劇場公開日 2019年11月1日

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最初の晩餐のレビュー・感想・評価

全72件中、41~60件目を表示

5.0昼下がりの嗚咽

2019年11月17日
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良かった涙

テーマとしては凄くシンプルなんだけど。

まず出演俳優陣(子役も含め)が間違いない。

作品全体を通して言葉数少なめな中、登場人物達から確実に伝わってくる何かを察する、感じる、想像する、、、心を揺さぶられる、涙が止まらなくて嗚咽を堪える。

理屈抜きに、演技が素晴らしい。

だから言葉があまり要らなくて、それ自体が家族の在り方を表してるかのよう。

感想
家族って、本当にこうだ。

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グリーン

4.0のびたラーメン

2019年11月16日
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鑑賞方法:映画館

食事から、家族の回想が始まるという、ありそうで無かったパターンの映画。役者全員が上手だった。斉藤由貴の演技も良くて「ああ、この表情で、あの人はやられたんだな」と思った。空腹の19時から鑑賞。最初のシーン病院の、のびたラーメンが本当に美味しそうだった。

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hanataro2

4.5家族が何たるか迷う我々に寄り添うが如く

2019年11月16日
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鑑賞方法:映画館

病院の食堂のふやけたラーメン、潰れたボーリング場……乗っけからセンチメンタルな音楽が涙腺を刺激する。

父の死をきっかけに集まった家族が、過去、そして現在と向き合う。観る私自身も息子として、父親として自分と向き合うことになる。

プラザボウル……彼らの子供の頃の幸せな光景に自らの記憶をたどるがぼやけて見えない。

父親も母親も立派だった。親として正しかった。シュン兄の描かれることのない長い年月を思い涙が溢れ出た。ミヤコとリンタロウの喪失感も十分納得できた。

染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏……誰一人欠くことのできない家族だった。

ほんと清々しいほど泣いた。涙が止まらなかった。今年の邦画のベストの一本だろう。

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エロくそチキン

4.0愛を語る作品

2019年11月15日
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泣ける

幸せ

全編に色んな形の愛が溢れる 大人の都合で生活が変わり、親も子供も辛いけど、そんな困難を皆で克服してゆく 言い訳も説明もしないけど、気持ちを読み取って過ごしていく 暖かい作品

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daikokumai

3.5静かな静かな映画。得るものは大きい

2019年11月15日
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静かな静かな映画。
子連れどうしが不倫で一緒になった家族を、子供の視点から描いた作品。亡くなった父親の通夜に、母親が作る料理は、父親との記憶を呼び起こすものばかりだった、という話。

基本的に、台風の中で通夜が行われている一軒家での室内劇。しかし、回想に出てくるシーンは、抜けるような空、輝くような田園、鮮やかな紅葉と、日本の美しさオンパレードで、気持ちがいい。

最初に書いたように、限りなく静かな映画だが、子供3人のうち、ある日突然出て行った兄がなぜ出て行ったのかを謎解くような形で後半は進むので、飽きることなく見終わった。

子連れ再婚なので、溶け合えない感じが、徐々にこなれて来た頃に、兄が突然家を出るので、残された妹弟は、家族のイメージを今一つはっきり持てないままでいる。そこへ兄が帰って来て二人が当時の真相を聞くのを観て、俺も家族のイメージをぼんやりと掴めた感じがした。

普段当たり前に暮らしていると気づきにくいことを、不倫での子連れ再婚という "大きく振った状況" で見せて気づかせてくれる。これもまた映画の醍醐味だなあ。

楽しめました。

染谷さん、戸田さん、窪塚さん、斎藤さん、永瀬さんと圧倒的に上手な人々なので、安心して観ていられました。ただ、俺は、斎藤さんの演技は好きじゃないんだなと、ふと気づきました。余計な話ですが。

森さん、18歳なのに、小学生の役、やれてましたね。驚きでした。

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CB

4.0家族ってを考える父親の死

2019年11月15日
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同じ日に「ひとよ」と「最初の晩餐」を観ました  共に父親が死に、残された子どもは3人、そして残された母親と子どもの関係は必ずしもよくない
「最初の晩餐」は葬儀という場面から、切ることのできない親族が集い、彼らとの関係から、家族のありようが描かれています  構想7年というから、このテーマにずっと監督兼脚本の常盤さんはこだわられていたのでしょう  父親の死の通夜ぶるまいの一つ一つの料理から、家族の歴史を思い出していきますが、2つの家族を1つにするために常に気をつか
っていた父親の姿が描かれます  子どもが3人いれば、一つの父親の言葉や行為も3つの受け止め方、感じ方があるわけで、料理とともに回想されていく中で父親の本当の気持ちが解き明かされていくような描き方、とてもよかったです  染谷将太さんの「弟」役はピッタリでした(11月14日 テアトル梅田にて鑑賞)

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chikuhou

4.0食が繋ぐ

2019年11月14日
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家族の思い出と絆。それが例え血の繋がりの無い親子兄弟でも。喧嘩、言い合いをしながらも、何か根底に暖かいものを感じました。森七奈ちゃんを応援してますが、小学生役のできる18才はなかなかいませんよね😁。

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ごっとん

3.0都会じゃ普通の家族なんじゃない?

2019年11月13日
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 2019年は没後500年という節目であるレオナルド・ダ・ビンチ。NHK特集もチラッと見たけど、絵画にサインをする風習がない当時の画家であるがゆえに、「モナリザ」なんてのも確実とは言えず、確実にダビンチ作だと言われているのが壁画の「最後の晩餐」のみ。そんな意味も込めてこの『最初の晩餐』を鑑賞しました(どんな意味じゃい!)。

 不思議なもので、シネコンのグッズコーナーには今作品と『空の青さを知る人よ』の目玉焼きがダブって置いてあります。ややこしいですが、裏側にスライスチーズがくっついてる方が『最初の晩餐』グッズです。気になるのは父親である永瀬正敏がハムと間違えてチーズを焼いたのか、自信たっぷりの創作料理を食べさせることだったのか?実は私も一緒に焼いたことはあるのですが、目玉焼きの上に乗せて焼くのが正しいのだと思ったのですが、焼きあがる直前に粉チーズをも振りかけるのはいかがでしょうか?(尿酸値高めの人は控えてください)。下に敷くということは、やっぱりハムと間違えたのかもしれませんね・・・いや、誰が見てもわかるでしょうに・・・

 重厚な家族ドラマだと思い、結構期待していたのですが、泣かせどころが役者の演技に頼ってしまうシーンだけだったのが残念でした。ちなみに泣けたのは窪塚洋介がチャラ男ではなく立派な大人になって帰ってきたところ。ヤク中疑惑やら、転落事故などで、どうも風変わりなキャラとしか印象がなかったので、芸能界を干されず更生して帰ってきたんだと、なぜだかこんなところで泣けてきました。その後は戸田恵梨香の涙ですね・・・あれだけ大量の涙を出せる女優は少ないと思います。

 血の繋がりを強調していなかった点では『万引き家族』のようでもあり、料理で家族の再生なんてところは邦画には多いので何の影響かわかりませんが、やっぱりシンプルイズベスト!変わった料理が出ないところがいい。すき焼きに食べるラー油を入れるのも挑戦したくなるのです。食べるラー油といえば『ペンギン夫婦の作り方』(2012)が良かったけど、終盤には不倫とかの話題にも触れていて、ペンギンとは真逆の人間関係となっていました・・・

 もう一つ残念なのが、舞台となる東家がどこにあるのかわからないこと!戸田恵梨香は関西弁っぽい博多弁だし、染谷翔太はもう東京弁に馴染んでるし、赤味噌なら名古屋だし、登山の仕事するなら長野県だし、と、日本のどこなのかさっぱりわからなくしている。台風情報からすると福岡なんでしょうけど、飛行機が台風の影響を受けてなさそうだったし、もう何がなんやら・・・と、エンドクレジットによると上田市が中心らしい。今シーズン3本目の長野県。

 ついでに言えば、通夜では真宗系の「正信偈」が読まれてましたが、「あとみよそわか」も仏教から来ているものらしく、妙にこの家族との再生と上手く絡んでいるような気もします。誰か教えてください・・・

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kossy

4.0家族と食事は切り離せない

2019年11月12日
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2つの家族がある日からひとつの家族として生活始めた5年間。見終わっても結局「家族」って何なんだろうなって?思うんだけど、最後はなんか泣けてきてしまう。
家族と共に寄り添ってきた、「家族の食事」たちがいつでも家族を見守ってくれている存在だと気づいた時、号泣しそうになった。永瀬正敏演じる父ちゃん、斉藤由貴演じる母さん。そんな父ちゃんと母ちゃんが見送られる側に立ったシーンを見て、時の流れを感じ、感慨深くなってしまった。良い映画でありました。

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ちゃんぷるー

4.5暖かくなる映画

Dさん
2019年11月12日
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通夜ぶるまいは、親父がはじめてつくってくれた
目玉焼きでした。
映画は通夜から葬式にかけての1日を描いている。
通夜ぶるまいに出てくるのは親父がかつて作ってくれた料理たち。
目玉焼き、お味噌汁、ピザ、餃子、ラーメン、お魚…。
その料理を食べながら昔の父親との記憶が蘇る。
現在と過去がリンクしていてひとつひとつの
エピソードがわかりやすい。
父親 東日登志の永瀬正敏さんの作る料理ひとつ
ひとつがとても美味しそうで。
母親東アキコの斉藤由貴さんの子どもたちへの
愛情も画面から伝わってきた。
この二人の子どもが東麟太郎の染谷将太さん、
東美也子の戸田恵梨香さん、
東シュンの窪塚洋介さんの三人なんだけど
ある事情があり家族なんだけど違うような
複雑な関係性。でもあの父親と過ごした時間
確かに家族だったんだ。
父親の葬儀が終わったあとに母から聞く
はじめての父親のこと。
家族って何なんだろう?
血が繋がっていたら家族なのだろうか。
「家族」をテーマにした作品はたくさんあるけど
その中でもすごい雰囲気良くて好きです。
泣けるエピソードもあり、
家族って改めてどんな存在なのか考えさせられます。

出てくる登場人物、美味しそうな料理、美しい風景、心地良い音楽。
派手なシーンは一切ないしどんでん返しもない
作品だけど映画が終わったあとにすごい心が洗われて「いい映画観たな」と思えました。
11月1日に公開したばかりなので近くの映画館で
上映されていたら観てください!

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D

5.0家族のことを見つめ直すきっかけに

2019年11月11日
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泣ける

幸せ

淡々としたストーリーに、ナチュラルな演技と音楽。序盤からじわじわと涙がこぼれる感動的な映画です。家族のことを見つめ直す、とても良いきっかけになりました。

子役からベテランまで、みなさんの演技が素晴らしかった!

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tanico

4.0家族とは

Nさん
2019年11月10日
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家族っていったいなんなのか
それを考えるための映画ですね

大きなストーリーの山みたいなのはなく淡々と
してるので好き嫌いはあるかもしれないですが
自分を見つめ直すのにはいいかもしれないです。

家族という一見一番近くて、でも遠い存在。

家族の不安定さ、家族だからこそ言えないこと、
家族なのに知らないこと、家族になった後の大変さ、
家族になる前の不安定な気持ち、さまざまな家族
とは、が垣間見える、そんな作品だったなと
思います。

美味しそうな料理とともに積み上がっていく
思い出は、優しさや辛さや寂しさやいろんな
ものが詰まっている感じがして、やはりこういう
思い出を積み重ねられる家族がいるっていうのは
いいなと思いました。同時に父親、母親、兄弟、
まだまだ知らない部分をもっと聞いてみたいな
という気持ちにもなりました。

俳優のみなさまがたもいい味出してるので、
不自然さがなく、素直に見れましたね。
素敵な作品です。

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N

5.0本当は淡々とした平凡な日常の中にある。

2019年11月10日
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初監督作品とのことで、稚拙な部分が垣間見えるのではと思ったが、良く練られた完成度の高い作品。
家族はこうだとかの結論や、わざと感動させようとする演出はないが、その分平凡な日常の中に真実は隠れている。
役者が皆とても良い。
カメラワークや音楽も良い。
自分の中で近年1番です。

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小倉康右

3.0食い物は美味そうだが森七菜のほうが断然美味い…

2019年11月8日
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斉藤由貴に不倫妻をやらせるというある意味いい映画。そもそも不倫を非難する作品でもないし。とにかくメシが出てくるので腹の減る作品だった。
通夜の席で坊さんがあげている経は浄土真宗本願寺派の正信偈なのだが、これがまぁヘタクソすぎてその後しばらくセリフが入ってこなかった。
さて、血縁のない家族の絆はエサだったよ的なものを言いたかったようであるが…現実社会は血の繋がっているからこその憎悪、実の親子の対立のほうが深刻だよなとは思う。そういう点ではイマイチに感じた。
でも森七菜はいい役者だねぇ。惚れましたね。

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さすまー

3.0モヤモヤ感が残る!何故?

2019年11月7日
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予備知識ゼロで鑑賞。窪塚洋介が出てきて一気に締まった感じだが、それまでの展開がのんびりし過ぎで。ダブル不倫で結ばれた夫婦とそれぞれの連れ子の5人家族なので、いろいろ難しい事情があるのは想定されるが、一番大事な疑問が最後まで解決しないモヤモヤ感はどうしようもない。観客を置き去りにしていると思う。
登山中に父親は息子に一体何を語ったのか?
何故息子は突然家を出て家族と音信を絶ったのか?
この疑問を何故回収しなかったのか?謎である。
後半の斉藤由貴の語りの中に答えを期待したが肩透かしだった。

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terumin31

4.0秋に相応しい映画です

2019年11月6日
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課題が唐突に解決していくキライはあるものの、役者さんが、皆さん、とても上手で、爽やかな気分になりました。
とぼけていて、色っぽい、でもお母さん、という役柄は斉藤由貴さんの独壇場だなぁと思いました。

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みらみらこ

3.5役者陣に👏

2019年11月6日
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単純

知的

男は胃袋を掴め!よく言われますが
家族も胃袋で繋がっているのかなぁ・・

家族全員で食卓を囲み語り、豪華では無くとも手作りの料理を共に味わう・・その時間を大切にする・・
今の日本の食卓に一番必要な事なんだろうなぁ
そんなメッセージも伝わってきました🍀

山々、自然の風景もご馳走でしたね✨

自分の通夜振舞いは・・何にしてもらおうかな・・なんて(笑)

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ねもちゃん

4.0時が止まってしまった家族、料理の思い出はとてつもなく切なかった。

2019年11月5日
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誰しもが1つや2つ持っているだろう、家族の食べ物にまつわるエピソード。
悲しい思い出や不貞な思い出、今思えば過去の事として、半笑いで面白おかしく話してしまう。

しかしこの家族にとって、止まったままの過去は、歯がゆく留まり続けていた。

思い出の料理と共に解き明かされていく家族のこと、それはまるで繋がりながら続いて行く短編小説の様。
ゆるゆると家族のことが明かされて、じわじわと涙が出てしまった。切ないけど、ちゃんと繋がってるじゃん。

付け入る隙が無いほど完璧な役者陣の演技も
素晴らしかった!

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パプリカ

5.0ジワジワくるスルメ映画

2019年11月5日
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例えば、10年間一緒に過ごしたらいったいどれくらいの食事を共するのだろう。私たちの体は食べたものできている。同じご飯を食べることで、体の中からなにか絆が生まれるじゃないかなぁ。と映画を見ながら思った。
誰にでもある日常。ちょっとした心の傷。言い出せない思い。家族だからこそわかり合えて、わかり合えない。そんな心のヒダをとても丁寧に描いている作品だ。主演は染谷将太演じる麟太郎だが、彼が中心のようであって中心でない描き方をしているので、自分に近しい人に思わず感情が入ってしまう。私は戸田さんと森七菜さんが演じる美也子が主人公のように思えてしまった。家族映画にありがちな、こんな家族っていいよね。的な押しつけもない。新人監督が脚本まで手がけ、その脚本に見せられたて、これだけのキャストが集まったというのもうなずける、良質なスルメ映画だと思う。

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tomaton

4.0

2019年11月5日
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昭和のテレビがない時代でもないんだし台風のとき、犬は早くしまってあげてくれ。それも2回も。

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shot