劇場公開日 2019年11月8日

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「もっと、彼の音楽が聴きたかった…。」マイ・フーリッシュ・ハート わいちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5もっと、彼の音楽が聴きたかった…。

2019年11月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

他の方の評価に辛口が多いので、少なからず心配しておりましたが、ジャズ好きチェット・ベイカー好きからすると、まあ、及第点かなとも思います。確かに、イ一サン・ホーク主演の「ブルーに生まれついて」の完成度からすると、雲泥の差は有りますがネ…。
映画の冒頭、「この作品はあくまでもフィクションです …云々」と謳ってはいるが、実際、晩年のチェット・ベイカーは、あんな感じだったんでしょう。
若い頃の彼は、「ジャズ界のジェームズ・ディーン」ともて囃され、オリコンで1位を獲得するなど華々しい人気を誇った様ですが、その一方、「彼がジェームズ・ディーンに成れなかったのは、長生きし過ぎたからだ」という皮肉も言われる様に、覚醒剤に溺れた彼の晩年が、荒んだ痛ましいものであった事、演奏旅行先の宿から飛び降りて死んだ事等は、事実であった様です。

この作品から、どんな教訓を得るのか?
覚醒剤は身を滅ぼすから注意しましょう?…実際、日本でも、田〇まさ〇さん辺りが、何度も逮捕されてますもんネ。
それとも、DVは相手も自分も傷付けるから、絶対に止めましょう?…男って本当、馬鹿な生き物よネエw

荒んで、破滅的な人生を歩んだ彼の後半生だけれども、それでも、彼の音楽に皆が魅了され続けるのは何でなんだろう?
彼の歌声は正に、天から授かったギフトだったんだろうなあ…とかって、そんな事を思ったりはしますけどネ…。

わいちゃん