劇場公開日 2023年9月22日

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「美しい風景、天才建築家」バーナデット ママは行方不明 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5美しい風景、天才建築家

2023年11月6日
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鑑賞方法:映画館

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シアトルで暮らす主婦のバーナデットは、大会社に勤める夫や親友のような関係の愛娘に囲まれ、幸せな毎日を送っているかにみえた。しかし彼女は極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちと上手くつきあうことができずにいた。かつて天才建築家として活躍しながらも何度も流産し、やっと生まれた娘も病弱で、育児に専念するため夢を諦めた過去を持つ彼女は、専業主婦としての退屈な日々に息苦しさを募らせていた。夫との口論も増えていたある日、詐欺事件に巻き込まれ、捜査員が自宅に来て、夫にも責められ、楽しみにしていた家族3人での南極旅行も父娘の2人で行くと言われ、ついに限界に達したバーナデットは、家族の前から姿を消してしまった。彼女はどこへ消えたのか・・・てな話。

南極で撮ったのかどうかわからないが、青い氷などの風景が美しかった。エンドロールにグリーンランドが出てたからもしかしたらあの周辺だったのかも。
専業主婦に向いてる人と、彼女みたいに建築の才能が有る人が、羽をもがれたら精神的に良くないという実例なんだろう。
良い夫婦関係を築くために、必要な事だったんだと思った。
ケイト・ブランシェットが素晴らしかった。一見理路整然と言ってるようだが、支離滅裂な自己中だなぁ、って序盤は観てた。南極に行ってからのキラキラと輝くような表情での演技も素晴らしかった。
それと、隣人のオードリーが優しくて寛大だなぁ、って思った。
シンディ・ローパーのタイムアフタータイムも大好きな曲で、ずっと聴いていたかった。
美しい景色、家族愛、素晴らしい曲、面白かった。

りあの