ハッピー・デス・デイ 2Uのレビュー・感想・評価
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Busy Day Birthday
SF感大増量!
新鮮な掛け合わせで完成度の高かった前作からどう繋げるのかと思っていたら、ここに来てまさかのジャンルスイッチ。
タイムループの原因や宇宙の真理(は言い過ぎか)にまで踏み込み、前作からまた大きく話を進展させてくれるのでワクワクが止まらず観ていた。
タイムループにパラレルワールドも加わり、入り乱れる世界線を整理する間もなく、行き来するツリーの後を頑張って追うしかない。
深く考えると頭がぐちゃぐちゃになるので、勢いよく突っ走ってくれるのが良い。
人生の選択を一つのテーマに置き、しっかり泣かせてくれるニクいやつ。
大好きなママにもう一度会えたら。また共に過ごせたら。
レストランでの涙目の表情がとても上手くて、つられて涙ボロボロこぼしてしまった。
ママと生きるか、新たに出来た大切な人を選ぶか。
生きる世界を選んだところで、その先に何があるか分からないでしょう。
もしまた取り返しのつかない事が起きた時、その後悔の大きさは今の比例じゃないと思う。
苦渋の決断は成長の証。盲信するしかない。
自分じゃない自分が築いてきたもの、自分とは異なる記憶への違和感は、スルーするには少し大きすぎる。
直接伝えられなくなった時に初めて気付くものを伝えられて、やり直しが効いて、本当に良かった。羨ましいな。
並行世界ということで、ママ生存の世界にいたツリーは何をしていたんだろうとか、あの後どうなったんだろうとか、色々気にはなるところ。
まあカーターはダニエルと別れてあちらのツリーと付き合うのかな…あちらのツリーに記憶がなくてもカーターには一日分積み上げたものがあるし。
忘れちゃならないスリルとコミカル。
前作のようなスリラー要素は減ったものの、箸休め的に怖がらせてくれるサービス精神が好き。隠れんぼと追いかけっこは本当に怖い。
どこの世界でも人を殺そうとする奴の考えることは似てるのね。
あのマスク本当不気味で嫌だな。
コメディ要素はかなり増えた気がする。
大変なことが起きているのに、なんだか明るくてフフッと笑える空気感が心地良い。
セクシービキニで臨むスカイダイビング大好き。そんなわけあるかい!てかそんな時間あるかい!
もうあのシーン笑えて笑えて仕方なかった。
前作で気になっていたライアンが活躍してくれて嬉しい。
そっちがループするのか!?と思わせつつやっぱりツリーがループしちゃうやつ。
というかループってなんだ。ライアンがループした後のツリーはツリーなのか。
やっぱりその世界の全員がループしていて、スポットの当たり方で記憶が有ったり無かったりするのか…考え出すとキリがない。
二作合わせてとても楽しい映画だった。
続編匂わせもあり。
これ以上どう引き伸ばすんだ?と思いつつ、どの方向に進んでも面白い予感がしているので楽しみ。
あの着信音「Busy Day Birthday」をアラーム音に設定すると、この映画の中に入ったように感じられて毎朝ハッピーな絶望に襲われることができるのでオススメ。
(この曲の電話やメール用の着信音はiTunesに無かった。悲しい。アラームで我慢。)
パート3があるか?
冒頭、2Uはライアンが主人公と思わせておいて実は、今回もトゥリーが主人公でしたなんて、監督のおふざけ満載の作品となっている。しかもトゥリーがなぜタイムループしなければならなくなったのかが、今回わかることとなる。パート1のコメントでも書いたが、この「HAPPY DEATH DAY 2U」がありきでパート1を作ったのではないかと個人的には思っていて、製作費に関しても約2倍ほど本作に費用をかけている。そのうえ、シナリオ自体も親子の愛やカーターに対する思いなども含まれている。当然、前作よりも内容が濃くなっていると思っている。
しかし前作でも書いたが、主演のトゥリーを演じたジェシカ・ローテさんは、今回目の下にくぼみが出るくらい頑張っています。
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