劇場公開日 2020年3月6日

「占いと調査は別なのね」逆位置のバラッド Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0占いと調査は別なのね

2020年3月6日
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悲しい

前作未鑑賞

駅の近くの路地裏でタロット占い師をしつつ探偵事務所も営むボブ西田が昔のツレからの依頼で話をせず引きこもった娘の凛を笑顔にするという依頼を受ける話。

学校の同級生達とあまり交流がなかった凛の交友関係を追っていくと、お笑いコンビとの繫がりや放火と思われる火災事故が続いているという流れになっていく。

序盤、だらしないボブのキャラからコミカルな感じなのかと思ったら、ガチガチではないけどなかなかシリアスなつくり。

回想シーンが最初に流れた時は、内田慈の若い頃のキャストがあまりにも見た目が違い、前作の話?と、一瞬迷子になるかと思ったけど、後にちゃんとハッキリ示してくれるし前作未鑑賞で問題なし。

犯人探し的要素もあるにはあるけれど、どちらかというと凛に何があったのかをみせるドラマが強調されていて、犯人探しとか推理に期待しちゃうとネタばらしが駆け足だし呆気なくて肩透かしかもしれないけれど、気軽にみるには良い感じ。

90分の尺の中で特に後半は畳み掛ける小さいながら話が二転三転するし、悲しさと温かさがあってなかなか面白かった。

Amazonでみられるみたいだし、是非前作も鑑賞しようと思った。

どうでも良いけどタバコあるある。
茶色のプリントフィルターはそれほどは唇に貼り付かないけど、白フィルターは唇出血注意です。

Bacchus