劇場公開日 2019年12月20日

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「四肢麻痺の大金持ちとスラム育ちの黒人の友情」THE UPSIDE 最強のふたり 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5四肢麻痺の大金持ちとスラム育ちの黒人の友情

2023年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2011年の「最強のふたり」のハリウッドリメイク版です。
多少のアレンジはありますが、本筋は殆ど同じです。
オリジナルほどの感動作とは言えないけれど、気持ちよく見て笑えて、
元気を貰いました。
リメイクとしては成功してる方だと思います。

生きることに絶望していたフィリップ(ブレイキング・バッドやトランボ役の
ブライアン・クランストン)。
フィリップは、次々と気に入らない介護人を
解雇していた。
そして新しい介護人の募集に現れた黒人のデル(ケビン・ハート)
フィリップの心には自殺願望が宿るほど、気持ちが弱っている。
ガサツで介護の経験もないデルを雇ったフィリップの内心は、
「この男なら、誤嚥で呼吸麻痺を起こしたりして、死ねるんじゃないか?」
と、思っていた・・・なぜなら、
「緊急措置は断る!!」「してはならぬ!」
と、何度も念を押すフィリップです。

命令をなんでも聞く介護人もしない掟破りをデルはやる。
その一、
フィリップのコレクションを盗む。
その二、
勝手に自家用車を運転して息子を乗せる。
その三、
排泄の世話は御免だと、逃げ回る。

四肢麻痺の大金持ちにとって、
生きる意欲ってなんだろう?
そうだ!デルは考える。
《良い女だ》
フィリップの性感帯が耳(笑)だと知ったデルは、
女友達をフィリップのペントハウスに出張させて、
性感帯を刺激させる。
フィリップは男性機能が残ってたらしいんですよ・・・・。
(これは立派に生きる目的になったみたいです!!)

スポーツカーをぶっ飛ばす!!
ドラッグでハイになる(・・・痛み止めにもなる)
幸せそうなフィリップ。

しかし、ある悲しい出会いのアクシデントがあり、フィリップは深く傷つきます。
デルを遠くへ遠ざけます。
そして、それはフィリップを死ぬほどの悲しみの底へと沈めることに・・・

デルの存在・・・彼でなければ出来ないこと。
フィリップを前向きにすること。
ベッドと車椅子だけに縛られて生きないこと。

オスカー女優のニコール・キッドマンが出演しています。
秘書役だけでは修まらなかったようですよ。

フランス版のオマール・シーの美しさには及ばないけれど、
ペントハウスの豪華さと、現代美術の数々。
オペラシーンにも癒されました。

過去鑑賞

琥珀糖