならば、作品を通して描くテーマなりがあって然るべきと考えます。
しかし、本作からはそれを読み取れませんでした。

うーむ、恋文?失礼を承知で書きますが、
介護観察レポートにしか見えないんです。

実際は全然違うのでしょうが、マオさんが本書くために介護してるように見えてしまったんです。
データをとる、いいのですが、なんのために?が描かれてないから、調査員が仕事のノウハウ活かしてるとしかみえない。
便秘がちにならないためにやってる手段として紹介してますが、そのためではないはず。
データをこまめにとり、毎日施設に通うのはなぜ?
そのなぜ?が薄い。描き方が薄い。そこまでするのはなぜ?が。

ですから、マオさんの晩年紹介映像にしか見えない。

きっと僕はひねくれ者なんでしょうね。
こんな風に感じてしまったんですから(笑)

マオさんのやられていたこと、現活動を否定するものではないことを付け加えさせていただきます。
あくまで、作品の感想です。

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バリカタ

2.0人間力と包容力

2020年12月21日
PCから投稿

とにかく、メイン被写体である“マオさん”こと佐藤眞生の人間力に惹かれる。
元マーケティング調査員だけあって、妻への介護もデータを取った上で合理的に行えば、縄文文化に特化した自給自足の生活を送るというバイタリティ。
高齢化社会、格差社会に絡んだ深刻な介護事情はあるものの、被写体のポジティブさがそれを包み込む。
認知症を通しての、夫婦の在り方を見つめる作品。

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regency

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