劇場公開日 2021年4月9日

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「☆☆☆★★★ ほんの少しだけ。 展開される犯罪と捜査は【今】起こっ...」21ブリッジ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5☆☆☆★★★ ほんの少しだけ。 展開される犯罪と捜査は【今】起こっ...

2024年3月9日
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☆☆☆★★★

ほんの少しだけ。

展開される犯罪と捜査は【今】起こっているのだけれど。〝 警官殺し 〟と揶揄され、警官の行き過ぎた捜査を取り締まる主人公の、映画の中では描かれはしない。数年前から起きている、NY警察との確執が背景として存在する。

そして、そんな確執は。ご多分に漏れず、FBIの機関にすら、仄かに漂う黒人差別等もさり気なく描写され。思いのほか主人公は、味方が居る状態でありながらも、1人で犯人側と対峙しているかの様でも有る。

一応はバディとして「有能だ!」とゆう相棒を付けての捜査が始まる。

時に、『ダーティハリー3』以降の男女警官コンビで有ったり、(ひょっとしたら意識しているのかもしれない)『フレンチコネクション』等。多くのポリスアクション映画の要素が、画面の中にさり気なく入っている様にも思えた…って、一応あてずっぽで書いてみる。

スクリーンを眺めながら、この監督にはかなりのセンスを感じるし。劇中で鳴り響くサスペンス溢れる音楽の盛り上がりも凄く良かった。

銃であり、カーチェイスのアクションのキレ。アクション場面等の編集のテンポも良く見応えが有った。
(この辺りは、第2班等やアクション監督の功績かも知れないが)

肝心要の真相等は、結局良く分からない…と思えるかも知れない。第1に完全封鎖したマンハッタン島だが。『踊る大捜索線』と比べてみても。封鎖により、犯人側がジリジリと追い詰められて行く感じは、それ程無かった気もするのだけれど、、、

とは言え。全ての疑問が解消するであろう、それらの真相解明の鍵を〝 マクガフィン 〟…にすると思わなんだ。

「どうだって良いんだよ!そんな事は!」

…って、サクッと90分強で終わらせてしまうところは実に潔い(´Д` )

まあ、騙されたと思って、四の五の言わずに。アクション映画が大好きならば、ある程度は満足出来る作品でしょう。

2021年4月30日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン8

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松井の天井直撃ホームラン